横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

経験がないことを想像するのは、難しい・・・

2017-01-04 19:13:39 | 発達や学習が心配
あけましておめでとうございます。

今日から仕事始めです。



初笑いのためによせばいいのに「寄席」に行ってきました・・・(笑)

「落語」は、噺家の「話術」で聞かせる

最小限の道具でいろんなものを表現する

扇子が「手紙」になったり、そばになったり

刀になったり・・・

噺家さんの「表情」や声色の変化も楽しいですが、

やはり、「聞かせる」もの。

聞きながらいろんな「想像力」を働かせるもの。

・・・というところで「今日のお題」

子どもにとって「経験したことないもの」を想像するのって

難しいんだな、とつくづく思います。

物語を読んでいても、算数の応用問題を解いていても、

常にこの「想像する力」が働く必要があります。

例えば、

かごに入れたみかんの重さには、

「かご」と「みかん」両方の重さが入っています。

「みかん」を外しても「かご」の重さがあります。

実際、家で「はかり」を使ってものの重さをはかったことが

なかったり、軽くても「かご」に重さがあることを想像できなかったりすると

「図」があっても、「すっきりと」理解しにくい。

国語でも

「このときの太郎の気持ちは次のうち、

何番でしょう」という問いで、

そっくりの(または似た状況の)経験がほとんどない場合、

「想像することが」難しく、あてずっぽうで答えてしまう。

授業で取り組んだ問題は、友だちや先生の解説でなんとか

理解したとしても、「初めてみる文章」では、「状況」が

つかみにくい・・・。

どうしたら、これを超えていけるか・・・

自分の経験した中で「近いもの」を探す

大人の協力で「経験」を増やす

・・・というのも「手」ですが、

学校で教えていたときに

同じ「経験」をしても

「流して」しまう子と

「いったん奥にしまって後から使う子」と

「すぐに使おうとする子」

がいたことを思い出しました。

「流してしまう子」には、少し支援が必要なのかな・・・

(「解説」を加えるとか、情動に訴えるとか)

     

学習場面でもありますが、もっと「困る」のが、

生活の場面。

「失敗」から学べないこと。

「叱責」で終わってしまわず、

「次にどうするとよいのか」考えさせたり、教えたりが

必要になる。または、

そこで提案されたことを子ども自身が「試して」

よさを実感する

という「経験」

積み重ねていくこと。

単に「その場にいる」では「経験」にならないのでは、

と思うこのごろです。

あれ!今年もやっぱり「自分」に言い聞かせてるかな・・・。

お後がよろしいようで。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「あなたの好きなところ」~... | トップ | 「書く困難さ」を体験する »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