You talkin' to me ? β ~野球狂のウダ~

HawksとGiants中心にああ言えばこう言う屁理屈と結果論だらけなオッサンのブログです。

タマネギと牛のために打て

2016年05月24日 | 【球場生観戦リポート】男どアホウ観戦記
この土曜日は淡路島までウェスタンリーグ公式戦・阪神対ソフトバンクの試合を見てきた。野球好きを自負している我が輩だが今週はこれで三試合目の観戦となり、さすがに珍しいことだったと思っているのである。まあ開催場所も近い所ばかりで入場料も3600円+10円+1000円と三試合で合計4610円/人という安さだったので、そんなに大変な事では無かったのだけど

この日行ったボールパーク淡路はまったく初めての場所だったのだけれども、淡路島とは言えさすがは都会・兵庫県の管理下にあるせいか運動公園としての規模が大きく敷地面積もかなりのもの。数日前に蔵本公園を見てきただけにその差は歴然。すべてチェックしたわけでは無いが硬式野球専用球場が二つ、少年野球なら一度に六試合は行える多目的グラウンドが二面、あとはサッカー場が三面くらいはあったかな??そこに駐車場やクラブハウスなんかが一緒になっているので相当な広さである。

我々が観戦予定のお隣の球場ではリトルかシニアかボーイズか詳細は不明ながら子供たちが硬式球を使って試合をしており、まだ時間が早かったので少し見学させてもらうことにしたのだった。たぶん小中学生の混成チームだと思うのだけど、大きい子と小さい子の体格差が極端にあるのでこれで対等にやれというのは無理な感じもあった。中でもびっくりしたのはクリーブランド・インディアンズ風のユニフォームを着ていたチームの先発ピッチャーが高校生かと見紛うほどの身長を有して綺麗なフォームから素晴らしい真っ直ぐを投げていたことだろう。スピードガンは無かったけど余裕で130km/h以上は出ている感じがした。おそらく彼は数年後に高校野球で大活躍しているはず(もうフォーム自体はできあがってるようにも見えたな。背中には"SHIMIZU"と書かれていたので名前も覚えておこう)


そして第一球場の方も開門となり我々夫婦はスタンド席に入場した。当日の席種はこちらが1000円で外野芝生席が500円のふたつ。写真を見ればわかるがこの球場のスタンド席は背もたれが無いベンチシートのみで客席の上には屋根も無く日陰がまったく存在しない。暑くなることは覚悟していたのでそれなりの装備をしては来ていたのだが、それでも長時間の直射日光攻撃は相当な物だったのである。

ちょうどグラウンド上ではタイガースのバッティング練習中で選手のフリー打撃を掛布監督がチェックしている所だった。やや幅が広がって貫禄は付いたが、やはり虎のユニフォームで31番の威光はなかなかのもの。はっきり言って観客の視線/声援は現役選手より掛布に集中していたくらいで。

そんなわけでいつものように以下は試合中の雑感その他。まずは当日試合データから。
※タイガース対ホークス11回線※

・スタメンの顔ぶれは一軍経験者の多いタイガースが豪華に見えた。三番/江越、四番/横田という並びは夢があって良い(しかし横田は三振だらけ)いま一軍では板山が活躍しているのでなかなか上がれないとは思うけど、いずれは声がかかるはず。

・主催者発表によると観客は約2300人が来ていたそうである。確かにスタンド席は立錐の余地もないほど埋まっていたし駐車場も満車。なんでもここでのゲームはJA淡路が協賛しており8年前から毎年行われているそうだ。そのため各種商品が「淡路牛」「淡路タマネギ」と名産品がずらりと並んでおり、ここはなんとなくアイランドリーグの趣を感じてしまい微笑ましかった(JAは同リーグのスポンサーにもなっている)

・ホークス先発の石川は育成選手だったのだがボールに力もあり五回0点となかなかの好投。ただフォームがおとなしく迫力が無いのは気になる点(森のような荒々しさが無いわな。これは後から出てきた三年目の加治屋も同じ)

・タイガース主催試合と言うことでマスコットの一人・キー太が甲子園から出張。球場の外ではサイン会(?)や撮影会などがひらかれてたくさんのファンが並んでいたが、写真はともかくサインはどうなんだろうなあ・・・

けっきょくあまりの暑さで七回裏には家路についたのだが、はじめてのファーム公式戦観戦はなかなかに楽しいものでありました。今度は少し遠出してタマスタ、或いは由宇の方へ行ってみたいものである。


オマエは投げないのか??

