町の様子は、
オホツク海側のほうが
楽しいと思うんですが。
石については、
日本海側のほうが
面白いのが出るなぁと。
オホツク海側の、
前にちょっと触れた
消えた地名「ブタウス」
の海岸で以前取ってきた
浜の砂や石があるので、
ちょっとお目にかけましょう。
ニッコニコな奴がいたので
撮ってみた(笑
その下の白いのは
たぶん深成岩の長石の部分。
反時計回りに、
砂岩、
輝緑岩(この辺の岩盤)、
その上2個もたぶん。
右の黒いのは頁岩かな。
その上のゴマシオは
よく分からないけど、
この辺は片岩
(頭のフケみたいに
ギラギラしてる岩)
も、たまにあるので、
黒雲母片岩かしら。
残りは堆積岩(砂岩)っぽいの。
そんな、
教科書的なものは
いっぱいあるけど、
イレギュラーってか、
変成岩類が
ほとんどないのです。
石拾いって変成岩目当て
だと思う。
まあ、ね。
黒いのは蛇紋岩かもしれない。
ここらは昔、
石灰岩をとってたので、
それと、玄武岩質の溶岩が
そこらじゅうにあるから、
蛇紋岩はいっぱいある。
あと高圧変成岩はある。
さっきの片岩とか、
あと緑色したのは
普通にあるわ。
だけど、
そこにあってもいい、
なんだこれ?な鉱物がない。
メノウとか翡翠とか
貝化石とか琥珀とか豆炭とか
そういうのも
お目にかからない。
どこにでもあるはずの
浜砂金とかも。
探しかたが素人だからねぇ……
取る時間はなんとか。
でも探す時間なんてないさ。
あゝ僕も
どっかの地質屋にでも
就職すればよかったなぁ
(遠い目
でも形が面白いのは
いくらかあるわ。
名前忘れたけど、
盆栽ならぬ
石の景色を楽しむやつで、
ここらはけっこう有名
なのだとか。
お餅の話したあとなので、
ヨモギ饅頭みたいな(笑
拾ったときは、
なんだか陽が透けて見えた
ように思って、
すわ!
なんちゃって翡翠か?!
(お上品な名前で言えば
日高翡翠の類かと)。
改めて見れば、
色の変化が全然
分かんない(笑
やっぱ透過光じゃないと
だめだわ。でもたぶん、
このポテトっぽくて、
濃い緑のガラス光沢で、
割れ目がハッキリ見えるから、
輝石の類いかなと。
はんれい岩とかの
成れの果てみたいで
( ・ε・)チェッ
そんななかで、
唯一、なんだこれ?
一部を磨いてるので、
実際より光沢があります。
帰り道で拾った、
どこから転がってきたのか
分かんない石ですけども。
赤色がとんじゃったので、
よく分からない写真ですが。
下から上へ2本、
赤い筋が通ってます。
その左側は
砕けたような荒い粒だけど、
右はもう粒が見えない。
全体としては、
溶岩が急に冷えつつ
砕けながら
一定方向に流れた感じ。
赤い筋はきっと、
微量の酸素が
溶岩の流れに混じった
んだろう。
荒い粒々も、なんとなく
一列に並んでる感じ。
溶岩が別の石を
捕獲しちゃうこともあるけど、
これは全体としては
この辺の岩盤と同じです。
ただ、あまりにも緑色。
地下深くで潰された石っぽい。
地下深くって……
まだマグマの段階で、
どうやったら急に冷えんの?
水?温泉?
ここらの金をもたらしたろう
温泉で冷えた?
いや、水じゃなくても、
岩で冷える。
ジュラ紀の、
恐竜が歩いてた時に
積もった泥が押し潰されて、
ここらの頁岩になった。
それをメリメリと割って
噴火するわけで。
その火道で冷える。
つまり、
右側が火道の壁側かな。
その壁に引っ張られて
赤い筋が描かれた。
酸素を供給するとすれば、
頁岩よりも石灰岩だろう。
もっと右へ行けば、
温度の問題はあるけど、
蛇紋岩が出来たかしれない。
マグマって時間とともに、
白くなって、
粒が大きくなる。
ナントカ作用っていうの、
もう名前忘れた(笑
左側には5ミリ角の
自形っぽい長石あるので、
割と分化してるかなと。
もう火口は目の前みたいな。
でもそれって、
地下深くないじゃん?
(-'д-)y-~ ワカラン!
と、いう感じで、
日常を忘れさせてくれる。
石の面白さって、
僕はそれだと思うんです。