KAGOSHIMA SALT FAMILY soul diary
我等海一族、狙うはショアからの巨魚。 CONTACT : unkoking@goo.jp




2005年10月6日



暗闇の中、タックルとクーラーをキャリーに積み込み、ハンドライトの灯りを頼りにナガッさんと堤防を歩き始めた。

赤灯台先端付近は既に6人程のアングラーが陣取っていたので、中間部のテトラ帯より手前に入ることにした。



先に入っていた佐賀から来られていた男前なアングラーの方に脚立を借りて堤防によじ登り、タックルを組んでいるとだんだん明るくなってきた。

 ←脚立を貸してくれた男前アングラー(-^▽^-)

風は北北東、風速は3m程度だろうか。
海は時化ぎみ、潮は上げ。
ベイトであるトビウオの気配は・・・無い(ーー;)

堤防シイラの条件としては「悪い」と言わざるを得ない。




5時、昇る朝日を正面にキャスト開始。

6時、沖ではトビウオ漁の漁船が唸りを上げて走り回っているが、堤防側ではトビウオの跳ねる気配すらない。

こういう状況ではひたすらキャストを繰り返すしかない。
どのアングラーもそれが判っているので、堤防にはロッドを振る音だけが響く。

7時、ふと気付くと傍らにナガッさんがいて一息ついているところだった。
自分も便乗してロッドを置き、ペットボトルを片手に一息ついてみた(〃´o`)=3 フゥ

暫し雑談をしていたが、目は常に海を見ていた。 と・・・・・



 ッ!!!     「跳ねたっ!!」



朝日に照らされた海面を4~5匹のシイラが跳ねるのが、かすかに見えた。

その瞬間、反射的にペットボトルを投げ捨て、置いてあるロッドを手に取りフルキャスト!!

跳ねたのは80mほど沖で、ルアーがギリギリ届く距離。

着水と同時に高速リトリーブ開始。

頼む追ってきてくれ!!

理想的は泡を引きながら疾走する自作ホースルアー チープスペシャルの後ろで飛沫が上がった!

 ゴゴッ!!    キターーッ w( ̄▽ ̄;)w!!

ロッドに魚の重みを感じてから渾身の鬼アワセを叩き込みファイト開始。

跳ね回って必死に抵抗するシイラを、必殺のゴリ巻きで寄せてくる。

華麗なジャンプを繰り返すが、ラインを出されることなく寄せきり
あとはギャフを構えるナガッさんに任せるだけ。

堤防際でシイラの最後の抵抗をいなしながら
ギャフが入るのを待つ。 待つ。。 待つ。。??? 待つ????

見ると、ナガッさんが腹這いになり手をいっぱいに伸ばしてもギャフ先が海面ギリギリ・・・ヤバイ、魚に届かねぇw( ̄△ ̄;)w

シイラの堤防際での命懸けの抵抗は半端じゃない!
ジャンプしたかと思えば深く潜行したり・・・とにかく大暴れであるw( ̄▽ ̄;)w

寄せ波を上手く利用してギャフを打とうとするナガッさんを踏みつけそうになるのを何とか避けつつ魚をいなし、ギャフが入るのをひたすら待った。。。


そして遂にナガッさん「よっしゃーっ!O(≧∇≦)O」の雄叫びと共に、
この日のファーストシイラは背中にギャフを打たれるという奇妙な格好で堤防に水揚げされたのである(~_~;)

 ♀ 110㎝ 8.5㎏

 身長180㎝の自分が持つと小さく見えますな。。。


このシイラで堤防は俄然盛り上がったが、この時は隣の男前なアングラーが1本獲ったのみだった。


シイラの回遊は単発で、全体的に渋い状況は日が高くなっても変わらなかった。

夕方に活性の高い群れが回ってきたが、痛恨のフッキングミスで逃してしまったY(>_<、)Y




ナガッさんも疲労困憊の体にムチ打ち、休むことなくキャストを繰り返すがノーバイト。。。


朝5時から夕方5時過ぎまで、実釣12時間に及ぶバトルは終了した。


 
ROD : ZENAQ DEFI MUTHOS 110HH
REEL : DAIWA SALTIGA-Z 4500
LINE : YGK YOZ-AMI JIGMAN X8 #4
LEADER : YGK YOZ-AMI FLUORO CARBON Shock Leader #20 70Lbs
LURE : HOSE lure -CheapSpecial- [hand made]
HOOK : OWNER STINGER-66 TREBLES 4/0




今年はスケジュール的に、この釣行が堤防シイラへの最初で最後のアタックになるだろう。

悔しい思いを胸に、来年に期待を寄せてこの地をあとにした。。。




        



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