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語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
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まさかここでオムライス?!

2017-01-15 06:36:24 | 王道洋食
時計を少し巻き戻しますけども、1月9日(仕事で)N市成人式に出席してきました。白いミニスカワンピのN市立第一中学校出身美人女子歌手、西山琴海ちゃん(ダイコクドラッグのイメージガールらしいです)による「君が代」がセクシーでした。彼女の立ち位置が部長連中が指定されている座席の真ん前でして、「さざれぇ石のぉ~」の「のぉ~」に萌え!
あ、いや、それはともかく…成人式の帰り、餃子無料券2人前分があったK園駅前の『大阪王将』でランチしました。そのときのことです。



ま、当然まずはこうなるわけです(笑)
ちなみに『大阪王将』の餃子と『餃子の王将』の餃子は見分けがつかないぐらい同じようなものだと思っていましたが、『大阪王将』のほうがほんの少しだけ小粒のような気がします。並べるわけにもいかないのでいつか写真で比較したいと思います。



で、前から『大阪王将』のメニューで気になっていたのがコレ。中華料理店でもメニューにラインナップされているのは珍しいのに、チェーン店とはいえ『大阪王将』でオムライスがあるなんて…。オムライス好きとしてはいつか食べてみたいと思っていたので、この日ついにオーダー。



ハイ、ドン!
メニュー写真より少し小さいような気もしますが…ケチャップの量は見本より多いですな。



玉子中華スープも付いています。って、卵卵やん。そこは少々安易ですな。
画像は先に出されたので、少し飲んだ状態です。



この半端ないケチャップ量!(笑)
ごはんはチャーハンではないかと予想していたのですが…



意外と普通にバター風味のケチャップライスでした。ただし薄め。珍はケチャップ濃いめのケチャップライスが好みなのですが、薄皮玉子焼きにかけられた半端ないケチャップ量とのバランスを考えているのかもしれません。ケチャップはけっこう酸味の効いたテイストです。薄めのケチャップライスと混ぜながら食べるとうるさくない味わいになります。オムライスの評価としてはびっくりするほどのことはないですけど、ライスが薄めなだけに、餃子や八宝菜、肉団子甘酢かけなんかとの相性もいいですね。たまに食べに行くたくなるオムライスではありました。
ああ、オムライスもいいけど、また餃子が食べたくなってきた!(笑)
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鉄分定食

2011-09-24 11:29:43 | 王道洋食

台風15号が潮岬の南側を通過していた9月21日午後、うっとこの事業の一環で京阪電車N川車両基地にて生涯学習系イベントを行いました。その当日準備を整えた後、京阪電車の社員さんとともに昼食を食べに行ったのが車両基地食堂。これは鉄道ファンでも稀有な経験でしょう。

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普通に社員食堂、学食のような設えとシステムです。ただ、通常ここに一般の人が入ることはありません。毎年10月に実施される「ファミリーレールフェア」では入場者も食べることはできるのですが、その際のメニューはうどん・そばぐらしかありません。

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珍が食べた車両基地勤務社員さん用の大食堂スペース以外に、早朝・深夜の不規則勤務もある乗務員さん用に小食堂スペースもあります。

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珍は日替わりのB定食をチョイス。さすが工場食堂とあって、高カロリーですね。ハンバーグカレー目玉焼きのせ、小鉢・味噌汁付き。これで470円。ほかに単品でカレーやうどん、ラーメンなどもあります。

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小鉢もきんぴらごぼうや大根サラダなど複数から選べます。珍は大根サラダを選択。小鉢とはいえ、量的にも侮れません。

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濃いカレールーとともに全体にボリューミーで、コスパのいいメニューです。社員食堂にカレー屋レベルを求めてはいけませんが、思ったよりイケました。他のメニューも挑戦してみたいです。目的は味ではありません。「ここでしか食べれない」という立地にロケーション。そして京阪電車の社員さんと同じものを食べるという実体験(中川家礼二さんは「京阪電車の社員になりたい」と言ってました)。違う意味で鉄分多い食事ですね。これ自体がアトラクションに成り得ます。一般的な女性や鉄道ファン以外には理解してもらえないと思いますが…。

