横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「いっぱい・いっぱい」でシャッターが下りる

2018-07-31 18:57:24 | 発達や学習が心配
夏休みです!

・・・でも、こちらは「書き入れ時」なので

毎日仕事です。

感想文や夏休みドリルのお手伝いをしています。

今日は、「いっぱいいっぱい」で「シャッター」が下りる話。

一生けん命話しかけているのに、「反応がない」

「聞いていないふう」だと、ちょっと「いらっと」しますよね。

反抗的な態度、というわけではないときは、

もしかすると「入ってくる刺激を制限」している場合かも。

・・・と最近思うときがあります。

「これ以上入ってきたら、もう自分で処理できない」

そんなときは、周りから入ってくる「音」や「映像」を

シャットアウトしているのでは?

授業の始めでは、にこにこしていたのに

「佳境」に入ったころ、ぼんやり外を眺めている・・・

いつの間にかノートを書く手が止まっている・・・

宿題をしていても同じページで進んでいない・・・

大勢の会話に入らず、別のことを考えているよう・・・





大人でも、あるかもしれないです・・・

名前を呼ばれて、「はっ」とする。

しばらくしてまた、ぼおー・・・。

こんなことが続くなら、それはもう、いっぱい、いっぱいなので

刺激(入ってくるもの)の量を減らしたり、分割したりして

「1回に処理できる量」にしていくしかないのかな、と思います。


例えば、割り算の筆算で、123÷14の計算だと、



のように繰り上がりの足し算があるので、横に筆算をつけて

計算していた子がいました。

一気に左側の形にすると混乱があったようで、自分で編み出した方法

らしいです。(今では左の方法でできています)


分割する

1回分の量を減らす


学習でも、生活でも これで「乗り切れる」ことが

けっこうあって、「結果的には」「一気にやった」子と

そう変わらない結果、所要時間になるのでは。

私もつい、あれこれと言いたくなってしまいますが、

1回に「1ポイント」伝えることでできていく子どもは

たくさんいると思います。

夏休み、子どもの様子がいろいろ気になり、

あれも、これも、と一気に話すと

子どもの心にさあっと「シャッター」が下りてきて

「話自体」を遮断してしまうかもしれません。

ぜひぜひ「分割」「量を減らす(重要な順に伝える・

レベルの低いところからだんだんに高くしていく)を

試してみてください。

・・・たぶん、大人にも使える・・・はずです。(笑)


毎日本当に暑いです。ぜひ、ご自愛くださいね。


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コメント
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