昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌から紀貫之春歌から紀貫之のものだけを五首写した。
この写し方でいいんだろうか?
ネットで見てみると、色々な形で記録されているようだ。
今日は少し形式を変えてみたい。
今日は四首のみです。
日本古典文学大系8 岩波
古今 春歌39
くらぶ山にてよめる つらゆき
梅花にほふ春べは くらぶ山やみにこゆれど しるくぞありける
古今 春歌42
はつせにまうづるごとに、やどりける人の家に、ひさしくやどらで、程へて後にいたれりければ、かの家のあるじ、かくさだかになむやどりはあると、いひいだして侍りければ、そこにたてりける梅の花ををりてよめる つらゆき
ひとはいさ心もしらず ふるさとは 花ぞむかしのかににほひける
古今 春歌45
家にありける梅の花のちりけるをよめる つらゆき
くるとあくとめかれぬ物を 梅花 いつの人まにうつろひぬらん
古今 春歌49
人の家にうえたるさくらの、花さきはじめたりけるをみてよめる つらゆき
ことしより春しりそむる櫻花 ちるといふ事はならはざらなん
やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬ鬼神をも、あはれとおもはせ、お(を)とこ女のなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるは、歌なり。
ふるとしに春たちける日よめる
袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ 紀貫之 古今和歌集 春歌 二番
雪のふりけるをよめる
霞たちこのめもはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける 古今和歌集 春歌 九番
歌奉れとおほせられし時、よみて奉れる
春日野の若菜つみにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ つらゆき 古今和歌集 春歌 二十二番
歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる
わがせこが衣はるさめふるごとに野辺のみどりぞ色まさりける つらゆき 古今和歌集 春歌 二十五番
歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる
青柳の糸よりかくる春しもぞみだれて花のほころびにける つらゆき 古今和歌集 春歌 二十六番
今回は49までです
写真は2月27日 平群町 たつた川
水くくる^^のイメージで