語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
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珍なる博多渋滞_16【第3日06】

2024-08-15 07:29:00 | 博多

門司港駅から門司港レトロ方面へと向かいましょう・

なんじゃこりゃ?!
ツタですかね。まあ壁面緑化ですな。いつか壁面いっぱいが緑になりそうです。門司港駅に隣接する旧JR九州本社ビルです。使われてるのかな。

10:09 雨が降りしきるなか、とりあえず前回訪問時の幽かな記憶を頼りに、駅前から港へ向かいます。

門司港駅からすぐの岸壁では何やらイベントが行われていました。海上保安庁(第七管区海上保安本部)主催のイベントのようですが、あいにくの雨で来場者もまばら。巡視船か、規模からすると巡視艇かもしれませんが、消防の出初式でも見られる虹色の放水中。
とそこへ先ほどの一日海上保安官の二人が通りかかり、丸顔女子(884さんタイプ)がすぐに珍を見つけると驚いたような表情のあと、雨に濡れるのも厭わず駆け寄ってきました。追うようにしてお目目クリっの女子(六二郎さんタイプ)も。

「先ほどは写真を撮っていただいてありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ足止めさせたのに、快く撮らせていただいてありがとうございました」
すると、お目目クリっの女子がいたずらっぽく丸顔女子の肩をちょんちょんと突くと、突かれた彼女は伏し目がちに、
「あの…あの…」
「…?」
「先ほどの写真をいただけませんでしょうか」
「はい。そりゃもう被写体になっていただいたので…」
「いまはまだお仕事中でして、その…どのようにすればいただけるでしょうか…」
「あ、じゃあ、これを」
珍はいつもの珍之助名刺(メールアドレスやLINEのQRコード付き)をそっと差し出しました。
「え?珍之助さん?これをいただいても?」
「はい、もちろん。お仕事が終わればご連絡ください。写真をお送りしますので」
「ありがとうございます!」
そう言うと丸顔女子はにっこり笑い、お目目クリっ女子が小声で彼女に「よかったね」と囁いたのが聞こえました。
「あ、ごめんなさい!すぐに戻らなきゃ」
「すぐに戻ってください」
制帽を押さえるようにして再び駆け出す二人。丸顔女子は何度も振り返り、珍に向かって手を振るのでした。

いま彼女は珍ブログの女子読者になってくれています。次回博多半珍旅で再会…。

彼女たちと別れ、岸壁沿いから街中へ。「旧大阪商船ビル」です。大正6(1917)年竣工。現在は北九州市所有の公共施設です。かっこよろしいな。1階に「わたせせいぞうギャラリー」もあります。

特徴的な形状の「プレミアホテル門司港」まで来て、一旦ここで門司港駅方面に戻ります。

「SNACK & PUB トントン」が気になります。ホステスさんがいる、いわゆるスナックやラウンジなのか、普通にバーテンダーさんがシェイカーを振るバーのようなところなのか(ちょっとした食事もできるバー?)わかりませんが、駅前一等地にある謎多きお店。

PUBとはイングリッシュ・パブみたいなイメージかもしれません。とはいえ、門司港周辺に泊まってコワイモノ見たさで入れるほどヘタレ珍に勇気はありません(苦笑)

トントンの出入口横には斜めに置かれた2台の室外機。そんなに古くなさそうですが、奥のシャッターの先にもお店がありそうですが…完全に塞がれている状態ですから開かずの扉になっています。てことは、トントンに繋がっている?いろいろ考えさせられるトントンですな(笑)

再び門司港駅が見えてきました。雨脚はまだしっかりしています。岸壁沿いにおみやげを売っている商業施設があったことを思い出し、折り返すことにしました。

「旧大阪商船ビル」を後方からパチリ。屋根付近にある十字の枠が入った丸窓が印象的です。
せっかくなのでモノクロモードに加工すると…

おおっ、ええ感じやん!まさに門司港レトロ!

トントンをフレームイン(笑)
「旧大阪商船ビル」を右に曲がりますと…

「旧門司三井倶楽部」です。後方から。国指定重要文化財。もともとは三井物産の社交倶楽部として建てられました。大正11(1922)年冬には、かのアインシュタイン博士夫妻が宿泊されています。博士夫妻は5日間逗留しまして、その寝室や居間は現在公開されています。
このあたりで引き返すように岸壁方向へ行きます。

(つづく)

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