2016年05月20日 | 【球場生観戦リポート】男どアホウ観戦記
これは一昨日の話だが地元・徳島のJAバンクスタジアムで開催されたアイランドリーグ公式戦、徳島インディゴソックス対読売ジャイアンツ三軍の交流試合を観てきた。

同僚がくれた割引チケットを使い仕事帰りに夫婦で行ってきたのだが、なんと入場料は10円という安さ。その効果もあってか(或いは腐ってもジャイアンツというブランドネームの力なのか)アイランドリーグ平日のナイターでは考えられないくらいの来場者が訪れ、このくそ狭い蔵本球場のスタンド席がほぼ埋まるほどの賑わいを見せていたのであった(1000人超えることなど滅多にないのだよ)

※ゲームデータ詳細※

現地集合で先に来ていた妻の人のおかげでバックネット裏の良い席を確保でき、のんびりと観戦することができた。考えてみるとこの球場の中に入るのは高校の時以来。それ以降蔵本公園自体にあまり来ることが無いというのもあったし、なんだか懐かしい気分でこの場所に来たのだけれども、すっかりきれいに整備されて当時の面影はあまりなかったかも(そこら中土と草だらけで夜になると真っ暗な公園だったのにな~)

そんなわけで以下は観戦雑感。

・インディゴソックスのガルシアという投手がジャイアンツを完封してしまった。これで5勝目と言うことで防御率もリーグトップを快走しているらしい。球場内に設置されたスピードガン(これが客席の一番前にあって見つけるのにずいぶん時間がかかってしまった。もっと見やすい所に置けんもんなんかね)だと140Km/h超える球は無いのだけど、ほとんどの右バッターがインサイドの真っ直ぐに差し込まれて(振り遅れて)ファールになる本数が多く、ボールの伸びというのはなかなかの物があるのだろうと思うのである。外国人投手にありがちな制球難も全くなかったし、ひょっとしたらこれは6月末までにNPBから声がかかるかも(なんてことを書いたら先にこの日インディゴののトップバッターだったハ・ジェフンにヤクルト入りの報道が出ていた)


・笑ったのはこの日福島で試合をしていたジャイアンツの一軍が同じスコア(1-0)でDeNAに負けてしまったこと。親子(三軍は「孫」になるのかな?)そろってなにやっとんのかねという感じ。

・ジャイアンツの三軍はさすがに知らない選手ばかりだったけど、トップバッターの増田がインディゴソックス出身(しかも地元少年野球チームのOBでもあるという)と言うことで一番の声援を受けていた。二安打して活躍はしたが某かの目を惹くような物、例えば足・肩・スウィングスピードの速さ等(それ以外だとベンチでの大声とか←伝統的にそういうことやる選手が少ないチームではあるのだが)がこの試合の中では感じられず、彼が支配下になるには相当頑張らないと厳しいのではと言う気もしたが、今後は応援するようにしよう。

・阿南と鳴門以外でアイランドリーグを観たのは初めてだったけど、やっぱり球場が小さいのでコンコース等が狭く売店・通路の導線がかなり窮屈に感じる。公園廻りの整備もけっこうだが、球場そのものの改修も少しやったほうがいいと思うな。

・試合途中から応援団の演奏が賑やかになったなと思っていたら、なんと球場横の駐車場で阿波踊りの練習が始まったらしく、そのぞめきの音がグラウンドにまで響いていたのであった。徳島この時期の風物詩とはいえあれだけ聞こえていたら試合もやりにくいわなー・・・

※ヒーローインタビュー中のガルシア


※左端にいる怪しいやつは「猫ピッチャー」である。詳しいことはこちら

この居心地の良さは何だろう

2016年05月18日 | 【球場生観戦リポート】男どアホウ観戦記
5/14の土曜日にほっともっとフィールド神戸に行ってきた。

※試合データ※


この球場へは2年ぶりとなるが(昨年は7月の試合のチケットを買っていたのだが雨で中止になっていた)天気も良くまさに野球日和(これだけ快晴ならデーゲームの方が良かったのかもしれないけど)現地到着は16時30分と少し予定よりは遅くなってしまい、駐車場は臨時Pの方しか置くことが出来ず。あとで調べたらこの日の入場者は三万人を超えていたそうだ(↑リンク先データ参照)既に開門は始まっていたので中に入って今日の席を確認する。

今回は「二階バルコニー指定席」というエリアに初挑戦してみた。今までここへ来たときは全て内野自由席で観戦していたのだが、そろそろ違う所に座ってみたいというのもあったし、値段も3600円とそれほど高値ではなかったので(たぶんヤフオクドームならこのクラスの席だと5000円超えるはず)手を出してみることにしたのだ。写真を見れば一目瞭然だがこのシートはバックネット裏の少し高い所に机が設営されたひじょーーに快適なシート。

