うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

あまえていいよ

2006年05月01日 | ことばを巡る色色
甘えるのが怖いのはなぜだろう。
迷惑や心配をかけてはいけないと自制する君よ。
君が甘えたかった誰かが、君を傷つけたことがあったのだろうか。
少しだけ踏み出しすぎてしまったために、眉をひそめられたことがあったのだろうか。
そんなときは、また、少しだけ出した足を引っ込めればいいんだよ。
どんなときにどれだけ心配をかけていいかなんて、
心配をかけて、覚えていくものなんだよ。
ゆるゆる、ちょっとだけ迷惑かけたり、ちょっとだけ傷ついたりしながら、進んでいけばいいんだよ。
心配しているあたしは、
心配をかけられることより、何より
君がいなくなってしまうことがイヤだ。
どこか遠い遠いところであっても、君がちゃんとそこにいるって分かっていれば、
君の隣にあたしはいつもいる。
あたしの見えないところでも構わない。そこにいてくれれば、それでいいんだよ。
生きて、どこかで生きていてくれるって、なんて、うれしいことなんだろう。
会いたいと思えば、会えなくもないって、なんて安心できることなんだろう。
心配ができるって、いいことだよ。
君は、そこで、うぅんと、あたしに、君を思わせてください。
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
母性 (けんちゃん)
2006-05-01 18:17:00
はは~ん、母なるうさと我が子を越えて全世界の恵まれぬ子供たちへ手を差し延べる詩だ。

京都第二章かとおもいきや...
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うるうる。 (きく)
2006-05-02 00:09:50
ううう。うさとさん。

泣けるです。

大切な誰かによりそいたい気持ちって。

こういうことなんだろな。
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暴言 (bube)
2006-05-02 01:10:06
さっき、頭に来て、息子に言いました。

もう、お弁当つくってやんないよー。

お土産買って来てあげないよー。

ちょっと、反省。

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甘いのはどっち (家主うさと)
2006-05-02 10:05:23
けんちゃん。

ご期待を裏切りご免。

世界中とまでは行かない私は、身近だけれど、ちょっと遠いあの子にこう思っている。

これは、母性なんかな。それって自分とは縁遠いと思っていたのだけれど、そうかもしれない。
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ないていいよ (家主うさと)
2006-05-02 10:07:50
きくさん。

きくさんは、こういうのに泣けてしまうんだね。

そんなきくさんにとって、さぞかし世の中は生きづらいものでしょう。どうぞ。ないていいよ。
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おべんと、おみや (家主うさと)
2006-05-02 10:09:59
bubeさん。

bubeさんちは、おべんととおみやがエサなんだね。すてきやわあ。きっと反抗したり、謝ったりするのも楽だろうな。ムスコちゃんは幸せもんだ。
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賛成 (manana)
2006-05-02 12:45:55
こういう気持ちは、利害関係、経済活動の中にいる大人も言われたい言葉かな。



「あたし」と「わたし」では、何が違うのでしょう?

この言葉には「あたし」が合うけど。
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あたしはうさと (家主うさと)
2006-05-02 15:54:54
mananaさん。

大人と大人の関係で、こんな気持ちになかなかなれない。利害とか経済とかが自制を求めているからだと思う。でも利害と経済でこの世は成り立っているものね。



「あたし」は少し脱げている、んですよ。利害とか経済とかを脱いでるんですよ。
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わがままなわたし (かなこ)
2006-05-02 16:48:37
いつも、わがままで、周囲に甘えてばかりのわたし。

気がつけば、わたしのわがままにつきあってくれる優しい人ばかりに囲まれています。

甘えられるのが嫌いなら、とっくに逃げているのかもなぁと思って、有り難く甘えさせてもらっています。

そういうわたしも、たまには誰かに甘えられるのも嬉しかったりもします。

世の中、もちつもたれつ。なのかも、ですね。

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もちつもたれつ (家主うさと)
2006-05-03 15:36:51
かなこさん。

甘えられてうれしいときと、重たいときがあります。

やさしい人に囲まれているかなこさんに備わっている人徳ってモノなんでしょうね。

私は負けず嫌いなんでついつい、自分でやろうとしてしまうところがかわいくないと、自分でも思います。

私も生まれ変わったら、そういう人徳を持ってこの世に来たいものだと思います。

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