土曜の夜、あきけんから電話がかかってきた。
あきけん(以下「あ」)「明日さ、ウエちゃん来てくれる?」
うえぽん(以下「う」)「おうさ、行くともさ」
あ「じゃあ、お願いがあるんだけど…」
う「一緒に舞台に出てくれってのは断る!」
あ「そうじゃなくて、本番前にネタ見てもらって、アドバイスとか欲しいんだよね…」
う「オレ、どんなつまらないギャグでも笑っちゃうから、あんまり参考にならんよ…」
あ「それでもいい。とにかく見て欲しいんだよ~」
というわけで、日曜朝9時に私は新宿駅東口にいた。そこへ現れたあきけん。数年ぶりに見た彼は江頭2:50二世と化していた…(爆)。あきけんの相方であるしまうま氏、私とともにあきけんのデビューを見させられる羽目になったニャンコ嬢とも合流し、まずは会場の下見である。新宿駅のそばとは言っても、西武新宿駅の横だ(JR新宿駅と西武新宿駅は微妙に離れてます)。
で、目の前に現れたのが前日も書いたあの会場。
あ「何か、帰りたくなってきた…」
あきけんとしまうま氏の顔に、ショックを受けたちびまる子ちゃんのような縦線がみるみる刻まれていったのを私は見逃さなかった。
とりあえず場所の確認はできたということで、カラオケボックスでネタ見せである。しかし、これがまたコントをやるにはあまりにも狭すぎる部屋。しかも、あきけんはコントの小道具(自転車のハンドル)を忘れてきていることにここで気が付いた。もはやテンションはどん底である。しかし、やらねばならぬ「あきもとけいたろう」(コンビ名。二人の本名を合成して作ったという)。ネタを見ながら時間を計る。「3分程度」という制約があったからだ。しまうま氏は割と落ち着いているのだが、あきけんは正直焦っている。小道具を忘れたためにシナリオをほんの少し書き換えたのだが、しどろもどろ…意外とアドリブが利かない男である。あまつさえ、部屋のポスターを剥がして代わりにしようかとか言い出す始末。表舞台に出る前に窃盗で捕まるぞ、あきけん。
おまけに、突然のデビュー宣言だったから、舞台に出るための声の出し方の訓練がなされておらず、滑舌も悪い。焦ってしゃべるからカミカミだし、発音も不明瞭になってしまっている。時間ギリギリまで練習につき合ったが、こんなんで大丈夫なのかあきけん!?
今回のライブは「新人お笑い地獄大会」といい、7組が登場するという(そのうち1組は司会)。その中で「面白い!」と認められた芸人は、午後2時からの「笑ギャラリー」というライブにも出場出来るんだそうな。いわゆる前座&オーディションみたいなものだ。ただ、誰がそれを審査するのかは最後まで謎のままだった。
「あきもと~」の二人は準備のため先に会場入りし、私とニャンコ嬢は開場時間(11時15分)になったら再合流しようということで一旦別れた。そして、開場時間が近付き、再び現場に戻ると、カエルの帽子をかぶってシャツ&ネクタイにトランクス姿のあきけんと、でかでかと「萌え」の字が入ったTシャツ&短パン姿のしまうま氏が準備をしていた。関係者でなければ、目だって合わせたくないところである(笑)。
ニャンコ嬢と共に会場に入ると、客は皆無だった。このまま我々だけしか客がいなったらどうするのか。新人ばかりのライブだから、正直大した笑いは期待出来まい。やる方も地獄だろうが、見る方だって地獄である。「困ったね…」と二人で囁き合っていると、後から客がそれなりに入って、一応ライブとしての体裁は整った。しかし、どうやら参加者の関係者らしい。ある意味、客全員サクラですよ、サクラ!
