夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

Diretta(その4)

2022-08-21 04:44:44 | オーディオ

○iPurifier DCを試してみる


iPurifier DC2の到着が遅くなりそうなので、手持ちの旧型iPurifier DCをDiretta Target PC2で試してみる。
iPurifier DCはSoundgenicに使用しており効果を上げているが、Diretta Target PCではどうだろう。

Soundgenicとは違い、Diretta Target PC2はDCジャックが一般的な外径5.5mm内径2.1mmセンタープラスなので、アダプターを使わずそのまま使用できる。
iPurifier DCのプラグを直接Diretta Target PC2のDCジャックに差し込み、iPurifier DCのジャックにDiretta Target PC2付属のACアダプターのプラグを差す。
これで準備完了。

早速音を聴いてみようとしたが、Audirvanaに「DACがありません」と言われた。
PCはもちろんだが、DAC、Diretta Target PC2の電源も入っている。
おかしいなと思いつつもメインのPCを再起動してみたら、Windows Defenderから警告のポップアップ画面が出てきた。
「Audirvanaというソフトが怪しい動きをしているから、使いたいなら次の選択肢から選べ」というもの。
選択肢は「プライベートネットワークでのみ使用許可」と「パブリックネットワークでの使用許可(非推奨)」の2つ。
なんとWindows Defenderのファイヤーウォールに引っかかっていた。
先日使ったときは何事もなかったのだが、Audirvanaが自分のライブライリー情報をサーバーにでも送信しようとしていたか。
当然「プライベートネットワークでのみ使用許可」をクリックすると、無事DACを認識し、Audirvanaを使えるようになった。

音を出してみると、わずかに感じていたノイズフロアがほぼ聞こえてこない。
上から下までオールクリーンだ。
音の出方自体には変化はないが、なんだか低音楽器がやたらと聞こえてくる。
単に音が大きく聞こえるというのではなく、音が他の音に混じらず、分離して聞こえる。
音数が多い曲でも、他の音に埋もれがちなベースラインがクッキリと聞こえてくる。

ここでプレーヤーをJPLAYにスイッチ。
Audirvanaの方が明るめに聞こえ、独特のつやが音に乗る感じでこれはこれで悪くないが、JPLAYは良くも悪くもニュートラル。
Audirvanaに比べればわずかに音が暗めに感じるが、にプレーヤー側で何も手を加えていないニュートラルな状態なのだろう。
低音の量感はJPLAYの方が多く感じられる。
使っているヘッドフォン、オーテクのATH-A2000Zは低音がかなり絞り込まれていてタイトな傾向なのだが、それをものともしないようなこの低音の押し出しは何だ?
引き締まっているのに量感も十分。
ロック系はJPLAYの方が向いているようだ。
ただ、この状態だとボーカルのサ行が若干きつめに感じられる。

いやはや、自分のデスクトップオーディオもここまで来たかという印象すらある。
音楽を楽しんで聴くという点ではもう何も必要はないだろう。
ATH-A2000ZとADI-2 DACがようやく本領発揮という感じだ。
十分過ぎるほどの音質と利便性が掌の中にある。

注文しているiPurifier DC2とオーディオ用LANケーブルが届くまで、この構成で使っていこう。
iPurifier DC2とオーディオ用LANケーブルを加えても、それほど音に影響はないだろうから、Direttaに関してはこの辺で打ち止めかな。
Diretta Target PC2のほかに、Direttaの専用モジュールを使ったCanarino Bridge DUBというものもあるのだが、価格がDiretta Target PC2の倍。
その価格差を埋めるほどの性能差はないと考えているので、これには手を出さない。
現状ではDiretta Target PC2で十分である(PCとしても使えるし)。

なお、iPurifier DCは使っているとちょっと心配になるぐらいに本体が発熱する。
故障ではないのだが、電源系のアクセサリーとしてもかなりの発熱具合。
ワットチェッカーでDiretta Target PC2の消費電力を測ってみると、音楽再生時で4ワット程度。
Diretta Target PC2自体もファンレスでそれなりの発熱があるので、iPurifier DCは接続しているDiretta Target PC2が起動していない状態でも起動時と同様の発熱があり、ずっとは触っていられないほどになるのだが、故障ではない。
Soundgenicの時は、その機器の性格上常時稼働だから気にもしていなかったが、目の前にあるとちょっと何とかしたくなるほどの発熱だ。
以前使っていたFIDELIX PCオーディオ用ACアダプター5V/1Aも相当の発熱で、使用時のみ電源を入れるようにしていたのだが、数年の使用で白いプラスチック筐体が熱焼けでかなり変色していたっけな。
この手の電源は発熱量が多いのかもしれない。

電圧がかかっていると発熱するので、Diretta Target PC2を使用していないときは、iPurifier DCからACアダプターのプラグを抜くようにする。
これでだいぶ精神衛生的にはよくなる。

iPurifier DC2を既に発注済みだが、十分iPowerⅡの12V1.8Aで十分対応できるので、iPowerⅡでもよかったかな。
WindowsPCとして使う場合は、付属のACアダプターを使えばいいわけだし。