KAGOSHIMA SALT FAMILY soul diary
我等海一族、狙うはショアからの巨魚。 CONTACT : unkoking@goo.jp




ダルい月曜日に兄貴分ナガッさんに会う。
土曜日に出撃した旨をメールで知っていたので、その一部始終を聴きに行ったのだ。

ナガッさんは魚とのファイトでできた痛々しい腹の傷を見せながら恍惚の表情で語り始めた。。。。


 ~マゾ兄貴ナガッさん釣行記~

10月15日(土曜日) 

朝4時に目覚めて外を見ると、予報に反して雨は降っていなかったので出掛けることにした。

予定は
  1. 朝マヅメ垂水港でアジング
  2. 桜島溶岩帯ショアジギング

の2本立て。

まだ暗いうちに垂水港に到着。タックルを準備し、海面の様子を伺いながら時合いを待つ。
これまで通りなら夜明け直前に小さくライズが起こり始めて、夜明けとともにライズも最高潮となりゲーム開始というパターン・・・だったが( ̄Д ̄;;
今日は曇りで陽が射してこない。
他の場所ではどうか判らないが、ここでは暗闇から夜明けへの明度の変化がアジの活性を上げる大きな要素になっていることは間違いない。

その後太陽はぼんやり昇ったがアジは姿を見せず、8時までやって釣果はサゴシ1匹( ┰_┰)



アジは残念だったが、今日は桜島溶岩帯のポイント開拓ももう1つの大きな目的だったので移動。



9時頃に溶岩帯遊歩道入り口に到着。

車の中でのんびりラインシステムを組み、カーゴパンツのポケットにジグ、プライヤー、リーダーなんかを詰め込んでロッド1本持っていざ出撃。

遊歩道を抜けると目の前には険しい岩肌の溶岩帯が広がっている。

去年初挑戦した時にはタックルも情報も不十分で根掛かりを頻発させ、少しの時間でたくさんのジグをロストした。仮に魚がヒットしても取り込むことは出来なかったと思う。

あれから幾らかの経験を積んだ。タックルも替えた。
口惜しいことは山ほどあって、その度に少しずつでも新しい知識と技術を身につけた。


・・・・そして1年振り2度目の溶岩帯。

トイレの場所を横切り、ポイントへ到着。
先行者から少し離れたところでランディング出来る場所を確認してからキャストを開始。

ジグはUZUの「オレのシャバジグ」初先発。

狙いは根に潜むカンパチ!


そこらじゅうの根が粗いことはわかっているが、さらに20mくらいから先は急に深くなっているようだ。
始めは底を取らず慎重に、しかし確実にジグが動くように心掛けてシャクってくる。

先行者がポッパーでネイゴを獲ったのを横目に見つつキャストを続けるが、反応なし。
仕方ないので底を取ることにし、これを機にジグを換えることにした。
理由は・・・「シャバジグは高いから!」だ。 
逝け!、いや行け!ギャロップ!! 

そしてその数投目・・・ゴツッ・・・!!   ヒット!

間髪入れずにアワせてファイトを開始!

「掛けたら獲る」が僕らの合言葉だ。
ここでのファーストフィッシュも絶対に獲る!

ドラグを締め込んだ完全なゴリ巻きでラインブレイクの危険のある溶岩帯かけあがりのエッジをどうにか乗り切ったが、浅場に入ると魚はさらに渾身の力を振り絞るように右へ左へ走り回る!

さっきまでどうにか巻けていたリールも、竿を完全に立てたファイトではガイドの抵抗が大きくなってハンドルを回すことが出来ない。

なんて不利な状況だろう・・・。
ファイトしながら考えた。不安な要素はたくさんある。
フックは貫通しているだろうか? 幾度かあった軽い根掛かりでフッキングポイントは多少とも潰れているのでは? 
リーダーは擦れていないか? そこいらじゅうに目視できない根が沈んでるはずだ・・・。

そんなことが頭をよぎった瞬間、ふっとテンションが緩んだ。バラした?!
いや、まだ魚は付いてる! ゴリ巻き!

魚は抵抗を止めないが、もはや勝利を確信した。

予め確認済みのポイントへ誘導し、ランディング終了!


 ズリ揚げられたのはカンパチならぬハガツオだった。

しかもたかだか1.5~2キロ・・・。こんな魚に翻弄されるとは・・・

腹がヒリヒリするのでTシャツをめくってみると、グリップエンドを当てていた部分が擦過傷を起こしている。 これはヤバい・・・。


その後さらに数投するも反応なく、手ブラで来たため魚の鮮度も気になり撤収。

桜島溶岩帯の「ヤバさ」を身を持って実感した1日だった。


しかも帰って釣果を報告したら同僚からこんな事を言われる始末。
「魚に痛めつけられて喜んでる完全なマゾヒスト」

桜島フウ~ッ!!




        

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 心の旅 ~堤... 心の旅 ~堤... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。