訴えていたのは、宮司職を世襲してきた社家(しゃけ)出身の到津克子(いとうづよしこ)さん(49)。
判決などによると、到津さんは2014年5月、欠勤などを理由に神社本庁(東京)から権宮司職を免職され、同神宮を解雇された。
沢井裁判長は、同神宮や宮司らが到津さんの会話を無断録音したり、敵対的態度をとったりして人格を不法に侵害するパワハラがあったと認定した。同神宮は「考え方が十分に裁判所に伝わっていなかった部分があり残念」とする談話を出した。
同神宮の責任役員会は08年、到津さんを宮司にするよう神社本庁に具申したが、神社本庁は県神社庁長を宮司に任命。到津さん側は10年に「宮司選任手続きは無効」と提訴したが、棄却する判決が確定した。(大畠正吾)
<宇佐神宮>大鳥居近くの公衆トイレ有料化で物議
2/18(日) 22:45配信
全国八幡神社の総本宮・宇佐神宮(大分県宇佐市)の表参道大鳥居近くにある公衆トイレを巡り、混乱が起きている。同神宮が境内の環境整備の資金を集めるため昨年12月23日からトイレを有料化し、参拝客から苦情が寄せられる事態に。参道脇で土産などを売る宇佐神宮仲見世会からも商売への影響を懸念する声が出始めた。
トイレの料金は100円。男女トイレの入り口に日本語、英語、中国語、ハングルで「有料トイレ」と掲示され、その横に100円を入れる箱が設置されている。
このトイレは2011年に改装されてきれいになり、利用者も多い。宇佐神宮は集めたお金について、トイレや池の清掃などの費用に充てると説明。上宮本殿前など他に3カ所のトイレがあるが、それらは今のところ有料化しない方針という。
伊勢神宮(三重県)や出雲大社(島根県)によると、両神社には有料トイレはなく「公衆トイレであり参拝者に負担はかけられない」としている。
宇佐神宮仲見世会の高橋宜宏会長は「神宮と仲見世は協力関係にあるが、トイレの有料化はやり過ぎだ」と話している。【大漉実知朗】
神社本庁「恐怖政治」の実態、地方の大神社で全面戦争も
2017.7.5
大分の宇佐神宮では
本庁と全面戦争に発展
大分県宇佐市の宇佐神宮。祭神・信仰別の神社数で全国4万社あまりという神社界の“最大勢力”である「八幡宮」の総本宮で、伊勢神宮に次ぐ有力神社として出雲大社や明治神宮などと共に名が挙がる有名神社である。
宇佐神宮を地元で支え続けてきた県神社庁宇佐支部が今年5月、氏子などで構成される支部総代会総会で、前代未聞の決議を行った。
その中身は、「高圧的、独善的な宮司に関係修復をする心は皆無」と宇佐神宮の新任宮司を批判し、宇佐神宮の祭典や、遷宮に対する氏子への寄付要請を一切拒否することなどが盛り込まれた事実上の“絶縁状”だ。こうした事態に、県の神社関係者、本庁関係者は「本庁と大分の全面戦争の様相だ」とため息をつく。
“戦端”は昨年2月、宇佐神宮に新たな宮司が着任したことで開かれた。。。。
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