水上勉の飢餓海峡を若い頃読んだ、その時から、
何時かは、行きたいと思っていた、仏ヶ浦に、9月10日行った。
昭和22年9月20日、台風で青函連絡船層雲丸(洞爺丸台風)が沈んだ。
ここから物語が始まる。
層雲丸の遭難者の救助のどさくさに紛れ、木島、沼田、犬飼の3人が北海道から小船に乗り込み下北半島に向かう。
着いたところは仏ヶ浦で犬飼、1人が上陸した。
犬飼は500m大間側の木こり通る道を上ったちょっとした平地に
船を壊して運び、ここで船を燃やし、釘を拾い、船を燃やした証拠を残さないようにする。
仏ヶ浦から見た北海道である。
現在はこの階段を30分くらい登ると駐車場に着くそうだ。
犬飼が登ったのはこの道ではなかった。
この小説の舞台を見ることができ、小説がよりいっそう味わい深いものになった。