なお、お皿を返却するのにはコツが要ります。当たり前ですが、イオンのフードコートのようにトレイごと返すのではなく、箸やスプーン、皿などは分別・洗浄返却です。珍は講師送迎の役があったので、みんなより先に出たのですが、さすがにわけがわからず、食堂のおばちゃんに聞きました。

ちなみに、社員さん情報ではこの食堂はかつてに比べるとだいぶん美味しくなったとのこと。社員さん的に選択の余地がないとはいえ、そういうところはみんなシビアに評価しますよね。

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イベントは講義2本の後に、「びわこ号」を含む工場見学をセット。見学コースのアトラクションの一つ、クレーン吊り上げ。今回は8000系特急車両でした。

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台風は遠ざかりつつあったとはいえ、風雨もそれなりだったにも関わらず欠席者は3割弱。駅から徒歩15分でこの天候条件からすると人気の高さがうかがえます。さすが鉄道ブームに工場ブーム。これに上記の食堂での昼食体験をセットしたらさらに人気出るのでは?

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珍はこれまでもこの車両基地にはかなりの回数来ていますけど、値打ちのある食堂初体験でした。自慢できますね。ってどこで?(笑)

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香里園ランチ

2010-11-05 14:53:08 | 王道洋食

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本日仕事で地元回りをした際のランチタイム。「ビストロ アンリ」というご近所のハイソなマダム御用達のお店。オバサマにはボリュームあるのでは、というメニューですが、たまにはリッチにいかないとね。

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オム分岐点_後篇

2010-06-02 05:20:14 | 王道洋食

さっそくスプーンを入れると…

「あれ?」
「オムライスちゃうやん…」

スプーンで掘り進みましたけど、当然変化なし。
そんな…と急激にテンションが下がってしまいました。
ここのオムライスはケチャップ味ではなかったのです。珍の「オムライス」の中身はケチャップライスでなければなりません。そう、これなら「オムピラフ」です。

よくオムライス専門店などでホワイトソースがかかったオムライスがありますが、あれなんかも中身はピラフですよね。珍はオムライスとは認めません。ここ、珍の徹底的なこだわりです。

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珍的には2勝1敗です、はっきり言って。
ただ、誤解のないように書いておきますが、今回の「オムピラフ・ハンバーグ乗せ」はものすごく美味しいです。隠し味的に少量のツナを絶妙に混ぜたピラフはバターっぽくベタベタせず、上品なデミグラスソースにうるさすぎずマッチしています。ほんとに美味しかったです。何度も書きますが「オムピラフ」としては。

うーん、もったいない。店主に何かこだわりがあるのでしょうか、それともピラフをオーダーする人がオムライスをオーダーする人よりずっと多いからなのか…。ここでケチャップ味の王道オムライスを食べるには、足しげく通い、常連となって自らリクエストするしかないのかもしれません。

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ちなみに、この店のメニューはこんな感じです。マジックで消した跡があったりして、こういうところに店主はこだわらないのですね…。

ここではあとカレーライス、ドライカレーも要チェックだと思っています。どちらも先の二品をトッピングできますが、次回珍は「ドライカレー・エビフライ乗せ」と決めています。カレーライスにこだわりがあるように見えないお店なので、ピラフがここまで美味しいならドライカレーに賭けたいなと。

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手作り感満載ですが、本物のほうがずっと美味しそうに見えるんですけどねぇ。珍に作らせてほしいです。

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「も~っと豪華に」ってフレーズがビミョーに中途半端です(笑)

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「たまにwaいいかな」ってフレーズはイタいです(笑)

ここのお店に初めて来たときはBGMに石原裕次郎がずっと流れていたのですが、オッチャンの常連さんが帰ったらなぜか松田聖子特集に切り替えられました。そのときの客は珍だけ。そんなに松田聖子好きに見られたのでしょうか(笑)

フロア係のオバチャン(店主兼シェフの奥さんと思われる)は普通のオバチャンです(なんじゃそりゃ)。特段愛想がいいわけでも悪いわけでもなく、まあどちらかというと親せつなほうだとは思います。料理がかなりこだわりの品が並んでいるだけに、このクオリティを保ったまま駅前に店を出せばもっと流行ると思いますけどね。お昼にしか行ったことがありませんが、12時をすぎるとけっこうお客さんは多いです。日替わりランチもあります。珍は目もくれませんが(笑)
(おわり)

