夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

音の履歴(ポータブルオーディオ編・その2)~フラッシュメモリーからHDDへ~

2010-04-10 19:50:26 | オーディオ
その当時使用していたDDIポケットで使用額に応じたポイントがたまると
いろいろな商品と交換できるというよくあるサービスをやっていたわけですが、
ときどき在庫処分か特別サービスかよく分かりませんが、
少ないポイントで高額な商品をもらえるという太っ腹なことをやっていました。
そうしたらある年の正月、2万円相当の東芝のSDカードタイプのメモリープレーヤーが
3000ポイント(3000円相当)でもらえるということが分かったのです。
端末からアクセスした場合にだけ申し込める商品でしかも数量限定。
速攻で申し込みました。
それがこれ。MEA211ASというプレーヤーです。

内蔵メモリーが32MB。SDカードスロットがついています。
対応フォーマットがmp3とAAC。単4電池1本で駆動します。
5cm×5cmとマッチ箱ほどの大きさで、重さは30gと超軽量。

当時DDIポケットといえばfeelH゛を大々的に売り出していたときで、
「SoundMarket」という音楽配信サービスも始めたので、
ダウンロードした曲を取り込むためのプレーヤーだったのです。
(携帯電話本体にメモリースロットがつくのは大分あとになってのことです。)
個人的にはそのSoundMarket対応の端末を持っていなかったことと、
バカ高いパケット代を支払って曲を買う意味が全く理解できなかったので、
専らパソコンでCDをリッピングしてAACに変換し、USBでプレーヤーに転送して使っていました。
その当時はまだまだSDカードが高価で、今では考えられないことですが、
64MBのSDカードが1万円近くした時代。
128MBのSDカードは高かったので、64MBの物を購入。
しかし、内蔵のメモリーとあわせても96MBしかなく、
AACのビットレートを64kbps(もちろんステレオ)にしても30曲しか取り込めませんでした。
しかし、この小ささと軽さ、そして圧縮フォーマットの音質への偏見を覆すのに十分なAACフォーマットの優秀さ。
容量の点から64kbpsにしていましたが、128kbpsのものはポータブル用としては
これ以上不要なんではないかと思わせるほど音質が良いと当時は感じていました。
乾電池駆動でフラッシュメモリーというのも音質には有利に働いていたのだと思います。

問題のヘッドフォンは、オーバーヘッド→インナーイヤーという流れで、
インナーイヤーの時代がしばらく続いたのですが、その後耳掛け式のものが登場し、
しかもシェルの中にコードを巻き取り収納できるものがあると知って購入してたものがあったのでそれを使用。
パナソニックのRP-HS100というもので、4000円ほどの安物でしたが、
音質はともかく装着性と装着感がよいため今でも使っています。

耳掛け式のため長時間使用しても耳は当然痛くなりません。
ただ耳との密着性が悪いので、あまり低音は出ませんし、音漏れは盛大にします。
しかし、コードが収納できるという利便性と何より耳が痛くならないというのがよかったです。

しかし、30曲しか保存できないという容量の問題と3時間ほどという使用時間の問題はどうしようもなく、
大容量で使用時間の長いポータブルプレーヤーが欲しいなと思うようになってきました。
そんなとき登場したのが例のあれです。

(つづく。例のあれったら、例の白いやつですよ。)