一日中、雪が舞っている。
寒いせいか丑三つ時から起き出して、景気よく家族を睡眠不足に陥れてくれたBooじーちゃ。
その行動は気温計代わりになるのかしらん。
さして積もらないせいで、風景を白く変えただけの雪は、見るだけなら申し分ない。
近所の寺の大屋根をバックに、ほんのり綿帽子を被った木々の姿は風情もある。
ないのは、実だけ。
ヒヨドリの縄張りになっていた梢はさんざんに食い荒らされ、赤い実の色なぞ一点も見つからない。
このぶんだと、椿の花が餌食になるのも間近なようである。
バラバラに食いちぎられるのよね~。