こうしてライブは始まったが、肝心の「あきもと~」のコント「職務質問」の出来は正直わからない。ネタは既にカラオケボックスで何度も見た後だったし、あきけんが噛んだりセリフを飛ばしたりしないかが心配で、それどころではなかったのだ(しまうま氏は安定感があって全く心配していなかった)。ただ、笑い声は聞こえたので、それなりではあったのだろう。
結局、午後のライブに呼ばれたのは「あきもと~」ではなく「イチカバチカ」という女性二人のコンビだった。で、その片方のおねえさんがどこかで見た顔だなぁ~と思ったら、「王様のブランチ」とかに出ていた友田安紀じゃねーか!もう片方も「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして活躍中の宮地眞理子…お笑いとしては駆け出しだが(昨年M-1グランプリに出て1回戦敗退だそうな)、芸歴のキャリアじゃ桁違い。いくら「あきもと~」がデビュー戦とは言え、勝てんわ!
トップの写真は、すっかり打ちひしがれて、コントで使った帽子をかぶったままやけ酒…ならぬ、やけオレンジジュースを呷るあきけん。水曜日には別の相方とまたお笑いライブに出るらしい。あきけんは「また来てくれ!」と言っていたが、私は今から胃が痛い。
※今日掲載を予定していた野球観戦記(東京ヤクルト-千葉ロッテ戦)は、明日に回させていただきます…スンマセン。
あきけん(以下「あ」)「明日さ、ウエちゃん来てくれる?」
うえぽん(以下「う」)「おうさ、行くともさ」
あ「じゃあ、お願いがあるんだけど…」
う「一緒に舞台に出てくれってのは断る!」
あ「そうじゃなくて、本番前にネタ見てもらって、アドバイスとか欲しいんだよね…」
う「オレ、どんなつまらないギャグでも笑っちゃうから、あんまり参考にならんよ…」
あ「それでもいい。とにかく見て欲しいんだよ~」
というわけで、日曜朝9時に私は新宿駅東口にいた。そこへ現れたあきけん。数年ぶりに見た彼は江頭2:50二世と化していた…(爆)。あきけんの相方であるしまうま氏、私とともにあきけんのデビューを見させられる羽目になったニャンコ嬢とも合流し、まずは会場の下見である。新宿駅のそばとは言っても、西武新宿駅の横だ(JR新宿駅と西武新宿駅は微妙に離れてます)。
で、目の前に現れたのが前日も書いたあの会場。
あ「何か、帰りたくなってきた…」
あきけんとしまうま氏の顔に、ショックを受けたちびまる子ちゃんのような縦線がみるみる刻まれていったのを私は見逃さなかった。
とりあえず場所の確認はできたということで、カラオケボックスでネタ見せである。しかし、これがまたコントをやるにはあまりにも狭すぎる部屋。しかも、あきけんはコントの小道具(自転車のハンドル)を忘れてきていることにここで気が付いた。もはやテンションはどん底である。しかし、やらねばならぬ「あきもとけいたろう」(コンビ名。二人の本名を合成して作ったという)。ネタを見ながら時間を計る。「3分程度」という制約があったからだ。しまうま氏は割と落ち着いているのだが、あきけんは正直焦っている。小道具を忘れたためにシナリオをほんの少し書き換えたのだが、しどろもどろ…意外とアドリブが利かない男である。あまつさえ、部屋のポスターを剥がして代わりにしようかとか言い出す始末。表舞台に出る前に窃盗で捕まるぞ、あきけん。
おまけに、突然のデビュー宣言だったから、舞台に出るための声の出し方の訓練がなされておらず、滑舌も悪い。焦ってしゃべるからカミカミだし、発音も不明瞭になってしまっている。時間ギリギリまで練習につき合ったが、こんなんで大丈夫なのかあきけん!?
