さて、シリーズ第4弾はパ・リーグの上位3球団の指名をご紹介してシメであります。
★福岡ソフトバンクホークス
1巡目…福田 秀平 (ふくだ・しゅうへい)内野手
右投両打 180cm72kg 東京・多摩大聖ヶ丘高
線は細いがパンチ力は相当なもので、高校通算38本塁打を放っている。体幹の筋肉を鍛えることで、これからまだまだ飛距離を伸ばせる可能性は大きい。しかし、彼の最大の売り物は守備力。バランス感覚に優れ、グラブさばきも柔らかいと評判!
3巡目…伊奈 龍哉 (いな・りゅうや)外野手
右投左打 182cm83kg 滋賀・近江高
中学時代は砲丸投げの選手で日本一3回!高校で砲丸をバットに持ち替えると、その怪力でなんと通算74本塁打を放ち、「近江のゴジラ」の異名がついた。経験が浅いため、まだまだ粗っぽい部分もあるが、伸びる可能性を残しているとも言える。
4巡目…李 秉諺 (リー・ビンエン)内野手
右投右打 174cm85kg 岡山・岡山共生高
台湾出身で、衛星放送で見た甲子園に憧れて留学。台湾プロ野球の二軍監督を務める父譲りの野球センスで通算53本塁打。地肩とスナップの強さを活かしたスローイングも日本人には真似できない。あとは攻守に日本流の細やかさが身に付けば…。
解説
今ドラフトの目玉の一人である大嶺投手(八重山商工高)と相思相愛、一本釣り間違いなし!…と思いきや、まさかのロッテの特攻を食らい、クジ引きも外し…ファンも関係者も唖然呆然。しかし、これも制度ですから仕方のないことです。ここでパッと方針を転換し、指名を全員強打の野手で通したというのはなかなか面白いですね。しかも、両打ち、左打ち、右打ちとバラエティに富んでいます。これには王監督の意向が強く働いているそうで、城島(マリナーズ)、井口(ホワイトソックス)、小久保(巨人)の流出などもあって近年小粒化しつつある打線を再び強化したいという願いが込められているのでしょう。一部では、福田はロッテも獲得を検討していたということもあって「報復指名だ!」なんて言われていますが、子供のケンカじゃあるまいしね(笑)。ちゃんと補強ポイントに沿った、いい指名だと思いますよ。
★西武ライオンズ
1巡目…木村 文和 (きむら・ふみかず)投手
右投右打 182cm80kg 埼玉・埼玉栄高
常時140キロ台、MAX148キロをマークする快速球にスライダーとフォーク。下半身の使い方を覚えれば150キロも夢ではない。また、50m5秒8の俊足とシャープなスイングで長打を量産する打撃も捨てがたい。本人はあくまで投手志望だそうだが。
3巡目…朱 大衛 (しゅ・だいえい)投手
右投右打 183cm80kg 愛知・中部大一高
中国・上海出身。11歳で来日し、12歳から野球を始める。スポーツ万能で、野球が一番下手だとか(爆)。しかし、吸収力、飲み込みの速さが素晴らしく、ものになった時が楽しみな逸材。将来は、上海に帰って野球の指導者になるのが夢だと語る。
解説
若手とベテランのバランスがかなりいい感じになってきた近年のライオンズ。今年に関しては、あまりガツガツと高校生を獲りに行く必要性も薄く、1巡目で増渕投手(鷲宮高)をクジ引きで外すと、木村、朱といった身体能力の高い素材型投手の指名に徹しました。この二人に共通しているのは「打者としての評価も非常に高い」ということ。木村は高校通算32本塁打のパワーがあり、「打席でのタイミングの取り方が実にうまい」と中日・中田スカウト部長が絶賛。また、朱も高校で初めて練習に参加した際のバッティングで、バスターでライトへホームランをぶち込んで周囲を唖然とさせたとか。もともとライオンズは若手の強打者が育ちやすい土壌であり、投手で育てば万々歳だけれど、いざとなれば野手転向…という計算があっての指名かも知れません。育成に自信があるから、こういう指名も可能なんですねー。
★北海道日本ハムファイターズ
1巡目…吉川 光夫 (よしかわ・みつお)投手
左投左打 177cm73kg 広島・広陵高
