横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

目標は数値で。

2014-01-12 10:38:39 | 発達や学習が心配

お正月明け、1週間がたちました。

休み中、ご近所をジョギングしていました。
服がなんだかきつくなって・・・。
そのせいか、今週はからだが軽いです。

今週のはじめにA新聞に、
「今年こそ目標達成!」という記事が出ていました。
わたしの考えていたことも「まさにこれ!」。

今日は、目標を数値化する話です。
学校では、「個別の教育支援計画」というものを
つくることがあるのですが、ここに
「朝の会に落ち着いて参加できる」
という目当てを立てたとすると、このめあて(目標)が
達成できたかどうか、人によって判断が分かれてしまいます。
でも、「5分間連続で着席していられる」
だったらだれでも、時計かストップウォッチを使って判断できます。

「がんばって」「努力する」は、すばらしいことばですが、
きっと子どもにとって「じゃあ、どうしたらがんばったことになるの?」
ということになり、取り組む意欲や達成感をもてなくなると思います。

「5分かあ。」と思えば、朝の会の内容は頭にはいらないかもしれませんが、
時計とにらめっこしていて、5分がたち、「できた!」があるでしょう。
とりあえず、2か月後の目標は、現状の2割増しで
「6分座っていること」。
このぐらいなら、ちょっとがんばればできる
ところです。
1か月で達成してしまったら、次の2か月後は3割増しでもいいかもしれません。
ただ、急激な変化で"反動”がこないように無理はさせないで。

「漢字が書けるようになりたい」より、
(現状が20点なら)次のテストは、「30点」。
30点とれたら、「40点」といった方が子どもの現状から
離れず、無理が少なく、達成できそうな感じです。

プリントを半分にたためないという現状があるなら、(数値の代わりに、
「折り紙・線あり」「折り紙線なし」「プリント線あり」「プリント線なし」「画用紙線あり」「画用紙線なし」のように具体的に)
まずは線に合わせて折る。
ぶかぶかにならないように「アイロン」を手の厚みのあるところで
かける。
だんだん紙を大きくして、線なしで折れるようにする。
厚みのある紙もできるようにする。
というように段階をふめるとよいと思います。
つまり、「スモールステップ・ちょっとのがんばりで達成可能のレベルの積み重ね(数値つき)」

子どもののびがしばらく停滞しているように見えたら、
・子どもがその目標に意味をもてないか
・実力を蓄えて、チャージしているか
・そろそろ本当の限界にきたか
かと思います。

目標は、「席を立たない」ではなく、「~分間すわっている」のように
肯定形がよいと思います。

あ、私、ジョギングのとき「~分で走ったか」という数値目標を記録していたのですが、
体重の目標値を決めるのを忘れていました。
実際、こわくて体重計にのれないのですが・・・。

人気ブログランキングへ次回は、目標達成のための方法について考えてみたいです。

個別学習塾びすぽうくのHPへ(色のついているところをクリックしてください)











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