今回のライブは「新人お笑い地獄大会」といい、7組が登場するという(そのうち1組は司会)。その中で「面白い!」と認められた芸人は、午後2時からの「笑ギャラリー」というライブにも出場出来るんだそうな。いわゆる前座&オーディションみたいなものだ。ただ、誰がそれを審査するのかは最後まで謎のままだった。
「あきもと~」の二人は準備のため先に会場入りし、私とニャンコ嬢は開場時間(11時15分)になったら再合流しようということで一旦別れた。そして、開場時間が近付き、再び現場に戻ると、カエルの帽子をかぶってシャツ&ネクタイにトランクス姿のあきけんと、でかでかと「萌え」の字が入ったTシャツ&短パン姿のしまうま氏が準備をしていた。関係者でなければ、目だって合わせたくないところである(笑)。
ニャンコ嬢と共に会場に入ると、客は皆無だった。このまま我々だけしか客がいなったらどうするのか。新人ばかりのライブだから、正直大した笑いは期待出来まい。やる方も地獄だろうが、見る方だって地獄である。「困ったね…」と二人で囁き合っていると、後から客がそれなりに入って、一応ライブとしての体裁は整った。しかし、どうやら参加者の関係者らしい。ある意味、客全員サクラですよ、サクラ!
こうしてライブは始まったが、肝心の「あきもと~」のコント「職務質問」の出来は正直わからない。ネタは既にカラオケボックスで何度も見た後だったし、あきけんが噛んだりセリフを飛ばしたりしないかが心配で、それどころではなかったのだ(しまうま氏は安定感があって全く心配していなかった)。ただ、笑い声は聞こえたので、それなりではあったのだろう。
結局、午後のライブに呼ばれたのは「あきもと~」ではなく「イチカバチカ」という女性二人のコンビだった。で、その片方のおねえさんがどこかで見た顔だなぁ~と思ったら、「王様のブランチ」とかに出ていた友田安紀じゃねーか!もう片方も「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして活躍中の宮地眞理子…お笑いとしては駆け出しだが(昨年M-1グランプリに出て1回戦敗退だそうな)、芸歴のキャリアじゃ桁違い。いくら「あきもと~」がデビュー戦とは言え、勝てんわ!
トップの写真は、すっかり打ちひしがれて、コントで使った帽子をかぶったままやけ酒…ならぬ、やけオレンジジュースを呷るあきけん。水曜日には別の相方とまたお笑いライブに出るらしい。あきけんは「また来てくれ!」と言っていたが、私は今から胃が痛い。
※今日掲載を予定していた野球観戦記(東京ヤクルト-千葉ロッテ戦)は、明日に回させていただきます…スンマセン。
あきけん写真ナイスですねえ~。
ネタ見せコントに来た客はみんなサクラ間違いないっすよ。
だって、この大会はどこにも好評されていないみたいやし。
植ちゃん、、、結果は悪くても、自分が満足して楽しめれば、オールOKっすよ。。
水曜のコント、胃を壊しながら観にきてくださいな♪
見れば見るほどおかしみと哀しみがあふれ出る写真だねぇ。
>植ちゃん、、、結果は悪くても、自分が満足して楽しめれば、オールOKっすよ。。
そういうセリフはもっとうまくなってから吐きやがれッ(笑)。
>水曜のコント、胃を壊しながら観にきてくださいな♪
早いとこ、場所とかの連絡下さい…。
あのオネーチャン2人組って、元々タレント
だったのね。それじゃー受かるよー。
明日のお笑いライブの詳細教えときますね。
日時:2006.6.21(水) 19:00開演
場所:新宿バイタス
http://vitus.main.jp/
JR新宿駅西口から歩いて10分くらいの場所です。
http://vitus.main.jp/kaijyoumade.jpg
自分らは「ダブルA」と言うコンビ名で出場します。
ウエゾウさんの素敵な応援待っています。
ぜひぜひご家族・ご友人をお誘いの上、観に来てくださいませませ(笑)
どうりで「新人」の割には妙に慣れてるなぁと思ったんですよね。しかも、宮地さんにいたっては、ちょうどあの日の夜の「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターだったという…そこまでしてる人がなぜお笑いに!?(笑)
あきけん様
いまから寒気がする…(嘘)。