高校生の左投手の指名候補が少なかった中、貴重な存在。常時140キロ台の出る直球に加え、ブレーキの効いたカーブはプロでも使えそうないい変化球だ。長身ではない割に球筋に角度があるのもプラス要素。あとは制球力の向上が進化へのカギ。
3巡目…植村 祐介 (うえむら・ゆうすけ)投手
右投右打 180cm80kg 北海道・北照高
地肩が強く、腕を強く振って投げられるのがこの投手の良いところ。MAX147キロの速球に加え、新しく覚えたシンカーは打者の手元でスッと沈み、特に左打者攻略に有効だ。打者としては、超高校級のヘッドスピードで豪快に球を叩けるのが魅力。
4巡目…ダース・ローマシュ匡 (ダース・ローマシュたすく)
右投右打 190cm79kg 岡山・関西高
インド人の父と日本人の母を持つハーフ。長身から繰り出すMAX148キロの速球と高速スライダーが大きな武器だ。肩の故障のため、高校生活後半は思うような投球ができずに苦しんだが、この経験も将来へのプラス要素に変えていきたいところだ。
解説
う~ん、返す返すも田中投手(駒大苫小牧高)をクジ引きで獲れなかったのは悔しいでしょうね。おかげで、例年になく地味~なイメージのドラフトになってしまった感じがします。獲得を目指していた、左のスラッガー・伊奈外野手(近江高)もソフトバンクに獲られてしまいましたし…。しかし、1巡目の吉川はスケールの大きい貴重な左腕投手として期待したいところですし、3巡目の植村は南北海道地区で田中のライバル的存在だった本格派右腕。4巡目のダースは、ヒルマン監督(アメリカ人)やダルビッシュ投手(イラン人と日本人のハーフ)、陽内野手(台湾人)などといったあらゆる国の面々が集う「多国籍軍」ファイターズに指名されるべくしてされたような選手です(爆)。どの選手も大成に時間のかかりそうなタイプではありますが、若手育成には定評のあるチームだけに、長い目で見守っていきたいですね。
★福岡ソフトバンクホークス
1巡目…福田 秀平 (ふくだ・しゅうへい)内野手
右投両打 180cm72kg 東京・多摩大聖ヶ丘高
線は細いがパンチ力は相当なもので、高校通算38本塁打を放っている。体幹の筋肉を鍛えることで、これからまだまだ飛距離を伸ばせる可能性は大きい。しかし、彼の最大の売り物は守備力。バランス感覚に優れ、グラブさばきも柔らかいと評判!
3巡目…伊奈 龍哉 (いな・りゅうや)外野手
右投左打 182cm83kg 滋賀・近江高
中学時代は砲丸投げの選手で日本一3回!高校で砲丸をバットに持ち替えると、その怪力でなんと通算74本塁打を放ち、「近江のゴジラ」の異名がついた。経験が浅いため、まだまだ粗っぽい部分もあるが、伸びる可能性を残しているとも言える。
4巡目…李 秉諺 (リー・ビンエン)内野手
右投右打 174cm85kg 岡山・岡山共生高
台湾出身で、衛星放送で見た甲子園に憧れて留学。台湾プロ野球の二軍監督を務める父譲りの野球センスで通算53本塁打。地肩とスナップの強さを活かしたスローイングも日本人には真似できない。あとは攻守に日本流の細やかさが身に付けば…。
解説
今ドラフトの目玉の一人である大嶺投手(八重山商工高)と相思相愛、一本釣り間違いなし!…と思いきや、まさかのロッテの特攻を食らい、クジ引きも外し…ファンも関係者も唖然呆然。しかし、これも制度ですから仕方のないことです。ここでパッと方針を転換し、指名を全員強打の野手で通したというのはなかなか面白いですね。しかも、両打ち、左打ち、右打ちとバラエティに富んでいます。これには王監督の意向が強く働いているそうで、城島(マリナーズ)、井口(ホワイトソックス)、小久保(巨人)の流出などもあって近年小粒化しつつある打線を再び強化したいという願いが込められているのでしょう。一部では、福田はロッテも獲得を検討していたということもあって「報復指名だ!」なんて言われていますが、子供のケンカじゃあるまいしね(笑)。ちゃんと補強ポイントに沿った、いい指名だと思いますよ。