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オム分岐点_中篇

2010-06-01 05:35:54 | 王道洋食

さて、日曜の『ぱてぃお』でのランチは、もちろん何のためらいもなく「オムライス」をチョイス(650円)。しかも大盛り(100円増し)。そして選べるトッピングは当然のごとくハンバーグ(150g)もしくはエビフライ2尾。この追加料金はなんとそれぞれ180円というかなりお得なもの。珍は入店前からハンバーグと決めていました。

オーダー直後に厨房からハンバーグをペタペタと両手で空気抜きする音が聞こえてくる。これだけでも作り置きの冷凍ではないと良心的なのが伝わり、期待がますます高まります。いや、ハンバーグが美味しいことはわかっていますから(笑)

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ついに登場。オムライス。いつものサラダも付いて、大盛り+トッピング込みで930円。どうです?盛り付けも言うことなし。大盛りにしてはびっくりするほど大きいわけではありませんが、しっかり存在主張をしています。

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ハンバーグを食べやすいように2つにしているところなんて憎いですね。ちゃんと上に乗せてますしね。横に置かれると添え物みたいでワクワク感が半減しますけど、「上に乗せる」というのがトッピングの本質でしょう、やっぱり。ここにもこだわりというか、洋食好きのこども心をくすぐってくれます。もう見た瞬間からオムライス好きとしての血が騒ぎました。
(つづく)

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オム分岐点_前篇

2010-05-31 08:12:34 | 王道洋食

昨日珍はジム帰りに、珍宅からほど近いジャスコN川店から徒歩30秒にある『ぱてぃお』という洋食店に行ってきました。食べに行ったのは久々なのですが、4回目ぐらいになるのでしょうか。珍はけっこう気に入っているお店です。

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ジャスコに近いとはいえ、住宅街の中にあるお店なので常連さんもそこそこいて、まずオシャレにしようとか、かわいくしようとか、しつらえや看板をどうにかしようという気はありません。これはK園駅前商店街にある洋食屋さんとも共通しています。

珍ブログでも(この「王道洋食」のカテゴリを参照してください)たびたび取り上げていますが、洋食屋さんの珍的評価基準のうち料理部門では、ハンバーグ、オムライス、エビフライ or コロッケ or ビフカツというメニューがかなりウェイトを占めます。

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なので昨年11月に初めて食べたのはやはり300グラムの「ジャンボ・ハンバーグ定食」でした。通常は150gです。どちらかというと固めが好きな珍にしてはやや柔らかいのですが、それでも十分ジューシーでボリュームも満点。デミグラスソースも上品な味で、全体的に満足度の高い美味なる逸品。スープ、サラダ、ライスが付いて950円。お得だと思いますが、近所の人でこれを頼む客はいるのかな…という気がしないでもないですが(苦笑)

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この店でポイントが高いのは付属のサラダ。手抜きがありません。野菜も新鮮ですし、きゅうりも外側を丁寧にカットするなど見た目も大事にしています。ポテトサラダまで付いています。ドレッシングは酸味の効いたものがかかっています。

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付け合せのスパゲティもちょっとレトロで嬉しいです。

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サービス券をもらったということもあって、もう一度行こうと決めていました。ここのメニューはハンバーグとエビフライが随所に出てきて、いわば名代のようなので、次はエビフライです。

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でもって、次はハンバーグとエビフライ3尾による「スペシャルランチ」950円。これに驚いたのは自家製タルタルソース。これはマジで美味しかったです。マヨマヨし過ぎず、ピクルスやゆで卵といった具のバランスが絶妙でして、写真のようにたっぷり盛られて出されましたが、空っぽにしました。それぐらい美味しい。

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エビフライも名代のようなメニューでもあるので、そつなく美味しいです。でもこのエビフライはこのタルタルソースがあってはじめて「エビフライ」と呼べるもの。ちなみに、タルタル&エビフライ食べたさにもう一回このランチを食べに行ったほどです。

さて、ここまで3種の王道洋食メニューのうち、2種でポイントが高かったので残るオムライスにも俄然期待が高まります。昨日はそのオムライスを食べに行きました。
(つづく)

