安全保障が国政の焦点になっています。憲法の明文改憲の問題は中国脅威論を巡って安全保障の問題に由来します。「憲法九条を守れ」などというと「お花畑」「平和ボケ」などと揶揄されます。私は明文改憲を主張する人たちこそ「平和ボケ」だと思います。 . . . 本文を読む
・死滅せし海苔のたぐひの漂はん干潟の沖は日をたたへゐる「彩紅帖」所収。「浦安周辺」と題する連作の一首。一首でも独立性がある。「短歌が一首でも鑑賞できるように」という作者の矜持だ。都市化が進み荒廃してゆく干潟を詠んだ。「死滅せし海苔のたぐひ」がそれを象徴している。「海藻類と表現せずに、海苔のたぐひ」と表現したのが絶妙だ。 都市化が進む1960年代。批判的な目を通して下の句の美しい表現で締めくくってい . . . 本文を読む