トップの写真は、『舞の本』
この場面では、冨樫が描かれている^^
滋賀県 長浜 子供歌舞伎
これまでにも影印本で滝沢馬琴や複数の絵巻物をなどを読んでいた。
ここにきて何を思うたか、ブログに、変体仮名や異体字を文字を起こすと言う地道な作業に引き込まれている。
人として命を受け、早、うん十年。
芝居や読書を友としてきたが、それらが一本のか細い糸として繋がり、古典が面白くてならない。
また、パソコン嫌いにもかかわらず文字を起こすことにより、心が落ち着くのは、仏教の境地に通づるものがあるのかしらんと、仏教知らずの私が勝手に解釈。
絵巻物好きが高じたのだろうか?
近年では神社仏閣に行くと、絵巻物の中に身を置く我が姿を思い浮かべる。
古典の絵図の中で手を合わせる老若男女の姿が 実在する私の重なり、こだまし、気持ちが良い。
これもまた良し。
神社仏閣に参り、礼拝し、仏像の足元で無限なる想像を広げながら絵巻物と言う二次元の世界に身を置く快感は、齢を重ねた結果なのか、はたまた、古典や芝居が好きなのかといった理由は定かではない。
ただ言えることは、人並みの実力とは言い難いが、十代からの趣味が生かされたといっても良いのではないかと思える満足感を味わえる喜びが、ありがたい。
日々感謝、平常心是道といった気持ちを忘れずに、毎日を楽しむことに徹したいと思う今日この頃である。