横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

うちの子教室で一人ぼっち?

2014-09-16 16:13:31 | 発達や学習が心配
やっと秋らしい天気になりました!

先日雑誌を見ていたら、大学の昼食時に「ぼっち席」というのがあるのだ

そうです。「ぼっち」は、「ひとりぼっち」の略ということで・・・。

大学生だから一人でお昼を食べようが何人で食べようが、私は別にいいのでは、

と思っていたら、大学生でも「一人でさみしい」と感じることもあるようです。




では、小学生だったら・・・・?

以前担任していたクラスでなんだか女子どうしがしっくりいっていないような

気がしていました。何人かにさりげなく聞いてみると、やっぱり。

いくつかグループに分かれてしまっていたようです。

その中に、どちらのグループにも入っていない子がいました。

「一人でも平気」な子です。でも、この子は協調性があり、流されない

「自分」というものをしっかりもっていた上、他の子たちからも相談を

受けるくらい、余裕のある子どもでした。休み時間は、落ち着いて教室で

本を読んでいました。でも、クラス行事には率先して参加を呼び掛けていました。

一人でも、こんな子どもなら心配ないですね。

でも、中には、友達の「輪」に入りたくても入れない子どももいます。

授業中は先生の目が届いているので、グループでも一人になることは

あまりありません。でも自由に過ごす「休み時間」は?

好きな子どうし好きな遊びをするので、なんとなく一人で過ごすことに

なることもあります。一人で過ごしたい子ならそれもいいと思います。

たのしそうなドッジボールのコートのそばになんとなく立っている・・・。

だれかが、「入る?」と聞いてくれればいいのですが、あまり目立たないと

そのままのことも。

いろいろなクラスで

「入れて」のソーシャルスキルトレーニングをしたことが何度かあります。

大きな声で

相手を見て

明るく

「いーれて!」と言うのです。もちろん、クラス全員でやります。

授業での練習ですので、「勉強」と思っての参加。

「グループ」に入っていない子は、なんとなく声が小さく、目も合わせにくいです。

でも、何度かしているうちに声が大きくなってきます。



大きな声が出せたことは確実な一歩!この授業を2時間目、つまり中休みの前にするのが

ポイントです。終わったあと、すぐ全員を校庭に追い出してしまいます。

「なんとなくみんなで遊ぶ雰囲気」になるんです。

教師は遠目に見ています。

今まで気づかなかった「仲間にはいれなくても入りたい子」に周りが気づき始めます。

「いーれて」があるときは必ず入れる、というクラスルールも大事ですよね。


また、しばらくしていろいろ出てきたときは、

また別の作戦で・・・。


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びすぽうくでは、小学校入学前の相談もお受けしています。



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