ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

化け。

2010-07-23 | Weblog
本日もあいかわらず強引ぐ・まい・うぇえええええなBooじーちゃ。
クーラーのきっちり効いた部屋から抜けだし、夜中じゅう徘徊するのはまだいいが。
朝食の支度をBGMに爆睡とはどーいうつもりか。
人の気配を感じることで安心できるんだろうとはおかんさまの推測であるが。


当然のことながら、てんでおかんさまの言うことなんざ聞きやしない。
んが。それではちと困ることもある。
水分の摂取量が少ないのだ。
これは、トイレが近くなるお年寄りの習性なのかもしれないが。


ワタクシメ棲息地方でも景気よく35度近い気温を記録する昨今である。
熱射病でぱったり逝かれても困るので。


おかんさま「Booじーちゃ!水飲みない!飲まんと死ぬわ!」


……いや、その説得(?)にもかなり問題があると思うが。
それにもまして問題なのは……。


Booじーちゃ。「死んだら枕元に化けて出るそい、いい」


…………。


よかないわっ!


おまけに。
「誰のとこに化けて出るんか、言うてみい」とおかんさまにつっこまれ。
名前の一つも出てこないありさま。
化けて出ずとも迷っておりますBooじーちゃ。


…………いやでもひょっとして俗に言う浮遊霊ってぇのは。
誰の所に化けて出るべきかわからなくなって、とりあえず出とこうというモノなのかもしれん。






認知症の幽霊てなんだよ。コントか。
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コメント (2)
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