You talkin' to me ? β ~野球狂のウダ~

HawksとGiants中心にああ言えばこう言う屁理屈と結果論だらけなオッサンのブログです。

福岡の夜は大団円

2014年10月31日 | 【TV観戦記】六畳一間のネット裏席
9月の怒濤の大失速も、遙々深夜バスに乗って駆けつけた試合で九点も取られた負け試合を見せられても、すべてはこの時を迎える為の試練だったと思えば今はそれも良い思い出。



なんだかんだと言いたいことはあるがなにせ優勝ですよ!日本一ですよ!最後はテレビ見てても何が起こったのかサッパリわからんままゲームセットになったけど、ともかく勝ったのだよー!!

いやー、それにしても長いことプロ野球見てるけど日本シリーズでこんな幕切れは過去記憶にないなあ(ひょっとして初めてのケースか?)正直CSまではチーム状況も落ちたままで戦力的な上積みも殆どなく、よくこれで勝ち上がれたなと思うのだけど、シリーズに入ると初戦以外は先発投手が中田を除き全員仕事をしてくれたのは良い意味でまったくの予想外。

大隣だけは勝ちを計算していたものの武田と摂津がここまでゲームを作ってくれたのはホントに嬉しい誤算だった。また彼らの好投をサポートした細川のリードが冴えに冴えていたのも間違いなく今シリーズを勝てた要因だろう。特に昨日は摂津の真っ直ぐに早々に見切りをつけて、投球の9割を変化球で散らしたのは見事としか言いようがなかった(シーズン中あんな極端な配球してなかったハズだし)

で、実は大きな声では言えないが、我が輩明日の第6戦のチケットを買っていたのである。ブリーズツインと呼ばれるけっこう良いペア席で15000円もしたのだが、まさか2戦目からストレートで決着着くと思ってなかったから少しだけ「あーあ」と思っているところもあったのだ なので昨日の最終回にサファテがランナーを溜めたとき心の中では「言っちゃイカンけど今日は負けても良いぞ」と小さな声が囁いていたのであった

しかしそんな思惑が届くはずもなく、ホークスは見事日本一になった。そして2戦目以降は数ヶ月ぶりに「強いホークス」を見せてくれたような気がしているし、秋山監督のラストを福岡でしかも日本一で締めくくるというのは考えたらこれ以上のハッピーエンドはもう何処にもないよね。

来年の新チームがどんな体制でどんな形になるのかわかんないけど、今は何もかもがシアワセな気分。しばらくはこれに浸らせて貰いたい。

そんなわけで三年ぶりの頂点奪取をファン一同で大いに祝いましょう。

おめでとう日本一!

おめでとうホークス!

おめでとうホークスファンのみんな!

さらに最後にひとこと

ありがとう秋山監督!また必ず帰ってきてください!



もう二位や三位のチームに負けている場合ではない

2014年10月22日 | 【TV観戦記】六畳一間のネット裏席
一昨日のクライマックスシリーズ最終戦で我がホークスはファイターズを破り、三年ぷりに日本シリーズ出場を決めた。正直言って「やっとこさ勝ち抜いた」という勝ち上がり方だったため、お世辞にも「ホークス強かったよ~」とは言えないのだけれども 総合力でなんとかうっちゃったという感じなのである(なんだかんだ言っても摂津以外の先発がけっこうがんばっていたわけで)

打線の破壊力、爆発力、攻撃のスピードや外野守備のディフェンスなんてのはこのシリーズはっきり言ってハムの方が上だったと思うけど、今年のホークスはシーズン同様徳俵に足がかかってからの運を強力に持っていたようだ。

まあそれでも勝ったから良いようなものの、やはり懸念していた継投のまずさというのは秋山+郭体制が終わるまで変わらなかったよね 秋山監督最大の功績は柳田や中村、今宮や明石と言った生え抜き若手野手を育てたことではあったけれども、残念ながら和田や杉内、カズミに続く「コイツが投げれば大丈夫」と思える真のエースを確立できなかったのは6年の政権下で一番悔いが残った事では無いかな(摂津は年齢的なこともあるけど、やはり二番手三番手でこそ光るピッチャーだと思うのだ)

