電車の踏切は横暴である。

電車が踏切を通過するとき、

　車も人も否応なく強制的に立ち入り禁止にしてしまう。なおかつ、車両は踏切ではどんな時でも何もなくても一時停止して左右確認を強いられる。そしてこの事は大いなる渋滞の原因を作っている。

まるで電車様の大名行列のようである。

　昔列車が走り始めた頃は踏切の設備もなく、事故防止のため踏切を横断する側が用心するしかなかっただろうが、現在では踏切の設備の安全性が向上して、せめて遮断機が降りていない時は一時停止と左右確認はなくしてもいいのではないかと思う。

いつまでも過去の遺物を振り回すのはやめてもらいたい。

　それとも、未だに時々遮断機の動作が不確実で安心できないと言うのだろうか。そんな技術力で電車を運行させたのでは危なくて乗ってられないし事故だらけになってしまう。日本の鉄道運行は世界に誇る技術力を持っているのではなかろうか。

道路の交差点の信号は青ではそのまま通過できる。

　道路でできることがどうして線路ではできないんだろう。しかも列車は時々一車両しか通過しないのに車はひっきりなし多数が交差しているにも拘らず信号で安全に通過することが日常的に実現している。

どう考えても踏切の扱いはおかしい。

　旧態依然の既得権をそのまま放置していて、何にも見直されていないのではないだろうか。是非見直してもらいたい。遮断機と信号のない踏切は当然ながら一時停止と左右の安全確認はこれまで通り必要だろう。それ以外は信頼できる信号と遮断機を実現して、この狭い日本での劣悪な道路事情を改善して渋滞を緩和してもらいたいものだ。

車も信号のない交差点は一時停止と左右の安全確認は当然やっている。

　そして、優先道路も決まっていて一時停止の標識が定められている。電車様に敬意を表して電車優先だけは与えてもいいと思う。ただし、信号と遮断機は全ての踏切に設置するよう最大の努力をしてもらいたいものである。これで通行人と車と電車が対等の立場になることができる。

全国津々浦々の踏切で、

　無駄な一時停止と左右の安全確認が毎日なされており、一時停止違反で警察に捕まっている膨大な人がいる。取り締まっている警察官も捕まった人も無駄な労力を使っている。無駄だと思っても道路交通法規で決まっているのでいやいや形だけやっている。取り締まる警察官もその必要性をあまり感じていないのではないか？是非前向きに見直してほしいものである。