横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

LDは教室できづかれにくい・・・だからこそ

2014-04-08 11:01:16 | 発達や学習が心配

今日から新学期! 新しいクラス、新しい担任、先生、わくわくですね!

今日は、LD(学習障害)について。 LDは、Leraning Disabilityから「Learning Differences」

へと 認識が変わってきています。 つまり、「学習困難」から「学び方の違い」

教室では、「何度繰り返しても覚えない」

「同じまちがいを繰り返す」

「ノートを写すのが遅い」

「口頭では答えられるのに、テスト(記述式)だと点がとれない」

「図形が立体としてとらえにくい」

「作文を書くとまとまりがなくなってしまう

などいろいろな場面で「困難さ」が見られます。

高学年になるにつれて本当に本人が「困難さ」を 自覚し始めると、

「自己肯定感」が下がってしまうこともあります。

大勢の子ども達を見ていると、この「学び方の違い」を ひしひしと感じます。

「漢字」や「九九」でも 「耳から覚える子」 「自分の経験から照らし合わせて考える子」

「視覚的にとらえる子」 「からだを動かして覚える子」 「イメージを思い浮かべて考える子」

いろいろです。

教室や家庭学習で漢字は「何度も書いて覚えさせる」ことが いまだに多いと思いますが、

子どもの「学びのタイプ」に合っているかどうか 分かりませんよね。

一般的な「筆算」の手順とは違う「手順」で 計算する子どもも以前担任しました。

説明もきちんとできるのです。

「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)」「ADHD」などは、教室で 気づかれることもありますが、

このLD、 特にその子がどんな学びの特徴をもっているのか は、気づかれにくいと思います。

「一行が見えるスリット」を使うだけで国語だけでなく、 算数の文章題の理解が進んだ子どももいました。

国語の文章を友達や先生が読み上げたことで、 「内容理解」ができるようになることもありました。

「勉強ができない!」と思っている子どもも、

「適切な支援」で「わかる」ようになるかもしれません。

診断の有無はとにかく、

LDの特徴をもつお子さんは、思った以上にいるかもしれない、というのは 私の実感です。

支援者が子どもに合わせる、というスタンス、これからはあたりまえに

なっていくのではないでしょうか。

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