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メンズ・ハンバーグ

2009-12-19 13:20:50 | 王道洋食

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本日ただいま珍は梅田におります。泉の広場奥にある「グリル俵屋」にてロンリーランチ。大きめのハンバーグがメインの「メンズ俵ハンバーグ」という何ともベタなメニューです。珍的にはベーコンが余計ですが、満腹満足しました。今日はこのあと芦原橋へ行き、用事が終わればN市に戻って忘年会なのだ。師走は忙しく、慌ただしく過ぎていきますな。

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二兎を追う

2009-09-27 17:34:36 | 王道洋食

本日のランチは香里園駅前のカレー屋兼パン屋『ランタン』にて店の名物「ツイン・カレー」。

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画像右側がスパイシーなチキンカレー、左側がコクのあるビーフカレー。これでLサイズ900円。大きく見えますけど、皿は浅いので男性客にはちと少ない。ちなみにMサイズは800円。ルーだけのお持ち帰りも可能。珍が待っている間にオッチャン客がビーフカレーのルーだけを一個買いに来ていた。

これには食べ方があって、チキンカレーから食べないといけないらしい。チキンカレーのほうがスパイシーで辛口なので、ややマイルドな(といってもけっこう辛いですが)ビーフカレーを先に食べるとパンチが弱くなるのかも。それにビーフカレーのコクも辛さの後のほうが生きるのでしょう。

ルーはさらさら系で、どちらもけっこう辛いが、やはりチキンのほうが辛い。味は深みがあって、珍好み。ただ、さらさらルーならごはんはもう少し固いほうが好み。それにカレーがもっと熱いほうがいいのだが…エアコンの風が当たる位置関係で冷めやすいのかも。

本格的なカレーではあるけど、パン屋の中にある5席ほどのカウンターという設えもあって、値段のわりに落ち着いて食べれる感じがしないのが微妙なところ。量的にもコストパフォーマンスがいいとは言いにくい。それでもチキン、ビーフの2種類にするのが店のこだわりか。カレーパンも有名で食べたことはあったものの、カレーは初めてだったのでどちらも一度に味わえる「ツインカレー」にしたわけですが、カレー的には二兎は追わないほうがいいかも。結果的にどちらも中途半端な量になったのがもったいなかった。コロッケ、エビフライ、フィッシュなどのフライトッピングのカレーもあるから、次回はそっちにしてみたい。やっぱり一回ぐらいでは店の評価はできませんねぇ。

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テレビ情報番組でも何度か紹介されたことのあるお店。店主のオヤジはお世辞にも愛想良くないのですが、不快感とか緊張感を与える類の愛想の悪さではありません。燻製がご趣味(ランタン集めも?)の頑固系のよう。

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ただ、Lサイズにしては珍には少なめだったので(しかも今日はジムの後に行ったこともあり)久々にカレーパン(ノンフライ版)とコロッケパン(「ミスター・コロッケ」というネーミングだったかと)を買って帰って食べました。

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カレーパンは空洞が大きいけど(笑)辛めのルーが美味しいです。100円上げても詰まっているのを食べてみたい気はします。しかしこうして中を開けると、見た目はかにみそに見えなくもないですが、基本グロテスクですなぁ(笑)

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ハンバーグ三昧_後篇

2009-09-09 07:14:28 | 王道洋食

地元の洋食屋さんなので頑張ってほしいから、あえて今見えるマイナス要素を並べ立ててしまうのですが、テーブルにナプキンがないのもサービス面としては痛いです。デミグラス・ソースやフライ系が多い洋食屋では、食後はもちろん常時口をふける状態であってほしいですね。こういうところは丁寧にしてもらいたいものです。

そのほかにも、BGMの代わりに小型テレビ(店内で見える席は限られるぐらいの小ささ)が天井近くに据えられ、ちょうど吉本新喜劇が放送されていました。これはある意味ご愛嬌ですが、店の雰囲気をオッサン系大衆食堂にしてしまうキラー要素ですよね。

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店内の照明が暗いのも惜しいです。美味しいものも暗いと見栄えがしません。ネットクチコミ時代にメニュー画像が増殖することを考えれば、照度を上げるだけで画像の品質も上がり、クチコミを考えたら店の印象は良い方向へ変わり得ます。蛍光灯をパワーアップさせるだけで解決するのでここも丁寧にいってもらいたい部分です。

