タタキが美味いのだよ

少し前の話だが11/8の日曜に高知・安芸市営球場に行ってきた。これはココで秋季キャンプを張っているタイガースを見学したいという妻の人からの要望である。

朝の天気がびみょーだったのでどうしたものかと躊躇もしたが、とりあえず行くだけ行ってみようと車を西に走らせた。到着は午前11時だったと思うのだけど、駐車場に着いた途端どーっ！という感じで雨が本降りになり、グラウンドレベルでの練習は既に不可能になっている状態であった。

しかもこの日はそれ（悪天候）にプラスして金本新監督不在という目玉抜きのダブルパンチで、大雨の中夫婦して途方に暮れていたのだけれども、球団の計らいで室内練習場（安芸ドームの中）を見学できることになったのだった。最初はなんだいハズレの日に来たがなと落胆していたがこうなると逆にラッキーだったなと思えてしまい、意気揚々とドームの中へ入れて貰ったのである（と言っても見学は30人一組で15分ずつというものだが）

今まで何度も来ている安芸だが、こうして室内練習場に入るのは当然ながら初めて。見学ブースは2階にあるわけだけど階下の選手たちとの距離が異常に近く、指導している片岡新コーチの声なども丸聞こえ。ちょうど二人の選手が同時にフリー打撃をしているところだったのでじっくり見物させてもらった。一人は三年目の北條でもう一人は育成の原口。北條の方はウェスタンの試合をテレビで見たりしてどういう選手かというのは知っていたけど、原口の方は殆ど初めて。

しかしバッティングの内容を見比べていると明らかに原口の方がスウィングスピードも速く振りも豪快で打球にも力強さがある。こんだけ振れるバッターがなんで育成なんだろうと不思議だったけど家帰ってきて調べたらもともと支配下登録されていたプレーヤーで（2009年のドラフト6位入団。2012年から育成枠）パンチ力には定評があったそうだ。怪我の影響で育成枠になり今は支配下復帰を目指していると書かれていたが、こうして鳴尾浜に残らずに安芸へ来ていると言うことはかなり期待されているのだろうと思うのである（この打球見てたら誰でもそう思うわな）

短い時間ではあったが来て良かったなと思えるキャンプ見学。さあ帰ろうと駐車場に向かうとさっきまでの大雨が嘘のように晴れて空には青空までが。どーいうことやねんと悪態の一つもつきたくなったが、帰りは南国道の駅で美味しいタタキ定食を食べて高知を後にしたのであった。次来るのはたぶん春の二軍キャンプですな。そのときは掛布の姿をさがそう。

鬼と一緒に笑い飛ばそうではありませんか

プレミア１２が始まったが強化試合の福岡、開幕戦の札幌の客入りの少なさを見ているとこの大会大丈夫なんかと言いたくなるなーまあ考えてみればWBCだって最初の大会はスタートこんなもんだったし、本戦が進んで日本が決勝まで残ればそれなりに盛り上がるだろうとは思っているけれどもね。

そして巷ではホークスから主砲が二枚抜ける事態が濃厚となり、来年のことを不安視する声も飛んでいるのだけれども、2011年に和田と杉内と川崎とホールトンが一度にいなくなったときのことを思えばどうということはないのである。戦力のマイナス面が大きいのはなんといっても野手より投手なわけで、むしろ和田が帰ってくることや現状のピッチングスタッフを考えた場合実はそれほどの影響というのは無いのではないかという気もするのだ。

たとえばデホがいなくなるならその分DHを有効活用して内川を休み休み使える試合が増えてファーストに廻すこともできる。また長谷川が完全復活できるなら外野は右から中村、柳田、長谷川と配置できるわけでデメリットの様なものは殆ど感じられない。

松田も抜けるならその場合は噂されている川崎が復帰しやすくもなるし、ショート以外はどんな形でもシャッフルが可能になるはず。吉村もサードはやれるし場合によっては江川を再コンバートするとか上林に内野の練習をさせてみるのも面白い。

それに今回の場合デホは外国人（いついなくなってもおかしくない立場）だし、マッチの場合はもう10年このチームで頑張ってきて自分が選手会長のウチに二年連続日本一にもなったという、功労賞じゃないけど本人が大海を見たいというのであれば「行ってこいよ」と言ってやりたい心境にもなっているワケなのである（そんなにアメリカ向きの選手とは思わないけど、ハムの田中賢介みたいにマイナー落ちて2年くらいで帰ってくるならソレも有だしね）メジャーと話がまとまらなければ残留という事だから、結果どうなってもファン的には後腐れはあんまりないのだよ（そこが4年前の杉内とは違う話）

と、いうことで例年以上に気が早いが来年の開幕オーダーを予想。

１．今宮(SS)→高田
２．中村(RF)
３．柳田(CF)
４．内川(1B)
５．カニザレス(DH)→新外人
６．長谷川(LF)→上林
７．吉村(3B)→川崎（？）
８．山下(C)
９．本多(2B)→明石

ついでに投手陣。

先発　武田・バンデン・摂津・中田・千賀・和田・大隣
中継　二保・森福・バリオス・寺原・東浜・岩崎・森
抑え　サファテ・五十嵐

うーむ、野手－２状態を仮定した現時点でもこういう布陣・オーダーが組めると思えば特に心配することもないようには思えてきますな。あとは松坂の取り扱いをどうするのかねー・・・

まだプレミアが残ってるけど

ドラフトの結果（ならびに両監督のクジを引いたあとの落差ある姿）を見て「シリーズはきっと四勝一敗でホークスが勝つだろう」と予想した野球ファンは沢山いたのではないか。なにはともあれ１０／２９、福岡ソフトバンクホークスは二年連続で日本一を決めたのだった。

・2015年日本シリーズアーカイブ

内川が骨折、手負いでパワーダウンしたままの柳田とクリーンナップが弱っていた状態ではありながら、明石・今宮・福田等枝葉の打者が何度も出塁し塁上をかき回し、大量得点ゲームは一試合も無かったがすべての試合で四点以上取ったのは飛車格落ちの打線を考えたらよくやれた方だろう。

何よりCSに続き投手陣の頑張りがこの結果を生んだとも思うのである（中田だけは蚊帳の外だったけど、アレは三発打った山田の方が凄かったと考えた方がいいよな）

この後は松田のFAがどうなるとか人の出入りの心配も残ってはいるが、ひとまずリラックスして8日のプレミア12初戦のvs韓国を楽しみたいと思っている。で、結局内川と柳田は侍には出ないので外野は秋山/清田/筒香で固めて梶谷あたりも招集かな。あと高橋純平の背番号は17だろうと思っているが果たして・・・

※優勝直後自宅テレビ前での祝杯写真。