You talkin' to me ? β ~野球狂のウダ~

HawksとGiants中心にああ言えばこう言う屁理屈と結果論だらけなオッサンのブログです。

プレーオフにあれこれ

2006年09月06日 | 【エッセイもどき】へなちょこファンの呟き
来年からセもプレーオフ導入決まる

ものすごい時間をかけて12球団の代表者が話し合った割りには、あまりにも捻りのない決定だった。はっきり言って連中は何もわかってはおらんと断言するぞ(と、少しだけエラそうに書かせて貰おう)

なぜ春のWBCがあれほど好評だったか。なぜ夏の高校野球があれほど人気を博したか。それは戦いにテーマがハッキリと存在していたからだ。かたや国家の威信を賭け、こなた地元と母校の期待を一身に背負うという、見る側の思い入れを受け止める受け皿がおおきく口を開けていたからだと私は思うのである。

そして実はもう1点、期間が短かったというのがかなり大きく作用していたとも考えているのだ。現行のプロ野球が何故シーズン中の盛り上がりが薄いかと言えば、いろんな要素があるだろうけどひとつ大きなものをピックアップすると「期間の長さ」に弊害があると言って良いのではないだろうか。

コアな野球ファンならともかく、世間的盛り上がりを考えれば「一見さん」を取り込むことは重要課題だ。しかしそんな人たちに「半年間144試合つきあえ!」と言うのは無理な話。従って短期間で井戸端会議の話題に上がるようなネタを提供するには、もう少し短いスパンで盛り上がりを生み出すことが必要だろう(ワールドカップやオリンピックのような)

つまり今のように場当たり的にシーズン終末近くでプレーオフを連発するのであれば、私はもっと細かくシーズンを切ってしまって、それぞれの節で優勝チームを決めてしまった方が良いように思っている。

たとえば、年間を3シーズンに設定し(春・夏・秋)それぞれの優勝チームを決定。10月にセ・パのシーズン優勝チームによるプレーオフを敢行し、勝ち上がってきた者同士で日本シリーズを行うのだ。プレーオフには4チームの選出を可能とし、シーズン優勝者以外の「ワイルドカード」(年間通じての勝率・勝利数1位チーム、或いは交流戦優勝、準優勝のチーム等々)を適用。

仮に複数シーズンを優勝するチームが出た場合はプレーオフの決勝に自動的に勝ち上がるなど(その場合は3,または2チームによるプレーオフ)何某かのアドバンテージを導入する。つまり、2ヶ月以内には必ず優勝争いが行われるという状況を生み出せば消化試合は減るし、1試合当たりの価値観はグッと高い物になるというもの。

そして1度も優勝に絡むことなく終わったセパの最下位チームによる「決定戦」を日本シリーズ前に1試合だけ設定。真の年間再弱チームを一発勝負で決めるという催しも追加。このゲームは入場料/グッズも無料とし(勝率で下回るチームの本拠地で開催)チャリティーとして執り行うなど、負けて日本再弱と認定されたチームには選手・球団になんらかりペナルティが課せられるようにするとか・・・

ともかく今必要なことは新しくもないアイディアの使い回しではなく、ペナントレースから意味のないゲームを少しでも排除すること、これこそがNPBに求められていることではないかと私は思うのである。

ここまで書いたことはまあ100パーセント妄言だけれども、少しでもこんな方向で進んでくれたらいいのになとの期待も込めてつらつらと書いてしまったのであります・・・