科学忍者隊ガッチャマンとマイティジャック

　今から50年前の日曜18：00からは科学忍者隊ガッチャマンがOA
されていたのだが、なかなか面白い内容で最終的に2年間にわたり
105話までOAされていた。

　科学忍者隊は国際科学技術庁が謎の秘密結社・ギャラクターに立
ち向かう特殊部隊で大型戦闘機・ゴッドフェニックスに乗り込んで
ギャラクターが差し向ける鉄獣メカと戦うのだが、このコンセプト
を見ていてアニメ版マイティジャックではないかと思った次第。

　マイティジャックも同じフジTV系だったのだが科学忍者隊ガッチ
ャマンが高視聴率で2年続いたのに対し、マイティジャックは低視
聴率で13話で打ち切られ30分ものになったにも拘わらず視聴率は上
がらずに26話で終了という明暗が分かれた形だ。

　両作品ともスパイアクションにSFメカを絡ませるという内容だっ
たがマイティジャックは実写版なのに対しガッチャマンはアニメと
いう違いがあり、特に人間アクションはマイティジャックは通常通
りな一方ガッチャマンは科学忍法竜巻ファイターなど実写では撮れ
ないシーンが度々ある。

　とりあえず両作品は等身大格闘シーンがあるが違うのはガッチャ
マンはバードスーツという強化スーツを着用して戦うのに対して、
生身の人間が生身の相手と戦う展開だからメイン視聴者の子供の目
から見ても地味なものに映ってしまう。

　もっとも大型メカに乗り込んで生身の人間がそのまま戦うという
作品でヒットしたといえば宇宙戦艦ヤマトぐらいで、ヤマトとて最
初のOAの時にはアルプスの少女ハイジの裏番組という事もあって
視聴率的に苦戦しているのを考えると生身の人間でもロボットを操
縦するか強化スーツを着用してアクションするかでなければ子供受
けしなかったのだろう。