主題歌の歌詞の傾向がV3から変わった

 1年前に始まった仮面ライダーV3のOP戦え!仮面ライダーV3は
前作・仮面ライダーのOPレッツゴー!ライダーキック同様、作詞
は原作者の石森章太郎が担当していた。

 面白いのがレッツゴー!ライダーキックの歌詞のメインは敵組織
・ショッカーで‘地獄の軍団’や‘悪魔の軍団’などと歌っており、仮面
ライダーの部分はもっぱら‘ライダージャンプ&ライダーキック’と技
の名前がメインだ。

 一方の戦え!仮面ライダーV3では敵組織デストロンの部分は短く
‘敵は地獄のデストロンでしか表現されておらず、もっぱらV3の事を
メインに歌っているのが特徴で’‘父よ、母よ、妹よ’が3番にわたって
歌われており犠牲になった家族の事を想いながら戦うという感じに
なっている。

 この傾向は次作・仮面ライダーXにも引き継がれ‘ストップGODの
悪だくみ’の一部分で、こちらも‘父の叫びは波の音’と自分を助ける
ために改造した父親の事が必ず入っているのが共通点だ。

 そしてV3とXには‘赤い仮面のV3’‘銀の仮面に黒マフラー’と容姿
の事や、‘青い車のV3’‘白いクルーザー雲越えて’など搭乗するマシ
ーンの事を歌っているのも特徴だろう。

 こういった傾向は本職の作詞家ではなく原作者・石森章太郎な
らではの作詞だろうと思うし、ウルトラマンからウルトラマンA
まで作詞した円谷一=東京一氏然りだと思う。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« プロのキャン... 村田諒太よ、... »
 
コメント
 
 
 
原作者なら (こうちゃん)
2023-02-24 12:45:12
自分の作品をあらゆる視点や論点が持ち合わせているから、作品の本質を表現する為にそれが歌詞に表れるのでは?。作詞家はそこまで視点や論点を掘り下げないからかな?。
 
 
 
熱さがいいか、冷静さがいいか (こーじ)
2023-02-24 22:21:52
>こうちゃん様

 想いが熱過ぎて東京一氏のウルトラマンのような‘?’的な歌詞もありますし、冷静に作品世界を捉えた阿久悠氏のウルトラマンタロウやレオの主題歌もありますからそれぞれでしょうね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。