新監督が工藤という声が上がり楽天から名伯楽の佐藤義則もやってくるという話しなので、来年は是非とも埋もれている才能(星野とか吉本とか川原とか)の発掘や伸び悩んでいる万年エース候補(なんちゅーても大場と岩嵜)の連中を一人でも覚醒させてもらいたい。

で、そんな来年の展望はまだ早いので今少しこのCSを振り返ってみよう。

◇第一戦 H3-F2

九回の裏以外はオマケみたいなもんだったけど勝因は七回を二点に抑えた先発の大隣、浦野を代えなかった栗山監督だったな

◇第二戦 H1-F5

今宮のタイムリーエラーを引き摺った武田の気持ちの切替が・・・と言う論調がこの試合は多かったものの、これはピッチャーのせいと言うより中田の打撃が上回っていたのが全てじゃなかったか。今の彼はスイングスピードもシーズンのそれよりかなり速くなってるし、間違うと全部ホームランにされそうな怖さがあるよ。この調子で来年来られたら40本くらい軽いと思うんだけどねー。まあ今宮はイージーゴロ捕ったときのほうがよく悪送球していたので、そんなに驚く場面ではなかったし。

◇第三戦 H4-F12

試合前から摂津には不安しか無く、この日も予想通りのピッチングになってしまった。おそらく体調面でどこかおかしいのだろうとキャンプの時から(と言うより去年の終盤から)ずっと心配していたのでその不安が的中してしまったと言うことだろう。今年は一年間だいたいこんなもんだったので(これでよく10勝したなと、彼の「勝ち試合の纏め方」を改めてすごいと思った)日本シリーズも先発さすのはどうだろうなという気はするなあ。


◇第四戦 H5-F2

先発の中田賢一ががんばった、悪いなりにとにかくがんばった。もうこのゲームはそれが全てよ

◇第五戦 H4-F6

試合としてはこの日が一番面白かったかもしれない。大谷を攻めて4-0のリードから逆転負けというショックはあったけど、彼に良い投球されて継投で零封されたりするよりはよっぽどマシ。しかもコレ7回まで投げさせたことで最終戦に大谷がリリーフ登板することも代打で出ることも無いわけで、ハムから投手一人野手一人の戦力ダウンを奪ったことになったのは効果的。

◇第六戦 ヤフオクドーム 試合時間 3:24 観衆 38,561 

 ○福岡ソフトバンクホークス 4-1 ●北海道日本ハムファイターズ

  勝投手:大隣 1勝0敗
  敗投手:上沢 0勝1敗
  本塁打:[ソ]細川 1号 (5回1点 鍵谷)

最終戦は今年のホークスらしい試合。やっぱり大隣だな、ぼくが選べるなら彼をMVPにしてあげたい気分。特にランナー出してからの投球は神がかっていたよ(西川と中田を三振に取ったアウトコースのまっすぐは素晴らしいボールだった)

そして細川にホームランが出たときは宝くじに当たった気分に浸れてとても得した気分になれるから最高

いや~、でもホント精神的にはキツいCSだったわ~ ファイナル開幕前日に監督退陣の報道から始まって勝つときは辛勝、負けるときは完敗というそんな試合ばっかだったし、もし負けてたらまたプレーオフの呪縛だなんだった言われるの目に見えてたもんね。

これでようやく心穏やかに過ごせる日々が戻ってきたなあ・・・

しかし日本シリーズはもう明明後日 応援する側もそれまでに一度精神状態をリセットして、改めて虎と戦う腹づもりを固めようでは無いかと思っているところである。あー、できれば一試合くらい甲子園に行ければ良いのだがなあ。


そしてちっともブログに書いてなかったけどジャイアンツ負けちまったよ!しかも0勝4敗のストレートで まあ菅野も大竹も使えず一番調子の良かった長野は膝がガタガタ、今年ずっと寝たままだったクリーンナップはこのCSでも阿部に欠伸(ソロホームラン)がちょっとあった程度で覚醒までは至らず。坂本が四試合で二安打、村田が同じく四試合打点ゼロじゃ話にならんよな。

セ・リーグ優勝したのは間違いなくジャイアンツだけど、このCSではなんかチームとしての底を見せられたような気分だった。土曜日の第四戦は見ていて心が痛かったわ

来年はスタメン半分くらい入れ替えてみる必要あるんじゃ無いのか。

今こそ落ち着いて構えようではないか

2014年10月09日 | 【球場生観戦リポート】男どアホウ観戦記
CSファイナルまであと6日。今週末は高みの見物気分でセパともに相手が何処になるのか、とりあえず今はそれを楽しめれば良いと思っている。