椅子も含めてゆったりとしたスペースが確保されていて野球場にありがちな臨席の人との近さを気にすることが一切無い。弁当含めた荷物も楽に置けるし何より観戦ポジションがフィールドを真下に見下ろしている状態になっているのが良いのである。なんとなく他の場所よりは多少なりともデラックス感があって小さい優越感に浸ることも出来る(チケット確認する係員もこのエリアだけ緑色のジャケット着たコンシェルジュ風の人だったりするし・・・)

とりあえず弁当を買うためコンコースの売店チェックを試みるが、選ぶのに困るくらいいろんな物を売っていて散策するだけでも楽しかった。全店巡って選んだのはバッファローズ弁当・神戸カツサンド・明太子たこ焼きの三点である。腹もふくれた頃にゲームの方もスタート。以下は例によって時系列を無視した当日雑感。

・金子と千賀の投げ合いを期待していたのに両投手ともピリッとせず。千賀は悪いときのパターンでしょーもない四球を先頭打者に与えてはピンチを招き(それも大して当たってないバッターを)結果球数が増えてイニングが後になるほど苦しくなるという流れ。3点に抑えたんだからゲームメイクはしてるんだけどあれだと攻撃のリズムも悪くなる。金子の方は初回に150Km/hオーバーの球を連発しておおー、100勝(この日までに通算99勝)目指して気合い入っとんなーと思っていたら後半ガス欠して結局勝ち負け付かず。勝ち越した所ですぱっとリリーフに任せられない今のブルペン事情もあってのことだろうけど。

・八回の"代打/城所"のコールに球場内は「・・・え~」「なんでー」と言った戸惑いの声が上がっていたが、私も客席でおんなじリアクションを取っていた。2点負けてるのにバントなんか?と思ったら意外にも2ベースを打ってしまい(?)それが結局同点まで繋がったんだからこちらとしては彼に「ごめんなさい」の心境である。

・オリックスの守備が鉄壁なのに驚いた。特に安達-西野の二遊間はファインプレーを連発してこちらのチャンスの目を潰してくれたし、吉村の飛球をダイビングキャッチして捕った安達の動きは敵ながら見事なプレー。センターラインがこんなに上手いのになんでこのチーム下位にいるんだろうなあ。

・最後は延長の末苦労人の中村一生がサヨナラヒットを打ってオリックスの勝利に終わった。その瞬間はくそー!と腹も立ったのだけどゲーム自体は見所もあって楽しかったし、何より神戸でここまでの人が集まり、そしてここまで沸いたゲームというのは我が輩初めての経験だったので、負け惜しみでは無く本気で満足出来た試合だったと思っているのである(2003年に初めてこの球場に来て以降通算で6,7回目の観戦になるのかな?たぶん今まででもっとも観客が多く、もっとも盛り上がったゲーム)

おそらくバルコニーシートでゆったり観戦できた効果も高かったとは思うのだが、次回もこの席は早めに取っておかないといけないな。そしてどうやらこのシートはけっこうヘビーユーザー層のお客さんが多いようで、私の前列にいた人たちなどは年齢も応援スタイルもバラバラ(着ていたユニもバッファローズ/ホークスと呉越同舟スタイルだったし、なんと阪急ブレーブスのユニを着ている人も居たくらい←背中には"44/BOOMER"の文字が)直接聞いたわけじゃないから勝手に想像してるだけだけど、なんとなくお互い球場で知り合って仲良くなった一団のような気がしたな。ああいう友達の作り方も良いかもしれない。

それにしても毎回感じることだがほっともっとフィールド神戸はとても良いスタジアムだった。今後1軍が完全撤退してドームのみになるのならファームの球場にすればいいのにと思ったけど、2軍が合宿所含めて舞洲に引っ越す予定があると言うことはいずれ使わなくなると言うことなんだろうかねー。なんとも勿体ない話だよ。

※5回裏終了後の花火タイム


今月の観戦予定

2016年05月05日 | 【球場生観戦リポート】男どアホウ観戦記
あっという間に連休も後半に突入しているが、それが終わると今月は2度の観戦予定が組み込まれているのだ。

まずは来週14日のほっともっとフィールド(Bs-H)そしてその翌週淡路島で開催されるファーム公式戦(T-H)の2カードである。既に今年は4試合を見てはいるがいわゆる「本番」はこれが初になる。神戸の方は珍しく指定席を買ったのでこちらもどういう景色なのか楽しみ。