You talkin' to me ? β ~野球狂のウダ~

HawksとGiants中心にああ言えばこう言う屁理屈と結果論だらけなオッサンのブログです。

ラスト1の前に更新するのはリセットルール対策

2014年11月19日 | 【TV観戦記】六畳一間のネット裏席
日米野球も明日のセルラースタジアムで終わりだが、なんでも「本気試合」に関しては昨日の札幌ドームが最後らしく(どーいうことやねん)結果3勝2敗で侍ジャパンの勝ち越し。MVPはホークスの柳田が受賞した。大会スポンサーがスズキだったこともあり賞品は車だったけど、写真見たらこんなごっつい体のヤツが乗って似合うようなものではなかったな(車高は高いが所詮軽四だし)これならぜひ広島のお母さんにあげてもらいたいモノですわ。

それにしても決してベストとは言えない若手中心メンバーでもMLBと十分対抗できたというのは日本野球のレベルの高さをあらためて証明したシリーズにもなったわけだけど(観光気分で来てるヤツに勝ったところで云々と揶揄する声もあるが、日本もシーズンはとっくに終わっているわけで、それはもはや言い訳にはならないと思うのである)今回ひさしぶりに向こうの選手を一度にたくさん見て思ったのは以前のような筋肉バカが物を言うパワー野球がさほど目立たなかったことにある。

おそらくは近年全米プロスポーツ界で問題となっているステロイド等の薬物疑惑が契機となって原点回帰じゃないけど、もっと技術を磨くと言う方向に向かっているのではないかという感じがしたのだ。ナチュラルな肉体ポテンシャルだけですげー!と思ったプイグのような選手もいたが、活躍した選手の殆どは高いテクニックを有したように私には思えた。

たとえば昨日投げたシューメーカーにしろその前に投げたカプアーノにしろストレートにそれほどの早さはないがコントロールが抜群に良く、その全てが低めに決まり尚且つボールは常に動いているという。その投球を見ているとただべらぼーに球が速いだけではもう日米ともに通用しないという時代に突入しているのだろうと実感した。また打者でもそれは同様でモーノーあたりの打ち方を見ているとバットコントロールがとにかく巧い。ああいうのを見ていると日本人野手でもフィジカルさえきっちりしている(中島や西岡がダメだったのは技術ではなくコンディショニングの調整が旨くいかなかったのが全てだと思うのだ)選手なら十分やっていけるんじゃないかと言う気がしたなあ(それからすると鳥谷は案外やれるんじゃないかねー・・・)

ただそれで思うのは、よく日本からメジャーに移籍するときに選手が口にする「力と力の勝負」というのはもう向こうにもあんまりないんじゃないの?ということだよな これからメジャーに行こうという選手はハッキリ「もっとゼニ欲しい」と言った方が潔くて良いぞ。