城島健司はホークスに縁がなかった

王会長城島獲得失敗に「残念…活躍期待」(日刊スポーツ) - goo ニュース

 シアトルを退団した城島健司が国内復帰して どこに行くのか先週から
話題になっていたのだが、最初に獲得の意志を表明したタイガースに入団
する事になり古巣であるホークス復帰は消滅した。

 福岡在住の私としては残念な話だが、ある意味では仕方ない話だし
今回は縁がなかったと考えた方がいいだろう。

 城島のホークス復帰に対する最大のウィークポイントは高年俸。
 理想的には ここ3年まったく投げてないのに2億円も貰っている元
エースや不治の暴投癖を誇る投手などの年俸を半額以下に
下げたりトレードに出したりすれば穴埋めできるだろう
が、現実的
には難しいだろう。

 城島のシアトル退団が あと1年早ければ06年以降ポスト城島が育って
なかったという事もあり今回よりも迅速に獲得に乗り出したと思うのだが、
皮肉な事に田上という待望のレギュラーキャッチャーが誕生した事も大きい。

 しかもホークスは城島が残り2年の契約期間が残っていたのでMLBで
プレーするものと思っていたようだし、私も ある意味こんなに唐突に退団
するとは思わなかった。

  ただ これまでのMLB帰りの選手の所属チームを見ていると野手でMLB
から復帰したのが新庄と中村紀に井口の3人だが、いずれもMLB入りする
前の所属チームには復帰してない。

 考えてみれば主力選手が流出するとピッチャーはまだしも野手の場合は
そのポジションを精力的に穴埋めする事に力を入れるのは当然だ。
 流出した選手が戻ってくるまで元のポジションを空けて待っているという
のは少なくともプロではない。

 だから古巣に戻るという選択肢はよほどの事がない限り考えない方が
いいだろう。
 確かにキャッチャーというポジションは定着すると心強い。
 とはいえ森昌彦が抜けた後のジャイアンツや野村克也が抜けた後の
ホークス、古田敦也が抜けた後のスワローズなど大黒柱のキャッチャーが
いるという事は彼らの衰え=チームの衰えという事になる。

 そして大黒柱だからよほどの事がないと代わりの育成は難しい。

 ホークスにとっては そういう事態を少なくとも避けられた形になったの
だから、ある意味で城島とは縁がなかったとポジティブに考えて来シーズン
に臨むべきだろう。

 またピッチャー達も
‘城島に受けてもらって育ててもらいたかった’
などという甘い考えではピッチャーとして大成
しないだろう。

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