横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

友達の様子を見て行動する子ども・・・

2014-09-09 15:37:46 | 発達や学習が心配
はっきりしないお天気ですが、湿度が低くすごしやすい1日です。

私は検診で胃が重いです・・・あっ!失礼。

今日は、「友達の様子を見て行動する子どもの話」です。

教室の後ろから見ていると、友達より一歩、または二歩遅れて

行動する子どもがいることに気づきます。

どこの学級でもです。

こういった子どもの中に、聴力は問題なくても先生の一斉指示が

理解しにくい子どもがいます。

集中が短い。

音声から入る言葉がたくさんあると記憶にとどめにくい。

一つの指示の意味を考えているうちに次の指示が出て、

    処理が間に合わない。

音声の言葉からの実際のイメージがわきにくい。

他の「音」も耳が拾ってしまい、先生の声だけを

    「取り出し」にくい。

などいろいろな状態が想定されます。



先生の指示を間違いなく理解し、素早く行動に移せる友達がそばにいたなら、

苦労して「聞き取ろう」としなくても、その子の行動を見て真似をした方が

よほど間違いが少ない・・・・これも一つの「処世術」。

大人だって慣れない場所に行ったとき、「周りの人を見て」行動しますよね。

子どもの場合、これで「たいていのこと」は乗り切れます!

ただ、

友達より行動は遅くなります。また、たった一人になったとき、

どう行動してよいか分からないこともあります。

また、周りに「指示がわからない」子どもが多いとみんな

右往左往。

一番困るのが「運動会のダンスや組体操」。

タイミングがずれると「すごく目立つこと」があったり、ときには

「危険」があったり。



このあたりのことが「予想」できるときには、学校の先生に予め相談しておくと

きっと配慮してくださると思います。

教室では、「黒板に指示を書いて」もらうのがすぐわかる方法です。

座席も「先生の声が聴きやすく」また、「手本になる子どもが視界に入る」

場所がベストです。席替えがあるので、毎回とはいかないかもしれませんが。

一斉指示の後、そっと「個別」に声をかけていただくのもよいと思います。

「叱責」を受ける前にちょっとした「配慮」で子どもが「楽」になるでしょう。



家庭では、朝のあわただしいときに「今日帰ったら・・・」という話をしても

「聴いているようで聴いていない」ことがあるかもしれません。

必ず子どもが見る場所に「メモ」をおいておくだけで「自力で」できる

ことができるかもしれません。(担任の先生への伝言は、

筆箱の中にメモを入れておくのががお勧めです)

「百聞一見にしかず」
お後がよろしいようで・・・・・・・

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

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