2008年02月17日07時28分

　韓国で視聴率５０％を超えたテレビドラマ「パリの恋人」の主演俳優で、日本にもファンクラブがあるパク・シニャンさん（３９）が、３月１９日から北海道夕張市で始まる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭２００８」に特別ゲストとして参加することが決まった。出演料無料の「友情参加」だ。

　夕張市の財政破綻（はたん）は韓国でも大きく報道され、パクさんもかねて関心を寄せていた。「ゆうばり映画祭」の会場だった市民会館が一時閉鎖され、昨年１１月に再開された際にはパクさんも駆けつけた。その際「映画祭に呼んで下さい。必ずうかがいます」と約束していた。

　企業家でもあるパクさんは「組織は失敗を隠したがる。そうした負の遺産を公開しようと決断したのは夕張の勇気だ。教訓を学びに夕張に行きたいと思った」と話す。映画祭では、パクさんは初日の１９日に舞台あいさつに立つ。その後で上映される主演映画の題名は、ずばり「約束」（９８年）だ。

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