岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

憲法九条外交が最も有効な安全保障だ

2022年09月01日 23時57分58秒 | 政治経済論・メモ
安全保障が国政の焦点になっています。憲法の明文改憲の問題は中国脅威論を巡って安全保障の問題に由来します。「憲法九条を守れ」などというと「お花畑」「平和ボケ」などと揶揄されます。私は明文改憲を主張する人たちこそ「平和ボケ」だと思います。 . . . 本文を読む

干潟の日の歌:尾崎左永子の短歌

2022年09月01日 17時53分59秒 | 尾崎左永子(長澤一作・川島喜代詩)の短歌を読む
・死滅せし海苔のたぐひの漂はん干潟の沖は日をたたへゐる「彩紅帖」所収。「浦安周辺」と題する連作の一首。一首でも独立性がある。「短歌が一首でも鑑賞できるように」という作者の矜持だ。都市化が進み荒廃してゆく干潟を詠んだ。「死滅せし海苔のたぐひ」がそれを象徴している。「海藻類と表現せずに、海苔のたぐひ」と表現したのが絶妙だ。 都市化が進む1960年代。批判的な目を通して下の句の美しい表現で締めくくってい . . . 本文を読む