国後から渡航のロシア人保護 亡命希望?泳いで上陸―北海道
2021年08月23日13時03分
加藤勝信官房長官は23日の記者会見で、北方領土の国後島から渡航してきたとするロシア人男性を北海道内で警察が保護し、札幌出入国在留管理局が事情聴取していると明らかにした。関係者によると、男性は国後島の対岸に位置する標津町で発見され、19日に保護された。
これまでの聴取に対し、「泳いで渡ってきた」などと説明。第三国への亡命を求めているとの情報もある。発見当時の服装はウエットスーツだったという。
「国後から来た」なら「国内移動」 ロシア人男性処遇に日本政府苦慮 標津で保護1週間
北方領土国後島から来たというロシア人男性が根室管内標津町で保護され、26日で1週間が過ぎた。日本への亡命を求めているとされるが、事情を聴いている札幌出入国在留管理局(札幌入管)は詳細を明らかにしておらず、渡航方法も不明のままだ。北方四島を「固有の領土」とする日本政府の立場に沿えば、男性は国内を移動したに過ぎず、日本の法的立場を害さない形で男性をどう処遇するか苦慮しているとみられる。
「こういう事態は想定していなかった」。日本外務省関係者は、取材にこう打ち明けた。
男性は19日夕に標津町で道警が保護。日本政府関係者によると男性は38歳で、国後島から泳いできたとして「日本に亡命したい」と話しているという。
同町の国道沿いの防犯カメラには19日午前8時ごろ、男性とみられる人物が紺色の服を着て歩く姿が写っていた。その1時間半後には同じ服装の男性が近くの量販店で服や靴、リュックサックなどを日本円で購入。店員は「ジェスチャーでやりとりしたが、不審な様子はなかった」と語った。
ロシアメディアなどによると、男性は3年前にロシア中部イジェフスクから国後島泊(ゴロブニノ)近郊に移住。ウエットスーツを着て約24キロを泳いで渡った可能性が報じられたが、真偽は不明だ。国後島で男性に日本語を教えていたという友人は、地元メディアに「彼は日本に憧れ、ビザなし交流で札幌へ行こうとしたが参加できなかった。その後、コロナ禍でビザなしが止まった」と語った。
日本政府は、四島在住ロシア人の日本本土への訪問は、双方の法的立場を害さない形で実施しているビザなし渡航の枠組みに限って認めており、入国ビザを発給していない。あくまでも日本国内の移動という立場で、ロシア人が勝手に北海道本島に上陸するような事態は想定外だった。「事実関係をよく確認の上、適切な対応を図っていきたい」。加藤勝信官房長官は23日の記者会見で、男性の処遇などについて回答を避けた。
国後「亡命」男性、政府上陸認めず 不法入国と判断か
北方領土の国後島から来たというロシア人男性が根室管内標津町で保護された問題で、日本政府が難民に該当しないとして、特例的に上陸を認める「一時庇護(ひご)のための上陸」を不許可としたことが、政府関係者への取材で分かった。男性は入管施設に収容されたという。国営ロシア通信は29日、在札幌ロシア総領事館関係者の話として、男性が不法入国で拘束され、どのように日本に渡航したかの調査が続いていると伝えた。
日ロ両政府の関係者によると、男性はロシア中部イジェフスク出身で38歳。3年前に国後島泊(ゴロブニノ)近郊に移住した。19日夕に標津町にいるところを住民が発見し、道警に保護された。男性は「国後島から泳いできた。日本に亡命したい」と話し、一時庇護を申請。札幌出入国在留管理局(札幌入管)が詳しい経緯などを調べていた。
上川陽子法相は27日の記者会見で、個別事案については答えないとした上で「申請内容を審査した上で難民条約の定義に基づき、難民と認定すべき者を適切に認定するのが基本だ」と説明。日本は北方四島を「固有の領土」としているため、男性は国内を移動したにすぎないが、政府は男性をロシアから国後島を経て不法入国した外国人として扱った上、難民に該当しないと判断したとみられる。
http://military38.com/archives/56044647.html
うん、つまりもし国後島が返還されたら住民は強制退去になる、
という方針を日本政府が示したことにもなるので、住民の態度も硬化するだろうな
まあ元々ロシア政府にも返すつもりがないけど
保守記事.194-17 さすが、よく分かっている!
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