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「女性は子供を産む装置、l機械」発言ー柳沢厚生労働大臣は辞任せよー

2007-02-11 02:43:43 | 随筆・論説
 自民党衆院議員の柳沢厚生労働大臣が「女性は子供を産む機械」であり、「二人以上、産むことが健全である」との趣旨の発言をしたことが問題となっている。

 さて、女性が子供を産むには通常、男性とのSEXが必要となる。ここに女性と男性の人間としての尊厳がある。機械であれば、プログラムに組み込まれた相手と子供を産めばそれでよい。そのようなプログラムを外部の力で「強制」されているからである。しかし、女性が、どの男性と「恋愛」感情を育てながら、妊娠・出産に必要なSEXを実現するかは、選択と尊厳の問題だ。男性も同じである。人間は尊厳を持ち、精神を交流させてお互いの合意で平等に子供を産み、育てていく。

 女性は「子供を産む機械であり、二人以上の子供を育てる人間が健全である」との趣旨の発言は、「強姦するぐらいの方が元気があってよい」などと発言した自民党の国会議員を想起させる。女性に尊厳を認めず、女性を子供を産む機械とする女性観は、男性がお気に入りの女性に無理やりに自分の子供を妊娠させる「強姦」犯罪を現象させる社会風潮を煽る意義がある。

 政権政党のしかも内閣の大臣が「強姦」犯罪を煽るような女性の尊厳を認めない発言をした所にその思想的最悪性がある。柳沢厚生労働大臣は辞任すべきである。

 追記:女性を機械とする発言は、女性をSEXマシーンと見なす思想の現われである。女性蔑視の究極発言である。女性は男性が言うがまま、国家権力が言うがまま、すなわち女性は意思決定の自由、尊厳が存在しない機械ということだ。このような発言をした大臣は辞任させるのが民主主義である。さらに日本人民は国会議員をも辞職すべきだと言う自覚的世論を盛り上げるべきである。この問題で傍観することは民主主義の自覚が不足していると言わざるを得ない。日本人民は政権政党の自民党・柳沢衆院議員の落選運動を突き挙げるべきである。さらに、彼を擁護する自公議員も同様に落選させねばならない。それが個人の尊厳を基礎とする民主主義議会選挙といえよう。
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