シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

神社歴訪ー78.闘鶏神社

2013-03-20 08:06:36 | 旅行
 白浜から紀伊田辺の駅まで行ってレンタカーを返し、歩いて闘鶏神社へ。この神社は允恭天皇8年(419年)9月、熊野権現(現在の熊野本宮大社)を勧請し、田辺宮と称したのに始まる。白河法皇の時代に熊野三所権現を勧請した。
 その後『平家物語』などによれば、源平合戦の時、熊野別当である湛増は社地の鶏を紅白2色に分けて闘わせ、白の鶏が勝ったことから源氏に味方することを決め、熊野水軍を率いて壇ノ浦へ出陣したという。このことから「闘鶏権現」と呼ばれるようになり、明治の神仏分離の際に鬪雞神社を正式な社名とした。武蔵坊弁慶は湛増の子であると言われており、境内には湛増と弁慶の前で闘鶏を行っている像があり、また弁慶社と言う社もできていた。その他に摂社も多い。参詣後は駅に戻り列車で南部へ。


闘鶏神社入口


境内


湛増と弁慶の前で闘鶏を行っている像


社殿


拝殿正面


奥に本殿


摂社


摂社が並ぶ


ご神木


弁慶社

神社歴訪ー77.潮御岬神社

2013-03-19 07:52:34 | 日記
 南紀旅の3日目、那智から串本へ、本州最南端潮岬の灯台に行ったら、灯台の後ろの方に神社があった、潮御岬神社と言う。小さな神社だが由緒は古いらしい、景行天皇28年御崎の「静之窟」内に少名彦命を勧請したのが始まりで、その後「静之峯」、「潮見の端」へ遷座した。1869年(明治2年)に潮岬灯台建設のため、旧社地「静之峯」に遷座した、ち言うから灯台の守り神なんでしょう。主祭神の少名彦命(すくなびこなのみこと)は大国主命の国作りを助けた小人神で、穀物霊、山丘の創造神。国作りの途中で熊野御崎より常世国に去ってしまったと伝えられる。


潮岬の灯台


潮御岬神社入口


参道


鳥居


石段


境内入口


社殿


御綱柏


拝殿正面


石段途中から



神社歴訪ー76.熊野三所大神社

2013-03-18 08:35:40 | 日記
 那智山から下ってきて、海岸に沿った国道に出たところに補陀落山寺があった。ここは補陀落渡海の住僧を出した寺として知られている、補陀落渡海とは、南の洋上に補陀落浄土を求め死を賭して漕ぎ出す信仰のことで、9世紀から18世紀までの間に20数回が試みられていると言う。
 この補陀落山寺の隣りが神社になっている、昔は補陀落山寺と一体だったが、明治の神仏分離に際して補陀洛山寺から独立した。九十九王子のひとつである浜の宮王子の社跡に建つため、浜の宮大神社(はまのみやおおみわしろ)とも呼ばれる。境内には樹齢800年とも言われる夫婦楠が聳えていた。


熊野三所大神社入口


境内


拝殿


由緒


本殿


本殿


神武天皇頓宮碑


夫婦楠


補陀落山寺


補陀落渡海船


神社歴訪ー75.熊野那智大社

2013-03-17 08:26:11 | 旅行
 那智瀧を出て那智山の奥参道を登り、青岸渡寺の境内から小さい門をくぐって熊野那智大社の境内に入る。入ったところに聳える大楠は、平重盛が参詣の際お手植したものと伝えられている。明治期の神仏分離以前は青岸渡寺と熊野那智大社は一体のものであったが、今は境内は隔てられ、表参道の500段の石段も途中でYの字に別れてそれぞれの境内に達している。ちなみに三重塔は青岸渡寺に属する。
 熊野では古代から那智大瀧を「神」としてあがめ、そこに国づくりの神である「大巳貴命」(大国主命)をまつり、また、親神さまである「夫須美神」(伊弉冉尊)をおまつりしていた。その社殿を、お瀧からほど近く、しかも見晴しのよい現在の社地にお移ししたのは仁徳天皇五年(三一七年)と伝えられている。本殿は東西に六殿が並び「熊野権現造り」の原形そのままのもの、と言う。
 実は10年前に来た時には長い石段を避けて、65歳以上の人にだけ許される道を通り車で境内まで登ってしまった。今回歩いて登れたことで、より有難味が感じられた。


三重塔と那智大瀧


熊野那智大社の境内


社殿


宝物殿


大楠


拝殿正面


本殿の屋根


青岸渡寺と熊野那智大社を隔てる門


表参道(石段)途中の鳥居


表参道の石段

神社歴訪ー74.飛瀧神社(那智瀧)

2013-03-16 07:48:38 | 旅行
 南紀旅の3日目、那智瀧へ直行したら入口の前に1台分だけのスペースがあった、ラッキー。入口から瀧に向かって下り坂、巨木の間を歩きやがて正面に瀧が見えてきた。神武天皇が熊野に上陸した時に、この瀧を神として祀ったところから熊野那智大社の別宮となっている。飛瀧神社の境内には遥拝所(滝見台)と祈願所があるが拝殿も本殿も無い。ご神体の大瀧は落差133m、総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差日本1位。瀧を見てから那智山に登る。


入口


参道


瀧が見えた


鳥居


遥拝所(滝見台)へ


遥拝所(滝見台)から


瀧全景


頂上からは三筋に落ちる


滝壺


祈願所