乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之六 だ以せんの上(6枚) 抱琴述情とハ 鏡を合して誓に打ちたる舞鶴小姐の事

2018年08月14日 | 滝沢馬琴


 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之六 だ以せんの上   (6枚)
 抱琴述情とハ (ことをいだいてじやうをのぶるとハ)

     鏡を合して(かがミをあハして)
       誓に打ちたる(ちかひにうつたる)

               舞鶴小姐の事(まいづるひめのこと)



 
 巻之六 二ウ 312

   こハ物の怪の所為(わざ)なるべし…

   注連縄(しめなわ)めづらし。鏡二面を柱にかけ。な保(なほ)くさぐさの秘符(ひふ)なん度を、便室(いま)

   の壁に貼らしけり。…


 
     上のように 巻之六 二ウでは、呪術的要素が濃い事柄が書かれている。
     民俗学的な事柄は次のページにも続く。


     三人が中に二人は赦され。

 
  巻之六 三オ 313

     前半、巻之六 二ウに続いてまじない適用氏が書かれている。
     歌舞伎に、上のような表現がある演目は、形を変えて演じられている。
     女が病にかかり云々と云った芝居は、一つや二つではない。


 
  巻之六 三ウ 314

 
  巻之六 十三ウ 324、十四オ325

    『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』では二枚の絵を横に並べたのは、このページが初めて。

  ⇅横(左右)  ⇅の方向が和綴本及び本書本来の方向。


 
  巻之六 十三ウ 324
  
    絵の上の部分

   絵の下部の文字の初っぱなの丸に黒丸の記号は、巻之六 十三オから続く。
   絵の下部の文字の最後の丸に米印は、巻之六 十四ウ
に続く。
   巻之六 十四ウは、下 ▼


 
  巻之六 十四ウ 326


 
 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之一 自叙 八巻八冊 絵師:歌川豊広(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之一 玉抱有罪とハ 八巻八冊 絵師:歌川豊広 曲亭馬琴編次(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二  さすらひの巻 弐   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (5枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之三  みさほのまき 三   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (5枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之四  以王ふが島能春   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之四  巻之四を終えて予告等  八巻八冊 絵師:歌川豊広(4枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之五 序・物語最初頁 八巻八冊 絵師:歌川豊広(4枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之五 抱筈露宿とハ 歌を遺して 児に示せし 俊寛僧都が事(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之六 だ以せんの上(6枚) 抱琴述情とハ 


 和本 『阿旬殿兵衛実実記』(あしゅんでんべいじつじつにっき)巻一、巻二、巻三  滝沢馬琴 歌川豊広 1857年 




     

 俊寛僧都嶋物語 八巻八冊 絵師:歌川豊広

 著者 鈴木重三 編
     徳田 武 編

 1998年
 A5・540ページ
 15000円

 曲亭馬琴

 江戸時代後期
 明和4年6月9日(1767年7月4日)生
 嘉永元年11月6日(1848年12月1日)没
 
 戯作者、読本作者
 読本、合巻、黄表紙、歳時記、随筆
 代表作  『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』
 デビュー作『尽用而二分狂言』

 

 お付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。

      
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする