オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

人は何のために生きるのか

2024年03月14日 | Weblog
日本国民の多くが何のために生きているのかで悩んでいる。

 その悩んでいる人の中のほとんどは、考えても仕方ないと途中であきらめて放置したままで生きている。胡麻化しながら生きているとも言える。本当に真剣に考えだしたら、見つからない答えを見つけようとして、見つからないことに絶望して生きることができなくなる。最悪はこんな自分の人生を悲観して自死に走るかもしれない。自死も一つの逃避であるが、自死で問題が解決する訳ではなく、ただの終焉にしか過ぎない。

何のために生きるかは重要な根源に迫る疑問である。

 誰でも自分の人生の中でこの疑問にぶち当たって真剣に考えた時期があるはずである。私は小学高学年から中学にかけてであった気がする。モヤモヤとした疑問と不安を抱き続けていた記憶がある。そして、結果的には答えが出ないままにそのままあきらめて放置した。考えても仕方ないことでもある。そのあとは、高校受験、大学受験、クラブ活動などに明け暮れて、この疑問は封止され、現在に至っている。時々は思い出すこともあるが、この時以上に本気で真剣に考えることはなくなった。

私としての結論は、何のために生きるかの答えはないのである。

 悩んでいた当時は世界のどこかにこの答えがあると思っていたし、その答えを探していた。時々その答えらしきものを見つけるが、よく考えると違うだろうと思うし、自分の求める答えではないとさらに別の答えを探し続けていたようだ。今考えると、なぜこんなことにご執心だったのかと疑問に思えるが、結局は自分の思い通りにいかない不満が解消できずにそれを解決できる究極の答えがあると思い込んでいたようである。不満はたぶん些細なことであったと思う。

世界のどこにも私自身が何のために生きているかの答えはない。

 答えがなければ自分で作り上げるしかない。答えは個人個人にそれぞれあるのであり、永久不変のものでもないし、その都度変わってゆくものでもある。それを自分で作り出すのである。漠然と考えていても答えは見つからない。自分でぶつかっていってやってみてその答えは向こうからやってくるのである。日々の暮らしの中に何のために生きるのかの答えがちりばめられている。もっと言うと生きているだけで人生の大きな目的を果たしている。

自分で作り出せない人はどうするか?

 自分の周りにあるもので試してみるしかない。他人の考えた人生論はたくさん転がっているし、そこに何のために生きるのか、もしくは生きたのかが著されている。その中で自分に一番合っているものを試してみるのである。ただし、まずは本気で信じて疑わないで全身全霊でやってみることが重要だと思う。そうすると自分と違う部分が見えてくるし、その部分を修正すれば概ね自分が何のために生きているのかの現在の答えだと思う。

人は何のために生きているかで悩んでいる人は、

 経験が少なく世間が狭い人だともいえる。経験を積めばそのたどってきた過去が生きてきた記録であり、その記録そのものが何のために生きたかの証拠でもある。世間が狭い人は、限られた家族や友人・知人の中で生活しているため、そこでの不満が鬱積してしまう。その不満が解消されずに悩むことになる。もっと世界を広げてもっと多くの人達と交流できればその不満が些細なことであると実感でき、悩みは解消すると思う。

日本の国を眺めてみると、

 全体が些細な不満の塊になっている。その不満が解消されずに不信感を持ちやる気を失いあきらめの境地になり積極的に行動する気力を失っているような気がする。やっても仕方ないと思い、やる前からあきらめている状況である。この状況は何としても打開しなければならないが、人格者であるべき政治家が不祥事を起こすことが常態となり、信用が売りの企業が不正を働いて、教育者はサラリーマン化して情熱を失っているし、個人としては働いても働いてもその見返りがないし遣り甲斐が感じられない環境にある。

何のために生きているかをもう一度考え直す必要がある。

 政治家が、企業が、教育者が、そしてそれぞれの個人がそれぞれの立場で何のために生きているのかを真剣に本気で全身全霊で考えてほしいし、その目的のために働いた結果が評価され結果に応じて正当に還元される環境が必要だと思う。政治家が政治倫理審査会などをやらなければならない状態そのものが病的だと思う。大体が、「倫理」を「審査」するなんてできるのだろうか?「倫理」でなく不正に伴う事実を追究して犯罪を立証しなければならないし、不正を行った者は罰せられ、制度に不備があれば改善しなければならない。思い込みの倫理を一方的に強制する正義の味方気取りの道徳先生はいらない。
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