夜の翼

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Diretta(その6)

2022-08-28 04:44:44 | オーディオ

○Diretta整いました

Diretta関係でいろんなアクセサリーを発注していたが、最後にDCノイズキャンセラーiFiのiPurifier DC2とオーディオ用LANケーブルDELAのHA-C1AE05がようやく届いた。

これで予定していたセットアップは終了。

iPurifier DC2についてはすでに旧型のiPurifier DCを試しているが、新型になったとは言えそう大きな違いはないだろう。

LANケーブルDELAのHA-C1AE05の方はオーディオ用で一番安かったからこれにした。

長さは一番短い50cm。長くても邪魔になるので短いに越したことはない。

LANケーブルについてはほぼ気休め。そんなに期待はしていない。

 

Diretta導入後のシステム構成をまとめておく。

 

PC:オリオスペックcanarino fils5(電源:EL SOUND Improved DC12V5A)

USBカード:JCAT USB Card FEMTO(外部電源:iFi Audio iPower)

USB-LANアダプター:バッファロー LUA4-U3-AGTE-BK

LANケーブル:DELA HA-C1AE05

Diretta Target:オリオスペックDiretta Target PC2(電源:iFi Audio iPurifierDC2)

USBケーブル:Acoustic Revive R-AU1-PL

USB DAC:RME ADI-2 DAC(電源:iFi Audio iPowerⅡ)

ヘッドフォン:オーディオテクニカ ATH-A2000Z

 

こうしてみると外部電源だらけだな。

 

この構成の音をJPLAYで確認してみる。

いやー、整いましたね、音が。

気のせいだと思いたいが、LANケーブルが効いたのかな。

クリーンで解像度が高く、きっちりした音だ。

Diretta導入前に比べると、とにかくノイズフロアが下がり、クリーンとしか言いようがない。

音の粒立ちという表現があるが、ざらざらした感じを全く感じない。

音の粒がさらに細かくなった感じだ。

各楽器の分離がよくなったという意味で空間表現が向上した。

空間の広さ自体はそれほど変わっていないと思う。

 

それでいて出てくる音の傾向はニュートラルな傾向。

DACの音が非常によく反映されている。

高音に若干癖のあるヘッドフォンだが、最終段階でこの癖が見事に抑えられた。

若干ドライな傾向は残っているものの、ボーカルのサ行、「つ」の音など高解像度になると耳につきやすい部分もほぼ気にならないレベルだ。

それでいて、どうだこの制動が効きまくった低音は。

量感は十分感じるのに、非常に引き締まった低音。

 

リソースの競合を無視して、Diretta最高音質設定のままJPLAYを使っている甲斐があるというもの。

贅沢を言うなら、ソースによってはもっとダイナミックさが欲しいかなと思わなくもないが、この辺の役割は別なヘッドフォンに任せるのが正解だろう。

 

上流のレベルが高くなると今までそれほど気にならなかったゼンハイザーHD595の解像度の低さ、レンジの狭さ、低音の締まりのなさが耳についてしまう。

HD595ではこのシステムについていけていくなってしまった。

着け心地は相変わらず最高なので、デスクトップではDirettaを経由しないDDC経由のYou Tube用になってしまうだろう。

 

○Direttaのこれから

勢いでDirettaを導入して、外付け機器がまた増えてしまったものの、投資額に見合った効果はあったと思っている。

 

あくまでヘッドフォン再生を中心としたデスクトップオーディオが前提となるので、正直言うとシステムはなるべくシンプルかつコンパクトの方が好ましい。

現在のシステムでやはり気になるのは、PC用のUSB-LANアダプターを使用しているところで、将来的にはこれをなんとかしたい。

方法としては、

①オーディオ用のUSBカードをオーディオ用のLANカードに入れ替える。

②オーディオ用のUSBカードはそのままにしてオーディオ用のUSB-LANアダプターにする

 

①は検討したが、PCI Expressスロットル用のオーディオグレードLANカードの選択肢は少なく高額である。

さらに現在使っているUSBカード JCAT USB Card FEMTOの使い途がなくなる。

PCI Expressスロットルが複数あるファンレスPCにすればいいのかもしれないが、両方持っていても同時に使う見込みはない。

また、現在のファンレスPCが薄型でデスクトップに収まりがいいので、PCはこの形がいいとなると、自ずとPCI Expressスロットルは1つだけとなる(これで十分だが)。

 

②になると、また電源が別途必要な機器が増えてしまう。

Diretta対応のUSB-LANアダプターのような機器があるのはあるのだが、これは光LAN接続しして本領発揮という機器なので、Diretta Target PC側も光メディアコンバーターが必要になってくる。

さすがにデスクトップオーディオで光LANまでは、ちょとね。

 

総合的に考えると、Direttaを使い続けるならば①の選択肢がいいのだろう。

そうすると汎用PCベースのDiretta Target PCにしているが、これをDiretta専用の基板を使ったDiretta専用機にしたするところまではやってもいいのかなと思う。

インシュレーターで音が変わるくらいオーディオ機器として仕上がっているらしいし、個人的には電源スイッチがないところがいい。

 

現在入手できるオーディオ用のLANカードはJCAT NET Card XEのみのようだが、あまりに高額なので、普及グレードのNET Card FEMTOの方を何とか入手できないものか。

LANカードをなんとかしてから、Diretta専用機の導入を検討ということになるだろうか。

 

そこまでしなくとも、十分音楽は楽しめる。

その前に開放型ヘッドフォンが先だよ。音の出口がやはり重要だ。