まだ日程の余裕はあるので、今のうちに先月26日の観戦時に参加したドームツアーの話しなども書いておくとしよう。

この日は博多到着が8時と早かったために、ホテルに荷物を預けてから中洲川端駅まで歩きそこから唐人町行きの地下鉄に乗った。平日だし通勤通学ラッシュも終わった後だったこともあり中はガラガラ。唐人町駅からドームに向かう人もさすがにまだ誰も居ないようだ

ドームについてからはまずチケットを発行し、それからドームツアーの参加を申請した。この日は10時から13時までの計4回実施予定となっている。当然ながら最初の組にエントリーしてスタート開始を待ってみた。平日朝と言うこともあり第一組は最終的に僅か一〇名ほどの人数で、しかもぼっち参加は私だけ 3歳くらいの女の子のいる家族連れが一組、あとはカップルが二組。

当日は試合があるためロッカーと監督室には入れないとのこと。見学できたのは以下の通り。

□ブルペン・・・壁には吸音シートが貼り付けられている

□プレスルーム・・・テレビカメラが写さない反対側は雑然

□一塁側ベンチ内・・・前日のベンチ入りメンバーの表がまだホワイトボードに残っていた


ボックスファイブ・・・五人で25000円の席だからそんなに高いわけでもないな

□三塁側コカコーラシート・・・三年前に座った時とは椅子の並び方が変わっていた

□ネクストバッターサークル近辺・・・実はこのポイントにイチバン感動。気分は完全に選手。

□人工芝について解説中

ベンチ前では人工芝についての説明もあり、実際手で触って芝の感触や埋めてあるというラバーチップの目視確認とかもできてけっこう感動。ガイドの方がツアー客である小さい女の子に「ここで寝転がっても良いよ」と伝えるとその子はホントにゴロゴロ転がり出して可笑しかった


あとは写真を撮らなかったが選手サロンの入り口とか(ベンチから最短距離で直行出来るというのが小さいことだけどシステマティックでよく出来た動線だと感心した)外野応援団席、レフトポール真横といったエリアを周遊して終了。

約一時間のコースではあるが思っていたよりかなり面白かった。これから観戦に行く球場はなるべくバックステージ見学にも参加しようと思ったよ。

あやうく「俺がやるやる詐欺」に引っかかるところだったわい

2014年10月03日 | 【TV観戦記】六畳一間のネット裏席
ここまであれやこれやとホントにいろいろいろいろいろいろ(もおええ!)あったけど、この美しい光景の前にはもうそのすべてがどーでも良いことのように思えてしまったなあ・・・


最終戦の昨日はしんどいゲーム展開を凌いで凌いで凌いで凌いで凌いで(だからもおええねん!)凌いだ上でのサヨナラ。こんなんスーパー結果論だけどあの場面デホじゃなくてマッチだから「なんとかなった」ように思えて仕方がなかったよ。甘い球二球もミスショットしてカウント1-2となれば、だいたいはボール球のスライダー振って三振というのがいつものパターンなのに、最後はめっちゃ踏み込んで軽打してきたもんねー(バットに届くところに投げた比嘉のせいでもあるけど、あれはBsベンチも責められんよな)

こういうビッグゲーム限定の異常な集中力というか、持ってる星の差が出たようなそんなオチだったな。

考えてみりゃホークスの勝ち試合自体を見たのが半月ぶりくらい(何回も思ったけどよーそんなんで優勝できたよなあ・・・)そしてやっぱり野球はピッチャーがしっかりしていればなんとかなるというのを痛感したわ。大隣の好投無くして昨日の勝利は無かった。

まあなにせ終わったばっかりでまだ全然冷静になれてないけど、ともかくチーム関係者の方々もファンの皆さんもホントに一四四試合おつかれさまでした。CSその他の心配は落ち着いてからまた明日以降やろうではありませんか 全国鷹党の皆様、とりあえず今だけは一緒になって声高らかに叫びましょう。

2014パ・リーグ制覇!
 
おめでとうホークス!