Favorito ~ファヴォリート

好きなものを集めてみたら
by.chai*

天地明察

2013-02-23 18:44:33 | 日々のこと

沖方 丁(うぶかた とう) の「天地明察」 を読みました。

去年映画化されたものの原作です。

映画を見たわけではないのですが、興味が沸いたので。。。。

作者の 沖方 丁 さん。 何度見ても、どうしても「うぶかた とう」とは読めず、

今もまだ「作家さんの名前は、おきかたと書いて・・・・」と、うーーーん、と唸りながら思い出しています

なかなか読めませんよね!?

まぁ、私の頭が固いのは置いておいて

話は江戸時代、将軍に碁を指導する家系に生まれながら、碁だけではなく、むしろ算術や星に惹かれている人のお話し。

その主人公が、日本独自の暦を作るという一大事業を任され、

挫折がありつつも、成し遂げて行くのですが、

その間に出会う人達と切磋琢磨して成長していく様が、青春ドラマのようでもあり、

時代劇といえドキュメンタリーのようでもあり、とにかく爽やかですがすがしいです

今まで続けて読んだミステリーとは違うので、犯人を探す必要も、

誰かが殺される心配も無く、安心して(?)読みました

もう、途中で何度泣いた事か

それまで400年使用されてきた「授時暦」では暦にひずみが出てきた事に気付きながら、

何もできないもどかしさを感じていた人達が、

信用に値する主人公に先を託して、これで安心・・・・と病などでこの世を去っていくのですが、

皆があまりにもひたむきでキラキラしていて、泣けます~~~

実際、どこまでが小説で、どこまでが史実に基づいているかは分からないのですが、

あまり細かい事を気にせずに読めば良いと思います

 

映画の方の監督さんは、滝田洋二郎監督。 おくりびと 等を撮られた監督です。

映画の主人公役は V6の 岡田准一 。 妻のえん役は宮崎あおい だと知っていたので、

読む間も二人のイメージで読み進めていて、すごくピッタリな感じがしました

で、読み終わった後、他の配役を見たら、水戸光圀 - 中井貴一。 保科正之‐松本幸四郎 で、

歌舞伎の世界の方も多数出演。

想像と違っていた配役もありつつ、イメージしていた通りの方も居て、

配役を考えるのって面白いと思いました

監督さんって(有名にならないと無理でしょうが) 思い通りに配役できて、楽しいでしょうね~

 

さて、作家の沖方丁さん、元々ライトノベルやゲームのストーリーを作る作家さんらしく、

時代小説としては 光圀伝 位なのかな?

光圀伝は重そうだし・・・読むとしたら、ライトノベル系のサイエンスフィクション!?

未知との遭遇をするべきか? ただ今思案中

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする