乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

徒然   木簡から 『土佐日記』の中での 紀貫之の姿を思い浮かべる。

2011-02-18 | 紀貫之










 奈良の苑池から大量の木簡が出てくることがあったという。

 博物館では木簡というものを見る機会に恵まれる場合が多いが、この木簡を読むと当時の様子がわかる。

 何のなにがしがなにがしに何々しかじかを献上しただの、こまごまとした記録が記されている場合が多い。

 そういうと奈良の長屋王に献上したという薬草

 薬井という奈良の地から蕪などの薬になる植物を長屋王に徒歩で運んだ際にも、木簡も一緒に献上されたという。

 この事から考えると、昔 貴族や氏族を意識した人間がなにがしをもらったといった記録を付けることは普通の行為だったのではないだろうか……。

 であるならば、紀貫之は女々しいとも言い切れないかも知れない。

 掃除をしながら、ふとそんなことを思い浮かべた。





『土佐日記』に出てくるような細かな記録は、当時多くの男性が個人的にも記録していたのでしょうか?

 わたしは歴史が苦手ですので、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただければうれしいです。

 なにとぞよろしくお願い申し上げます。










 余談ですが上に書いた薬井は北葛城郡の王寺の近く。

 今も井戸が残り、その水は目にいいと言い伝えられていますが、実際には重曹?濃度が強く使用することはできません。

 昔から薬になるとされる野菜などを育てられていた土地です。

 武田薬品工業株式会社の社長さんは、確か薬井の出身だったように記憶しています。










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徒然

2011-02-18 | 乱鳥徒然 Rancho's room.







 昨日歌舞伎役者の愛之助さんのニュースが流れ、今朝京都の友人から電話がかかる。

 出どころは察しが付くと、歌舞伎ファンのもっぱらの評判とのこと。

 今朝のバラエティ?ニュース?でもいいづらそうにまわりの方がお話の出所とおっしゃってた と、教えてもらう。

 友人は、愛之助さんそのもののに対しての問題発言ではなく、出所の方が問題だと笑っていた。




 そういうと今年五月も大阪の松竹座では團菊祭興行がはられる

 菊之助さんはお上手だから、今年もおそらく昼夜かな

 現在は演目未発表。成田屋さんご子息は緩やかな演目が選ばれるのだろうな。

 諸問題を考え、できるだけ後半の最終に行くことにしたい。



 
 三月 南座で見たい演目があったが、出演者の関係であきらめる。

 以前観た『ヤマトタケル』は二役などの見分けがつかず、混乱したよ

 現代の言葉に近いのに、私にはむずかしい猿之助劇団さん

 演目は気になるんだけどなぁ………。




 芝居もいいけどね………。

 今は芝居より自分の足で色々な所をを見て回りたいな

 とりあえず伏見でも楽しんでみようかな。

 受け身じゃなく、一歩前に進みたいね。









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18; 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から   「土佐日記」の解説 2

2011-02-18 | 紀貫之





 2011年度 18



        『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から   「土佐日記」の解説 2



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『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から   「土佐日記」の解説

 日本古典文学大系20

 岩波書店

 昭和32年 




 どうも引っかかる部分があり、新日本古典文学大系24に続けて 日本古典文学大系20の解説を読む。

 日本古典文学大系20の方が古い解釈なのかどうかは私にはわからないが、説明内容が多い。

 気になる部分は多かったが、ほんの一部だけ記録したい。


「土佐日記」は古くは「土左日記」
          娘にいうと「土左日記」は中高で聞いたという。ふーーん
「とさの日記」とも呼ばれていた。(5)

 
「土佐日記」は構成上、長短あり。 (12)


 和歌も       多 無 少 多  といった方式   (12)


 脈絡を失わない 

    かぜなみの  かぜふけば  かぜなみやまねば  きのふのごとし  ただなみのしろきのみぞ…  (13)  


 土佐日記はその表現仁も主観の混沌がみられ、描写性も必ずしも豊かでは無く、個性に徹した深刻さにいささかかけるところがあって、数え上げえば、そこばくの血管はまのかれ得まい。………(14-15)


 従来の日記の意義、内容、等質などにすくなからぬ変革がみられ……(15)



「土佐日記」をAに問うと嫌いだったといい、詳しく理由までのべる。

 またBに聞くと印象は良かったという。

 何やら「土佐日記」の襞(ひだ)の深みにはまり込み、もがく。

 書斎から 萩谷朴著『土佐日記全註釈』(角川)を拝借。

 ぱらぱらめくると時間やら日の出日の入りやら やたら詳しい。

 日本古典文学大系20 土佐日記の解説にも参考文献としてあげられていた内の一冊だ。

 詳しいぞ。540ページあるから、授業に換算すると2単位くらいはためになるかな?とらぬ狸…か?

 あはは これで助かったと胸をなで下ろした。


 よかったよかった(*^o^*) これでおしまい







 
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