イタリア首相シルビオ・ベルルスコーニが退陣しました。珍ブログでも過去に触れましたが、世界一エロい指導者として珍は好きな政治家だったので残念です。品格のなさでクソミソに言われながらも、圧倒的な資金力を背景に(なんせ世界有数の資産家ですから)イタリア政界に君臨してきましたけども、財政赤字による信用不安を招いての政権崩壊となりました。
酒好き・女好き・祭り好きという典型的なイタリア人にして、75歳ながらいまだ「現役」のエロおやじ(笑)
数々のスキャンダルにまみれていましたけども、根底にあるのが「女好き」というブレのなさも凄い。政策はブレまくり、大衆迎合しまくりだったのにね。珍はこういうアホなのにかわいい、メシよりエッチが好き…みたいなイタリア人が憎めません。
かつてローマ帝国という世界帝国を築きながら、その後の歴史は敗戦続き。第二次世界大戦でも士気の低いイタリア兵は常に同盟ドイツ軍のお荷物でしたし、連合軍に上陸されるやさっさと降伏するし、そのわりに中途半端に喧嘩っ早い。公より私を尊ぶ、いや自分さえよければいい。置き引きはローマ名物。人前でキスはする乳は揉む。「こんにちは」の代わりに「愛している」を平気で初対面の女性に言う。ただ、同じラテン系でもフランス人みたいなイヤミはないし(エロの何が悪いねん…的開き直りもイタリア人の特徴)、文化芸術の面では秀でたものがあります。そんな「イタリア人」が凝縮されたのがシルビオでした。
今度のマリオ・モンティ首相は経済学者だとか(元欧州委員)。この極端な振れ方もイタリア的ですね。シルビオ辞任の報にローマ市民はシャンパンを割ったりして狂喜乱舞で喜んだらしいですが、結局騒ぎたいだけだったであろうことも想像に難くありません。それにしても、この風貌、まったくイケてませんな。郵便局で実直に働いて45年、定年を迎えました、一切浮気も喧嘩もしていません…的なイメージです。こんなおもしろみのカケラもなさそうなオッサンが行革を進め、場合によっては増税も…なんて展開になれば、イタリア人は怒り爆発、暴動発生、さらなる国際的信用低下につながるのではないでしょうか。
それを避けるには、マリオの女性スキャンダルですね。「ブルータス、おまえもか」を再現して「こんな首相やってんや、しゃーないな。次誰やねん」となれば暴動も回避できるでしょう。でも、この風貌からするとストイックさの反動でロリコン、変態ではないかという気がします。それは逆効果。シルビオは退陣直前には「ピエロ!ピエロ!」の大合唱を浴びせられましたが(ピエロへの職業差別でしょ!)間違いなく「変態!変態!」という罵声で暴動へ。しかも仮に見た目どおりに実直、エロ度ゼロだったとしても、イタリアの首相ならハニートラップをかけられまくりでしょう。それを我慢できるか?マリオ。
シルビオほどの豪傑なら少々のエロトラップでは動じないと思いますが(わざとかかって、女の子がびっくりするぐらいのトラップ返しをするかも)、禁欲マリオはヤバそうですね。目の前に17歳ぐらいのロシア人少女がバスタオル1枚で…なんていまだかつて体験したことのない状況になれば「経済も信用もどうでもええ、イタリアなんて悪魔にでもくれてやる」になるでしょうな。なんせマリオもイタリア人ですから(笑)
そうなると、またぞろシルビオの首相復帰かも(笑)
絶倫シルビオ、まさに衰え知らず。
え?珍もイタリア人だろうって?
ハイ。もちろんイタリア人ですが、いつも言ってますように自分のトマト農園でひたすらトマトを作って、夜は自宅で自家製ワインを飲んで午後8時過ぎには眠りにつく働き者のイタリア人農夫ですが、何か?