語り得ぬ世界

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珍なる博多渋滞_15【第3日05】

2024-08-14 07:39:41 | 博多

JR門司港駅から出てきました。

外は雨。振り返ると重厚な佇まいを見せる門司港駅舎。そして…

おおっ、ナニナニ?チミタチは何なん?
一日海上保安官?の前にタレントさん?ご当地アイドル?
ちなみに、珍が駅舎を撮っているところへ、珍のことが気になって仕方のないご様子(うふっ)のお二人がはにかみながら珍の前に。

「撮らせてもらっていいですか?」
「もちろんです!」

と相成ったわけです、ハイ。

「もう1枚!」と一歩近づいてパチリ。いいねぇ。
「うふふふ…」

せっかくなのでトリミングズームをしておきましょう。

旦那様方、どちらの一日海上保安官がお好き?

→珍予想
☆左側の丸顔女子:884さん、cm∞さん
★右側のお目目クリッ女子:六二郎さん、友人F

ちなみに、珍は左丸顔女子かなぁ。このあと彼女とLINE交換しました。(ウソ)

それでは国重要文化財「JR門司港駅舎」をたっぷりご覧ください。女子一日海上保安官にも負けていません(笑)

大正3(1914)年に門司港駅(当時)として開業したネオルネサンス様式の駅舎は一見石造りのように見えますが、木造2階建てです。正面から見ると左右対称のシンメトリーでして門司の「門」の字を表しているという説があります。確かに「門」に見えますよね。昭和17(1942)年門司港駅に改称され、昭和63(1988)年、あの東京駅丸の内駅舎(平成15(2003)年重文指定)よりも早く、鉄道駅舎としては初めて国重要文化財に指定されました。平成31(2019)年、6年に及ぶ復元工事完成し、現在に至っています。
「旧浜寺公園駅舎」(堺市)など国登録有形文化財の鉄道駅舎は数多くありますが、現役で現存する重文駅舎は「門司港駅舎」「東京駅丸の内駅舎」だけです。ちなみに現役ではない鉄道駅舎としては旧JR大社線「旧大社駅本屋」(大正13年完成、島根県出雲市、現在保存・修理工事中:令和7年12月終了予定)も門司港駅舎と同じく昭和63(1988)年に指定された国重要文化財です。

同じ写真をモノクロ加工すると、大正浪漫溢れる雰囲気に。

重厚な駅舎に大時計もいい感じ。かつて関門連絡船が就航していた頃(1904~1961年、いまも観光系関門連絡船がありますが)まさに九州の玄関口だったわけですから、当然駅舎も立派な設えになっていますよね。

斜め横から見てもその重厚さがよくわかりますし、九州の「門」としての厳粛な雰囲気も伝わってきます。

駅舎の前には「和布刈神事(めかりしんじ)」の銅像も。

「和布刈神事」とはそれぞれ大松明・手桶・鎌を持った3人の神官が採集したワカメを和布刈神社(北九州市門司区)の社殿前に供え、航海の安全と豊漁を祈願する神事でして、現在も旧暦大晦日から元旦にかけて行わています。古くは和銅3(710)年にワカメを朝廷に献上したという記録が「李部王記(りぶおうき)」にあるそうです。

Xperiaで撮影した写真です。雨でもそれなりに風情がありますね。

同じくXperia撮影です。こちらは16mm超広角モードで撮影。大切に受け継いでいくべき駅舎ですね。

(つづく)

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