夜の翼

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FLACリッピング完了したが…

2023-06-05 04:44:44 | オーディオ

しばらく前から行ってきた手持ちのCDのFLACリッピングがようやく完了した。

 

リッピング環境は、次のとおり。

 ドライブ:パイオニアBDR-S11J-X

 ドライブケース:ラトックRP-EC5-U3AI(JS PC Audioカスタマイズ)

 リッピングソフト:dBpoweramp CD Ripper

ドライブとPCとの接続はUSB3.0。

FLACは無圧縮にしている。(タグのついたWAV状態)

 

リッピングしたディスクは510枚。

しかし、不良ディスクがあり、そのうち6枚がリッピングができなかった。

 

最初に引っかかったのは、初回限定盤CDのおまけの8cmCD。

読み込みを何回か繰り返すがリッピングができない。

初回限定盤の12cmCDの方はCD-EXTRA仕様で、発売時期からすると8㎝CDの方はどうもCCCD仕様のようだ。

以前CCCD仕様のCDをリッピングしようとして、当時使っていたプレクスターのドライブを壊されたという苦い経験がある。

今回はCCCD仕様のCDをリッピングしてもドライブには影響がなかった。

 

10年以上前にプレクスターのドライブとExcat Audio CD(EAC)で手持ちのCDをWAV化しており、その時のWAVファイルをdBpowerampのMisic ConverterでFLACに変換して事なきを得た。

念のため変換したFLACファイルを聴いてみると、やはり音飛びが何か所かある。

CCCDみたいなオーディオCD規格外の円盤をオーディオ用のCDとして売っていた時期もあったわけだが、その甲斐なく日本でもストリーミングの時代になりつつある。

 

次にダブルレイヤーのSACDハイブリッド盤が引っかかった。

これはCDレイヤー自体をそもそも認識しない。

以前の環境ではリッピングできていたが、仕方ないのでこれもWAVファイルをFLACに変換して済ませた。

 

残りの4枚はCDの記録層が劣化しているようで、異音がしてディスクにアクセスできなかったり、ディスク自体にはアクセスできるが特定のトラックでリッピングができなかったりする。

30年ほど前に買った古いCDが多いが、10年以上前にはなるがその当時の環境ではリッピングはできていたので、その間にCDの劣化が進んだということになる。

パイオニアのドライブにオーディオCDの状態をチェックするアプリがあったことを思い出した。

「BD Drive Utility」というアプリにオーディオCDチェックという機能があるので、これでリッピングできなかったCDをチェックしてみた。

 

ディスク1

 Disc:レベルD

 トラック A:0 B:0 C :7 D:2

 

ディスク2

 Disc:レベルD

 トラック A:0 B:0 C :0 D:4

 

ディスク3

 Disc:レベルD

 トラック A:0 B:0 C :0 D:22

 

ディスク4

 Disc:レベルD

 トラック A:0 B:1 C :4 D:7

 

ディスクがレベルDであっても、Cレベルのトラックがあればディスク自体にアクセスはできるが、全てのトラックがDだとディスク自体にアクセスができない。

 

この4枚はCDからのリッピングができないので、WAVファイルからFLACに変換したが、

4枚とも現在でもCDとして入手できるので、今のうちに入手しておいた方がいいかもしれない。

 

ディスク2については、既に絶盤でCDとして入手する場合は中古になってしまう。

実はこのCDは芸能山城組「輪廻交響楽」であり、愛聴盤であるとともにオーディオチェック用のリファレンスでもあるので、正常な音源を入手しておきたい。

ということでe-onkyo musicで配信終了寸前のDIFFファイル(DSD256(11.2MHz))を入手した。

dBpowerampのMisic Converterがあるので、このDIFFファイルが直接再生できない環境の場合は他の形式に変換できる。

山城祥二肝入りのDIFFファイルであったが、配信終了対象のDSD形式とWAV形式での配信のみだったため、

ハイレゾの配信自体が終了となってしまったので、配信終了前に買っておいてよかった。

 

手持ちのCDの約1%がリッピング不能となり、結構ショックが大きい。

スタンパーで製作されたアルミ蒸着の記録面を持つ通常のオーディオCDの寿命は30年ほどといわれていたが、図らずも自分の持っているCDでそれを証明してしまった。

ただリッピングできないCDをCDプレーヤー(正確にはブルーレイプレーヤーOPPO BDP-105DJLだが)で再生すると、何の問題もなく再生できる(いまのところ)。

CDプレーヤーの読み取り補正機能は非常に強力だとは聞いていたが、PC用のドライブではアクセスすらできないディスクが音飛びすることなく再生できるのには少々驚いた。

 

今後ハイレゾストリーミングが開始されれば、基本的にそちらに移行するつもりでいるが、

ストリーミングに対応していない音源で、ダウンロード配信でハイレゾ音源が入手できるならそちらを選択することになるだろう。

ただ、いまだにCDでしか入手できない音源もあるため(BABYMETALとかね)、その場合はCD入手後にすぐリッピングをしておくようにするしかない。

 

形あるものはいつかはなくなってしまうというが、自分が生きている間ぐらいは、好きな音楽が聴きたいときに聴けるようにしておきたい。

時の流れを身に詰まされたリッピング作業だった。



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