goo blog サービス終了のお知らせ 

草野大輔の4番は正解

 昨日行われたジャイアンツ対Gイーグルス戦でGイーグルスの野村克也
監督はつながりの悪い打線をいじってきた。
 注目すべきはホームラン打者の山崎武士を3番に、首位打者の草野大輔
を4番に入れ替えてきたのだ。

 私的に‘これは面白い’と思ったのだが、解説者達は‘草野は本来
なら4番タイプではない’
などというコメントが多かった。
 正直言って日本の野球関係者は‘野球入門’などに載っている打線の組み
方のセオリーに拘りすぎるきらいがある。

 3番=好打者&4番=強打者説が主流だがV9のジャイアンツではホーム
ラン打者の王貞治が3番だし、全盛期のライオンズもホームランが多かった
秋山幸二が3番だ。
 他にも三振かホームランかという典型的な打者だったバファローズの
ラルフ・ブライアントもホームランを量産していた時の打順は3番だったでは
ないか。

 MLBではベーブ・ルースの時代から むしろホームラン打者を3番に入れる
ケースの方が多い。
 昨年ボストンが4番を打っていたラミレスがLAに移籍すると2番を打って
いた首位打者のペドロイアを4番に据えた。
 日本的な4番ならデービット・オルティスの方が相応しいのだが、 3番から
動かしてない。 

 考えてみると‘4番にはホームランが要求される’というのは日本ならでは
の理論。
 4番に必要なのは打点で、ホームラン打者というのは意外に好不調の
波が多いケースが多い。

 だから長打はなくても最もランナーを返せる

確率の高い打者こそ4番に相応しい。

 もちろん4番=最強打者という日本ならではの理論は尊重するし、これも
個性である。

 問題なのは1つのセオリーに固執し過ぎる事で、

それこそが日本の野球をつまらなくしている元凶

である。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 歯医者さんの... 名悪役が また... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (捲土重来鷹男)
2009-06-09 01:48:48
四番どうこうより五番が重要でないかと 最近思うのです。

いまいち波に乗れない西武と阪神に着目しました。

金本、中村共に打点 、勝利打点は上位で 申し分ない成績ですが、五番は共に極端に成績が落ちるのですよね。

特に阪神は新井が絶不調ですね。
金本の四球数はリーグで二位ですから、明らかに勝負を避けられてます。

阪神こそ、臨機応変にやればと思うとこなんですがね。
まあ、ブラゼルの加入で打線が繋がりつつありますが。
 
 
 
打点こそ (こうちゃん)
2009-06-09 19:04:28
4番打者の仕事は、どんな条件でも点を稼ぐ事ですよ。 あの落合が4番打者の条件に挙げる程です。例え1点でも勝負を決める時もあれば、試合の流れを変える1点にも成り得ります。どんな場面でも、コースでも、球種でも打てる打者は味方からは頼もしく、敵にはこの上ない脅威になるからです。未だに4番=ホームランだと唱える輩は、失笑の的ですね。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2009-06-09 23:51:19
>捲土重来鷹男様
 それも言えますね。
 5番が打てないと4番が死にますし、9人野球では5番で切れると次は6番からで打順の巡りが悪くなります。
 05年のタイガースは5番の今岡が絶好調でした。
 案外タイガースは新井を4番に、金本を5番に据えた方がつながるかもしれません。

>こうちゃん様
 そう思いますよ。
 松井秀喜がヤンキースで信頼を得ていたのがホームランより打点を稼いでいる事ですからね。
 ちなみに4番=ホームラン説は星○や江○に掛○達
です。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。