入りにくい店の雰囲気を醸している外観も問題です。日本特有の技術であるリアルなメニュー見本を並べると、店舗やメニューの独自性・柔軟性が求められる現代では店の品位や魅力を下げる要素になりかねませんが、この店の場合、メニュー見本がなければ洋食屋に見えないという矛盾にも苦しみます。この点も惜しいですね。大衆食堂的雰囲気を残しつつ“街の洋食屋”にアレンジすることで店の印象アップは可能です。まあ、メニュー見本にこだわってあえて“昭和レトロの洋食屋さん”で押すという手法も考えられますが、それなら多少あざとくても、店内に昭和グッズを配置する、クラシカルな洋食メニューにこだわるとかの思い切りが必要ですよね。

店名も考えないといけません。『菊水』というのは和のテイストでいい名前なのですが、コワモテ系のネーミングは女性客に敬遠されかねないですね。店主にどれほどのこだわりがあるかわかりませんが、店のリネーミングは決定的なブランド戦略にもなり得ます。ただ、『菊水』という楠木正成から連綿と続く日本式美的感覚・死生観を体現するネーミングも捨てがたいので、それにこだわるなら、洋食屋としてせめて『KIKUSUI』とか横文字をうまく使うなどの工夫が香里園ブランドとマッチするのですが…。

接客は特に問題はないですが、40代後半に見えるフロア係の女性店員はやや表情に乏しくお世辞にも愛想がいいとはいえません。この部分は大衆食堂が唯一どんな高級な店にも勝てる要素となり得ますが、愛想がよくて愛嬌のあるかわいい店員さん…なんて、たまたまそんな人を雇った…あるいは店主の奥さんがたまたまそんな人だったという、偶然の賜物に期待するしかないですね。

珍が食事を終わり、ここに書いてきたような感想メモを整理していると、くだんの女性店員さんが拒否権なし(笑)とばかりに「相席よろしいでしょうか?」とやってきました。まだ店内半分が空いていたときに入店した珍は四人掛けのテーブルに座っていましたが、気がつけば周りはもはや満席。

珍は「ああ、どうぞ。もう出ますので」と言いながら顔を上げたら、すでにサラリーマンの二人連れが目の前に座っているという状態。ここの常連客同士では、すでに暗黙のルールとして確立されたものなのでしょうが、初めての客が来る機会が増えるであろう雑誌に載った店としては、こういうところは形式的にも客に了解を得てから案内するなどにあらためてほしいところです。

なお、珍は『菊水』の総合評価をまだ行いません。
グルメ評価の珍的要素は、
(1)料理(味・見栄え・コンセプト)
(2)しつらえ(外観・内装・雰囲気)
(3)もてなし(接客・気づかい・会話)
です。さらに洋食屋の場合は(1)が3つに分かれます。
・ハンバーグ
・オムライス
・エビフライ or コロッケ or ビフカツ
の三大王道洋食メニューの評価が加わります。
今回は残念ながらハンバーグでは珍のハートを射ることができませんでしたが、残りで2勝あげれば評価は高まります。そこに期待して、あと1~2回は確実に『菊水』へ行くつもりです。

ほんとはそんなの抜きでゆっくり食べたいですけど…職業病ですね(笑)それに、特に今回の『菊水』は珍にプロデュース、コンサルティングを任してもらったら…と思ってしまうのですが、そういう視点もよくないですね。やっぱり食事は出されたものを楽しむゆとりがあってこそ美味しいのかも。

最後になりましたが、この店だけではないのでしょうが、ランチでそれなりに固定客を掴んで現状に十分だと思ってしまうと、危機感や向上心、欲といったものが希薄になるのでしょうか。ほんの少しの気づきと工夫だけで(変わり過ぎない程度なのが大事)店のグレードアップが図られ、常連客は疎外感なく通い続け、新規客を開拓できると思われるだけに惜しい限りです。これだけは店主の情熱しだいですね。若い息子もいるみたいなので彼にも期待しましょう。

いろいろ書きましたが、これも地元の特徴的洋食屋という、珍的にはぜひ頑張って地域資源、地域ブランドになってもらいたい店なので、愛情、期待の裏返しとしてご容赦いただきたいと思います。
(おわり)

