ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

名残。

2010-01-04 | Weblog
久しぶりに会うたび、親戚の人々はみな年を取ってゆく。
それよりも年を取ってゆくのが早いのは、それぞれの家にいる動物たちの方であるのも、また避けられないことであるのだが。


大晦日前のお年始に、おとんさまの実家にも行った。
そこでは、ヌシ以外にも柴っぽい犬を一匹飼っていたのだが、そっちは腎臓を悪くしたとかで去年の秋口に死んでしまった。
それでいっそう、叔父も叔母もヌシにひたすら愛情を注いでいる。


今年もご丁寧に挨拶をしにでてきたヌシ。
なんとピンクのエリザベスカラーを被ってお出ましになったので驚いた。
可愛らしくも桜の形のカラーではあるのだが、手術でもしたのかと思ったが。
年には勝てないのか歯が抜けてきたせいなのだという。


1.歯が抜けて涎が垂れる
  ↓
2.涎のあとが痒くて前足でこする
  ↓
3.こすった顎が傷になってただれる


これを防ぐために、カラーをつけているのだというが。
カラーの上からでも顔をごしごしこするのだから、今度は前足の毛もずいぶんと禿げてきていた。


Booじーちゃ。の家の近所にいる大犬も、14才を過ぎて舌癌になったのだという。
毎朝景気よく吠えて目覚まし代わりになってくれていたのだが。
朝晩毛の抜けない薬を飲んでいるのだとか。






…彼らが幸せをもたらしたそれぞれの家庭の中で。どうか、彼らも最期まで幸せでありますように。
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コメント (2)
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