乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

劇団四季『美女と野獣』 京都劇場  京都駅ビル (10月17日出演者記載)

2009年10月20日 | 舞台・芝居




      劇団四季『美女と野獣』 京都劇場



 10月17日

『アンコールワット展』を観賞後、娘と別れて一人で京都劇場『美女と野獣』を楽しむ。

 

 劇団四季の『美女と野獣』はさすがに会場は満席。

 着飾った人、親子連れ、ジーパン姿の若者やカップル・・・。

 それぞれの人が薔薇のような微笑みを浮かべている。

 以前はこういったミュージカルを観る機会はなかったのだが、数年前に息子と大阪公演の『キャッツ』を経験して以来、こういった商業ミュージカルもいいものだと考えるようになった。

 歌舞伎にも言える事だが、わたしにとっては 劇団四季は安心してチケットを購入する事ができる劇団の一つかも知れない。


『美女と野獣』はディズニーをもとにしているが、原点はフランス民話だそうだ。

 野獣や動物に変身する民話は多いが、『美女と野獣』も呪いをかけられて野獣に化してしまう。

 呪いにかけられて人間以外の姿に変えられるが、最後は女性に愛されてもとの姿に戻るといったパターンの話は目を閉じると非常に多い事に気づく。


 話を劇団四季の『美女と野獣』に戻そう。

『美女と野獣』は話は非常に簡素で単純。

 だが、それに付随する場面場面の工夫に目を凝らしてしまう。

 音楽といい、舞台といい、踊りといい、子どもから大人まで楽しむ事ができる。 

 ブロードウェイの舞台のような動きはたいへん華やかで目映いほどだ。

 観ている側もいつしか舞台にはまり込んで、自分も踊っている錯覚に陥る。

 楽しい。

『美女と野獣』はその一言につきる。


 野獣がナイフでさされ、宙に舞う。

 ブルーのライト、宇宙と一体化した野獣。

 予想どうりの美しい舞台の展開。



 女が泣き、愛を語リ、観客の涙を誘う。

 演出家のあらかじめ用意された意図するところに、自らの意思で意図的に乗っかって楽しむ観客。



 そして、

    野獣はやさしい心を持ち、人間の姿に戻る。




 ハッピーエンド。

 なんと観ていて恥ずかしい事、楽しい事。

 わたしは劇団四季を全く知らないが、とにかく楽しい時間を過ごす事ができた事に感謝している。


     
    
 

【本日の出演者】10月17日分

 ビースト 飯田洋輔

 ベル   鳥原如未

 モリース 松下武史

 ガストン 野中万寿夫

 ルミエール 百々義則

 ルフウ  遊佐真一

 コッグスワース  青羽 剛

 ミセス・ポット  竹原久美子

 タンス夫人  倉斗絢子

 バベット  伊藤典子

 チップ  川良美由紀


【男性アンサンブル】

  石野喜一 

  清川 晶 

  キン マング

  柳 隆幸

  藤山大祐

  赤間清人

  安江洋介

  安芸雅史

  熊川剣一


【女性アンサンブル】

  市川友貴

  小島由夏

  倖田未稀

  世登愛子

  林 初実

  大和貴恵

  長寿真世

  丸山れい

  龍門祥子

  渡辺夕紀


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プノンペン国立博物館/シハヌーク・イオン博物館所蔵 『アンコールワット展』京都駅ビル

2009年10月20日 | 美術・文様・展示物


  プノンペン国立博物館/シハヌーク・イオン博物館所蔵 

                  『アンコールワット展』



 10月17日

 子ども二人とわたしの三人で出かける。

 わたしと娘は京都、息子は別の場所へ。



 息子は友人の結婚式に出席。

 学生結婚との事、うらやましい。

 わが家の子二人の結婚はまだ先の話か・・・。



 17日のわたしの予定一杯で喜びの日。

 ただいま京都駅ビルで開催されている『アンコールワット展』

 1時からは劇団四季の『美女と野獣』

 6時からはまた奈良に戻り、桜井で行われる土舞台顕彰能『井筒』

 書斎で忙しそうな夫には申し訳なく思いつつ、せめてもの罪滅ぼしにさんまのマリネと、芋頭と焼き豆腐のたいたんと、りんご・バナナのパイを夜中のうち用意して一日中遊んでいた。

 申し訳ない!



 さて、本題の『アンコールワット展』だが、中高仏教学校だったためか、娘がよく知っている事に驚く。

 興味深い記録に残った事だけを にさん、記録しておこう。



 1、日本初公開となるクデイ仏11点は、2001年に上智大学の遺跡調査団が発掘をしたものと記されていた。

   最近 遺跡や古墳を見る機会が多いわたしは、上智大学の遺跡調査団の発掘のようすの写真に興味を覚えた。

 2、ナーガ

   ナーガが7匹のもの。或は奇数のもの。

   座部鎮のように四角く渦巻いたナーガの植えに鎮座する仏像。

 3、アスラ(阿修羅)

   眼球は丸く見開き、口はへの字のものと 薄笑みを浮かべた2点があった。

 4、仏像の曲線は美しい。

 5、仏像の後ろにも細やかに堀を施されていた。

   背中中心にはな?のようなものがあり,それを通信に渦が広がるものが多い。

   ナーガはうす路にも細か名鱗が描かれている。

   仏像は泥岩に彫られたものが多く、細かな作業がたやすいようだ。

 6、花柄の文様

 7、リアルな顔の表情

 8、下から上に読む,絵物語『リアム・ケー』

   これは有名だそうで、娘が得意になって教えてくれた。

 9、『鎮座する閻魔大王ヤマ天』

    カンボジアの寺院の守り神


 これらは アンコール遺跡群から発掘されたもので、ヒンズー教と仏教の両方から影響をうけたようです。

 多分いく機会はないだろうノンペン国立博物館/シハヌーク・イオン博物館所蔵の60点ばかりの穏やかな表情と美しい曲線美の身体を見ることができたと、喜んでいる。





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