★西武ライオンズ
1巡目…木村 文和 (きむら・ふみかず)投手
右投右打 182cm80kg 埼玉・埼玉栄高
常時140キロ台、MAX148キロをマークする快速球にスライダーとフォーク。下半身の使い方を覚えれば150キロも夢ではない。また、50m5秒8の俊足とシャープなスイングで長打を量産する打撃も捨てがたい。本人はあくまで投手志望だそうだが。
3巡目…朱 大衛 (しゅ・だいえい)投手
右投右打 183cm80kg 愛知・中部大一高
中国・上海出身。11歳で来日し、12歳から野球を始める。スポーツ万能で、野球が一番下手だとか(爆)。しかし、吸収力、飲み込みの速さが素晴らしく、ものになった時が楽しみな逸材。将来は、上海に帰って野球の指導者になるのが夢だと語る。
解説
若手とベテランのバランスがかなりいい感じになってきた近年のライオンズ。今年に関しては、あまりガツガツと高校生を獲りに行く必要性も薄く、1巡目で増渕投手(鷲宮高)をクジ引きで外すと、木村、朱といった身体能力の高い素材型投手の指名に徹しました。この二人に共通しているのは「打者としての評価も非常に高い」ということ。木村は高校通算32本塁打のパワーがあり、「打席でのタイミングの取り方が実にうまい」と中日・中田スカウト部長が絶賛。また、朱も高校で初めて練習に参加した際のバッティングで、バスターでライトへホームランをぶち込んで周囲を唖然とさせたとか。もともとライオンズは若手の強打者が育ちやすい土壌であり、投手で育てば万々歳だけれど、いざとなれば野手転向…という計算があっての指名かも知れません。育成に自信があるから、こういう指名も可能なんですねー。
★北海道日本ハムファイターズ
1巡目…吉川 光夫 (よしかわ・みつお)投手
左投左打 177cm73kg 広島・広陵高
高校生の左投手の指名候補が少なかった中、貴重な存在。常時140キロ台の出る直球に加え、ブレーキの効いたカーブはプロでも使えそうないい変化球だ。長身ではない割に球筋に角度があるのもプラス要素。あとは制球力の向上が進化へのカギ。
3巡目…植村 祐介 (うえむら・ゆうすけ)投手
右投右打 180cm80kg 北海道・北照高
地肩が強く、腕を強く振って投げられるのがこの投手の良いところ。MAX147キロの速球に加え、新しく覚えたシンカーは打者の手元でスッと沈み、特に左打者攻略に有効だ。打者としては、超高校級のヘッドスピードで豪快に球を叩けるのが魅力。
4巡目…ダース・ローマシュ匡 (ダース・ローマシュたすく)
右投右打 190cm79kg 岡山・関西高
インド人の父と日本人の母を持つハーフ。長身から繰り出すMAX148キロの速球と高速スライダーが大きな武器だ。肩の故障のため、高校生活後半は思うような投球ができずに苦しんだが、この経験も将来へのプラス要素に変えていきたいところだ。
解説
う~ん、返す返すも田中投手(駒大苫小牧高)をクジ引きで獲れなかったのは悔しいでしょうね。おかげで、例年になく地味~なイメージのドラフトになってしまった感じがします。獲得を目指していた、左のスラッガー・伊奈外野手(近江高)もソフトバンクに獲られてしまいましたし…。しかし、1巡目の吉川はスケールの大きい貴重な左腕投手として期待したいところですし、3巡目の植村は南北海道地区で田中のライバル的存在だった本格派右腕。4巡目のダースは、ヒルマン監督(アメリカ人)やダルビッシュ投手(イラン人と日本人のハーフ)、陽内野手(台湾人)などといったあらゆる国の面々が集う「多国籍軍」ファイターズに指名されるべくしてされたような選手です(爆)。どの選手も大成に時間のかかりそうなタイプではありますが、若手育成には定評のあるチームだけに、長い目で見守っていきたいですね。
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