You talkin' to me ? β ~野球狂のウダ~

HawksとGiants中心にああ言えばこう言う屁理屈と結果論だらけなオッサンのブログです。

リリーフだけの疲弊ではない

2016年09月14日 | 【球場生観戦リポート】男どアホウ観戦記
10日のライオンズ戦を現地観戦してきた。球場入りは16時過ぎと開場ちょうどの良いタイミング。まずはいつもの王貞治ベースボームミュージアムへ廻り、企画展の「工藤公康/野球道の全て」を見学してから席へ移動することにしていた。

今回は一塁側内野Aの指定だったのだけど、12列目ではありながら客席の構造上ここは内野フェンスの真ん前になり、実質最前列のような場所になっていたのである。ネットが邪魔で少々観づらさはあったものの、真ん前にコカコーラシートの人がいるのを見ているとこのネット一つで差額が8000円もあるわけで、それを思うとすげー良い席に座れたようなお得感も感じていたのである。

弁当もいつもの箱物ではなく地元の唐揚げを二種類とおにぎりという身軽な状態で買っておき、試合開始を待った。ゲーム前のアトラクションでは大仁田厚が登場しこの日限定で「大仁田熱男」に改名。お約束の「ファイヤー!」を叫んで退場した。プロレス会場以外で久しぶりに大仁田を見たけど実質セミリタイア状態とは言えなんか体少し萎んだように感じたなー。

と、いうことで両チームスタメン発表を経てゲーム開始である。以下雑感諸々。

ゲームデータ詳細

千賀のピッチングが初回から落ち着きがなく、続けて三振取ったかと思えば急に四球連発して長打を食らうの繰り返しでホークスの守備の時間がどんどん長くなっていく。おまけに今日は鶴岡とのコンビなんで基本外中心のリードだからバッターの目付もイージーだったはず。あと一勝で勝率のタイトル対象になってたし防御率の方でも石川に肉薄していただけにこの日の悪投はホント残念だった。

リリーフ陣も今日は踏ん張れるかなと思ったら最後五十嵐がおかわり君に一発食らってジ・エンド。考えてみたらもうこの後ろのメンバーで三年くらいになるのかな?(森福だけは5年くらいやってるけど)疲れ頃というかみんな揃ってヘタって来たところを見ているとそろそろ新顔が出てこないと苦しいところはありますわな。実績の無い若手を使うのがコワイのなら摂津と中田を回してフォローすれば良いとも思うんだけどねー。

打線が繋がらないのもここ数試合ずっと続いてるし(この日だってヒットの数は二桁乗ってるのに取ったのは2点だけ)もういかに柳田の存在が大きかったのかというのがよくわかる。去年までもそうだったけどけっきょく1,2番を固定できなかったことが今年に響いているような気がするのね。去年は3-6番が全員機能していたからそのことで得点力に影響はあまりなかったんだけど、今年みたいに軒並み主力の数字が落ちた年だと特に先頭打者の出塁率というのはものすごく大事になってくるわけで。たぶん工藤監督はどうにかして足のあるバッター(福田なり城所なりを)を定着させたいと思ってたんだろうけど、やはり現状では中村を1番で使うのがベストではないかと思うよ。

いちばん気になっているのはとにかく現状のホークスを見ているととても優勝を争っているチームに見えないイケイケ感の薄さで、そこになんとも言えないもどかしさを感じるのだ。コレは別に2位に落ちたからそう言ってるわけじゃなく、首位にいた7月くらいでもそういう雰囲気はあって、ぐーーっとベンチから沸いてくる覇気というのかな、それが今年はずっと薄味に見えるような気がするのだよ。2年連続で日本一になって主力連中は年俸も上がり、どこかで若年寄の集まりみたいな空気が漂い始めたのかもしれないけど、こういうときそれを打破するような若手が一人でもいればまた違ってくるはずなのに、今年はそれすら出てくる気配がないのね(去年の上林みたいな)

あとベンチワークのミスも異常に多くなってるし、中でも継投の失敗がこれだけ続くとやはり吉井の抜けた穴は大きかったと思うのである。来年は佐藤をファーム統括(若手の指導メイン)にして倉野と入来の二人でやらせても良いのではないのか。あと、監督にちゃんとしたオーダーの進言できるヘッドも必要。これは外部から無理に呼ばなくても鳥越で大丈夫だろう。

で、なんだか全体が反省会みたいな記述になってるけど、現場で久しぶりに見たホークスは残念ながら三年越しの勝ち疲れとでもいうのかすべてのプレイヤーが心身共に疲れているように見えてしまった。これで残り14試合優勝争いやれと言われても先発が2点以内に抑える試合が続かないと無理なんじゃないかと感じてしまったよ。翌日の試合も8-5で勝ったとは言えリリーフがホームラン三本も打たれてるし、そんな手放しで喜べるようなゲームではなかったわけで。

そりゃ優勝してくれれば嬉しいが、おそらくハムがもっとズっこけてでもくれない限り今年は難しいだろうと我が輩はある程度"覚悟"はしているのだ。その場合来年見越したCSの戦い方をして思い切った用兵で勝負してもらいたいし、2017年シーズンへ向けて少しでも夢を見られる展開に持っていってもらえたら、もう今年はそれで良いんじゃないかと少し達観した気分で今は終盤戦を観ているのである。




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