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ハンバーグ三昧_中篇

2009-09-08 07:26:44 | 王道洋食

先週5日(土)のランチは地元香里園駅前(駅から徒歩3分)の『菊水』へ行ってきました。

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「枚方Walker」最新号(ネーミングが珍的にはイケてませんが)でも紹介された洋食屋なのですが、もったいないのは店の暖簾や看板が『お食事処 菊水』であり、どう見ても大衆食堂にしか見えない点。ずらりと並んだメニュー見本が見事に王道洋食であるにも関わらず、ぱっと見た感じでは、うどん・すしから中華そば・焼き飯を経て、オムライス・ハンバーグに至る汎用大衆食堂。まず女性客は単独・グループとも寄り付かないでしょう。

すべてテーブルで30席ある店内に入ると、客席はオッサン一人客3人がそれぞれ黙々と食べておられました。さらに、たまたま珍と同時入店でベビーカーを押す4人連れ(夫婦・子と嫁母っぽい)の家族客と居合わせましたが、ご近所の常連さんのようでした。ほかに学生っぽい若いカップルがいましたが、女性のほうは何となく居心地悪そうでした。それこそ「枚方Walker」を見て来て、「雑誌のイメージとちゃうやん」状態だったのかも。同誌だけ見ていたら街の洋食屋さんに見えるのですが、店の外観を見るだけでも「ほんまにここ?」とドン引きするギャップがあります。まして店内に入ると…。

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珍のチョイスはもちろんハンバーグ。しかもこの日は「ジャンボ・ハンバーグ(定食)」800円。でも「ジャンボちゃうやん、ダブルやんと!」とツッコミたくなる仕様です(笑)そこはプリティだと解釈しておきましたが、味は残念ながら珍の期待値をやや下回ってしまいました。これは完全に好みの問題なので、好きな人には問題ないかもしれません。

前回書きましたように、珍は表面カリカリ、中ジューシーの肉々しいハンバーグが大好きでして、ここのハンバーグは、画像ではちゃんと焦げ目が見てとれますが、焼いた後に一度煮込んだのか蒸したのか、表面モチプリ、中やわらかのハンバーグです。珍的にはレトルトを想起させ、手作り感が希薄に感じてしまいます。焼き上がった状態でデミグラス・ソースをかけたのが好きですね。

入店したのは13時すぎでしたが、その後どんどん客がやって来ました。これには正直驚きです。『松屋』『宮本むなし』『マクドナルド』などチェーン店も多い界隈にあって、これほどの客の入りとは。オーダーの傾向をリサーチすると、ほとんどの客が「日替わりランチ」でした。ハンバーグにエビフライとフライ一品、サラダ等の付け合せに、おかず一品、香物、味噌汁、ごはんが付いて500円はお値ごろ感満開のハイ・コスト・パフォーマンス・メニューです。

ちなみに、珍はうっとこの新採くんが「枚方Walker」を見て、この店が食べにきたときのオーダーがそれだったので(夜もちゃんとやってるランチメニュー)あえて外したということです。

そういえば、メニューには、ハンバーグ、ビフカツ、ステーキ、オムライスといった王道メニューが豊富で、その組み合わせ定食も揃っています。ビールももちろんあります。でも、丼物が4種類ほどと、冷奴などの居酒屋系一品メニューもあります。ラブリーといえばラブリーですし何か経緯があるのでしょうが、洋食屋の矜持としてはあえて勇気をもって捨ててもらいたいところです。ちなみに店主はホテルのシェフ出身でして『菊水』は開店40年以上だとか。

付け合せは量的に手抜きがありません。きゅうり、レタス、ふんだんなキャベツの千切りにトマト、スパゲティが添えられています。ただ、トマトが芸術的なほど薄く切ってあることと、レタスの鮮度が若干落ちているように思えること(これは土曜に仕入れがないという特性かも)が、致命的ではありませんが、洋食小僧の珍のハードルの高さからいうと、残念ながらややマイナスです。

さらにお皿が深めのすり鉢様でして、これは盛りがたくさんに見える視覚効果もありますけど、野菜から出る水分が集中的に底へ溜まるため、食事の終盤にはデミグラス・ソースが水くさくなるという痛いマイナス要素が生じます。これはもったいないですね。思い起こしてください。洋食屋さんのお皿は鉄板でなくても、平たい皿が多いはずです。
(つづく)

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