鏡京太郎&ゼミ&ラセスタ星人=南夕子

 ウルトラマンエースで合体変身する相方だった南夕子は月の人間で自らの
故郷である月のマグマを食べ尽して文明を滅ぼした超獣ルナチクスを倒す
ために地球に派遣されたというのが劇中で語られていた設定だ。

 生き残っていた者達は冥王星に住んでいるので そこから派遣されたという事
なのだろうが、ならば何歳の時に地球に来たのかという疑問があるしルナチクス
を倒すという使命を果たして月の世界を再建するために帰ったものの次に登場
した時にはウルトラの父と一緒に登場していたので本当に月の世界を再建して
いたのか疑問が残る。

 まぁ突っ込むだけヤボかもしれないが・・・・・

 そんな中で歴史あるウルトラシリーズでは異星から来て地球に住みついた者
達の物語がある。

 他の星からやって来て秘かに地球人になっているというのはウルトラQの
ボスタング偏である宇宙指令M774を思い出す。

 キール星人が地球侵略のために送り込んだボスタングの脅威を警告するのに
ゼミと呼ばれるルパーツ星人が地球に来訪し一条貴世美と名乗って中央図書館
にいたのだが、ボスタングを倒した後に地球に住みついているし‘自分と同じく
地球を守るために宇宙から来て そのまま住みついた者が自分以外にも多くいる’
と言っていた。

 つまり南夕子もルパーツ星人と同じクチかもしれないが、ゼミと違うのは使命を
果たしたら故郷再建のために月に帰らないといけない事。

 とはいえウルトラマンエースに合体変身する1人になるというのは予測が付いた
のだろうか?

 故郷の再建のために帰るといえば同じ時期にOAされていたミラーマンがそう。

 インベーダーの地球侵略を阻止して全滅させた後にゼミのように地球で平凡に
生きようとしていたら父親から‘2次元の世界再建のためにオマエの力が必要’
と言われて父の形見のペンダントを御手洗朝子に渡して2次元の世界に帰って
しまうのだが、順番から見るとエースの方が先になっている。

 またウルトラマンダイナでは‘少年宇宙人’というラセスタ星人偏で星人の子供
達が10歳になったら住んでいる星の人間に同化してしまうし、ラセスタの母星が
失われた場合の盟約を守って仲間とともに新しい母星を見つけなければならない
という話があったが、南夕子の帰還偏を見るとこれを思い出す。

 合体変身する1人が地球を去るというのは ある意味ビッグイベントになるので
平成ウルトラなら何話か前より伏線を張って3話ぐらいかけて盛り上げていくのだ
ろうし、正直言ってヒッポリト星人偏は その後に持って来た方がよかったのでは
と思ってしまう。

 そうすれば南夕子の能力がなくなった事にアジャストできずヒッポリト星人から
敗れてしまうというようにすれば よりインパクトが強くなるのではないかと思ったり
したのだ。

 

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