酒と野球と男と男 前編

今月二度目の高松行き。仕事も休んでひとりオープン戦（阪神対広島）を観戦だ。明日が祭日なので今回の方が気分は高揚している。

七日の楽天ーハムと違いさすがに阪神人気は平日でも強い。おそらく今日の入場者数は一桁違うはずだろう。



※試合前のカープ練習風景

今日の席はネット裏指定の結構良い場所で、ファールボールから身を守る心配もいらないせいか、弁当も実に食べやすい（八百円の幕の内を喰らう）

試合の方も適度な打撃戦で退屈はしなかったが（「三番鳥谷」はプランとしては面白い）温度が高くて暑いのなんの(~Q~;)（前回寒くて大変だったと思い厚着をしてきたら今回は失敗だった）試合が終わる頃にはめっちゃ風呂に入りたくなってしまった。



※タイガースのラッキーセブンで上がるジェット風船

実は今回の高松行きにはもう一つ目的があり、そのためにワシは一泊するつもりで来ていたのだった。それはこちらに住んでいる先輩のSさん、Nさんと酒を飲もうという計画だったのである（彼らは学生時代一緒に自主映画を撮っていた仲間で気心も知れており、先輩と言いながら生年は同じなので気安いことこの上ない存在の方々だった）

彼らの仕事終わりを待つため、試合の後高松まで戻ってきたワシは春日町のファンキータイムで時間つぶしをしていた。そして六時過ぎSさんからの連絡を受け、そこから徒歩で琴電春日川駅まで移動。電車に乗り瓦町駅でSさんと合流した。

Nさんは仕事で少し遅れるとのことで、とりあえず近くの焼鳥屋に二人で入店。三十分ほどでNさんもかけつけ、ようやく宴の開始となった。

このメンバーだといくらでも話が盛り上がるので時間のたつのも忘れがち。気がつけば十時半で入店してからちょうど四時間が経過していた。そして当然のように二次会へ移動したのだけれど、行き先はお姉ちゃんがいるような店ではなく、なぜかシダックスへと向かったのである。

そう、ここに来ての二次会は「おっさんだらけのカラオケ大会」に突入だ(__;)一曲目のチョイスが「鋼鉄ジーグ」のエンディングテーマであったところからこの会のムードを推察してもらいたい（よーするにそんな歌ばかりと言うことで・・・(^_^;)）

こちらの店でもあっという間に四時間経過。日付も変わったので以下翌日欄へ。

田中を捜せ！

休みをもらってオリーブスタジアムまで「楽天－日ハム」戦を観戦しに行った。

朝は妻の体調を確認し、特に問題なさそうだったのでそのまま出かける。家を出たのは８時半頃だった。

２時間少々たらたらと走って途中コンビニで暇つぶしの新聞・雑誌を購入。すぐ近くのスタンドで給油をしてから球場に行くと、この時点で１０時４０分。開場までまだ２０分程度あるのだが、駐車場は予想通りガラガラ。いや、それでも去年に比べればまだ多かったかも・・・



車を止めて車内で買ってきた新聞を読みながら開場を待つ。１１時が過ぎて外に出ると客の流れもちらほらと。内野席の入り口を目指して歩いていると隣のサブグラウンドでイーグルスの選手が練習をしていた。ふと見ると話題の田中将大がダッシュを繰り返していた。もの凄い近距離で練習していたのだが気づいたファンはあんまりいなかったようだ（タッパはあるがまだまだ線は細い感じ）



※わかりにくいが↑が走る田中選手

彼が投げるのを見たくて今日は来たのだけど、どうやら登板はなさそう。まあこの気温では（本日の最高気温は６度{{ (>_

球場にはいると入り口で去年ももらったアンケート用紙を受け取る。弁当を買って席に座るときっちり書いて投函した。それにしても弁当が５００円というのは安い。ふつう球場で売っているものだと１０００円程度が相場なのだが（その分焼きそばやお好み焼きが５００円という高めの設定にはなっているのだけど）



今日のチケットには内野自由と外野自由の２種類しかなく、ワシが買った内野自由ならネット裏でも座れてしまうのであった。しかも田中効果で去年より来場者が多いとはいえ、満員にはほど遠い状況のため何回でも席を移れてしまうと言う有様だったのである。

なにせ今日は寒くて仕方がなかったので、少しでも「暖かいエリア」を求めて席を彷徨った。ようやくあんまり風の吹かない席に身を落ち着かせ（１塁側ベンチ上近辺）試合開始を待った。

ちょうど眼前ではファイターズの打撃練習が行われており、ルーキー・金子洋平の飛距離と出戻り・坪井智哉の振りの鋭さが非常に印象に残る内容だった（金子は横から見たら中村ノリそっくりの打撃フォーム）



１３時に予定通り試合は始まる。楽天の先発は二年目の青山。今年からオリーブスタジアムはスピードガンが併設されているのだが、表示される数字が１４５Ｋｍ／ｈを軽く超えるので「えっ！？」と思ってしまった。去年彼はそんなに速い球を投げていなかった筈なのでホンマかいな？と疑念でいっぱいだったのだけど、ハムのバッターはまったく芯にボールが当たらない。三振も何個か取っていたのでホントに早かったのだろう（事実ほかのピッチャーの時には急速表示はダウンしていた）

結局４回投げて被安打２の無失点（しかも１本は内野安打）これだけのピッチングができるなら今の状態は一場より上じゃないのかと思うのだが、終わってみたら８～１０勝くらいはしているかもしれない。個人的に大化けの予感。

ハムの先発は去年の新人王「投げるギター侍」こと八木智哉。こちらはコントロールがバラバラだったものの、なんとかまとめて４回無失点。特に問題はなさそうで「２年目のジンクス」もあんまし関係ない雰囲気だった。

と、先発二人はまあまあ見せてくれたのだけど、いかんせんこの寒さでは打線も火を噴かず、特に楽天は合計４安打で終了。しかもこのうち３本は鉄平ひとりで打っていたという酷さ。もうすこし若い野手で元気のあるヤツはおらんものかね（このへんはハムの方が期待できる若手がそろっている）

見ているこちらの方もあまりに寒くなってきたので、最終回を待たず８回裏終了時に帰り支度をした。どこかで風呂にでも入ろうと思ったが、アテにしていたベッセルおおちが休館日でガッカリだったし、メシも適当なところがなく、結局は徳島まで戻ってから食堂で食うハメになってしまった。

家に戻るとすっかり回復した妻が明日の出勤準備などをしていた。ワシは長旅の疲れもあり、早々に眠りについたが（そもそもいつ寝たのか覚えていない）２０日にも同所に行くので、そのときはもう少し気温が上がってくれることを望む。